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 一昨日、1月から放送されていた「生誕20周年記念 ビーストウォーズ復活祭への道」の最終話(第13話)が放送・配信され、1クールの放送が終了しました。
 構成・演出を担当した「石ダテコー太郎」さんによれば、この番組は当初、ビーストウォーズ復活祭やマスターピース版コンボイ(ビーストウォーズ)の宣伝だけをする番組として企画されており、それ故に予算は全13話でキュートランスフォーマー1話の半分程度しか無かったそうです。しかしながら、そこに砕けた部分を入れたいという石ダテさんのこだわりに、上坂すみれさんや藤原啓治さんの協力も得られて、あのような形にする事が出来たそうです。
 個人的にはビーストウォーズの振り返りが出来ただけでなく、上坂さん演じるアーシーのフリートークも最初から最後まで(良い意味で)先が読めず、終始楽しく観る事が出来ました。1話あたり5分枠という短い時間でしたが、内容は変形チャレンジの最中に別コーナーを重ねる等、かなり詰め込んだ内容だった為、毎回2回以上繰り返し視聴していました。
 トランスフォーマーの情報番組は、これまで「トランスフォーマー アニメイテッド」や「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」の番組内の一コーナーとして存在していましたが、単独で放送されたのは今回が初めての事でした。今後放送が予定されているトランスフォーマーの情報番組は今のところ有りませんが、このような内容であれば、今後またやっても楽しく観れるのではないかと思います。

 さて、ここから本題。
 今回のレビューは「トランスフォーマーレジェンズ」より、先日e-HOBBYより発送が開始されたばかりの「LGEX デッドロック」を紹介します。
 e-HOBBYの商品紹介でも書かれていますが、デッドロックはここ数年でトランスフォーマーの定番キャラクターの一人になった「ドリフト」の、かつての姿と名前です。ドリフトの初出はアメコミの「ALL HAIL MEGATRON(オール・ハイル・メガトロン)」でしたが、このデッドロックは一昨年から昨年にかけてウェブ小説とトイで展開された「トランスフォーマークラウド」の世界のデッドロックという、まさかのキャラクター設定でした。
(´-`).。oO(確かに小説で活躍はしてたんだけどね…)

関連記事:
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関連リンク:e-HOBBY限定 トランスフォーマーレジェンズ デッドロック(e-HOBBY SHOP)


※画像をクリックすると、元のサイズで表示されます。
※「TFC-A04 オートボット ロードバスター」は、別売りです。


■キャラクター設定
 「デッドロック」は、タカラトミーモールとe-HOBBYのコラボ企画作品である「トランスフォーマークラウド」と、トイとWEBコミックで展開される「トランスフォーマーレジェンズ」に登場するキャラクターです。
 本トイの取扱説明書に掲載されているコミックでは、「SARA」を捕らえて時空を超える力を得た事で、その力を利用してレジェンズ世界にやってきます。

■トイ概要
 このトイはe-HOBBY SHOP限定で販売されました。予約受付期間は2015年10月23日から同年12月4日までで、発送は2016年3月25日に開始されました。価格は5,000円(税別)でした。
 トイの仕様は、2010年に日本で発売された「トランスフォーマー ユナイテッド」の「UN08 オートボットドリフト」(以下「UN08」)の仕様変更品で、本体のカラーリングの変更に加えて一部パーツの変更がなされています。




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 パッケージ表面。
 パッケージはボックス形式で、サイズは縦約17cm×横約15cm×奥行約6cmとなっています。このサイズは「LG18 アルマダスタースクリーム」等、同シリーズの3,000円くらいの価格帯のトイと同じサイズのパッケージです。
 パッケージはウィンドウ部分は無く、代わりにデッドロックの大きなイラストが描かれています。ビークルモードのイラストは本トイの付属コミックも手がけている「若林まこと」さんが担当し、ロボットモードのイラストは今回より本シリーズのパッケージアートを担当する事になったという「佐々木心」さんという方が担当しています。




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 パッケージ裏面。
 ビークル⇔ロボットの完全変形が可能である事や公式サイトへの案内が掲載されているだけでなく、デッドロックの紹介文も掲載されています。




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 パッケージを斜め上から見た写真。
 右側面にはほぼ実寸サイズのトイの写真が掲載されており、左側面には表面に掲載されているイラストと同じイラストが掲載されています。




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 パッケージ底面には、取り扱いや遊び方の注意文が掲載されています。




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 付属している取扱説明書には、パッケージにも使用されているデッドロックのイラストやキャラクター設定も掲載されています。デッドロックの肩書きは「猟兵」という珍しい肩書きとなっています。
 また出張版コミック第EX話も掲載されており、内容はレジェンズ世界にやってきたデッドロックとSARAを中心としたものになっています。




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 ビークルモード。スポーツカーに変形します。
 形状はUW08のビークルモードと同じですが、カラーリングが全面的に変更されており、ブラックの成型色にパープルの塗装やタンポ印刷が施されている事で、ディセプティコン兵士らしいカラーリングとなっています。




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 ビークルモード底面。
 この面はロボットモード時に背部となる為、ロボットモードの後頭部や背中が見えるようになっています。




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 ビークルモードからロボットモードへの変形は、16ステップで行います。大まかな手順は以下の通り。
 ①車体前部を左右に分割して変形し、ドアを開き、フロントウィンドウを上げて胸部にする。(第1~第4ステップ)
 ②左右のドアを変形して、ホルスターにする。(第5~第8ステップ)
 ③機体前部を90°動かして頭部を出し、その後、キャノン砲と左右の主翼をそれぞれ90動かす。(第9~第12ステップ)
 ④車体前部に収納されている腕を出す。(第13~第16ステップ)
 変形機構はUW08と同一です。
 なお、説明書ではビークル→ロボットの手順のみを掲載しており、ロボット→ビークルの変形は、説明書とは逆の手順で行うよう記載しています。




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 ロボットモード前面。全高は約15cmあります。
 ビークルモードのボンネット部分は肩に、運転席部分は胴体に、後部は脚部になります。ビークルモードと同様にブラックとパープルをメインカラーとしていますが、ホワイトの箇所がビークルモードよりも多くなっています。




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 ロボットモード後ろ。
 肩やフクラハギが大きなパーツとなっているのに対して、背中はスッキリとしたデザインになっています。




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 ロボットモードのバストアップ。
 頭部の形状は通常版から変更されていませんが、カラーリングは本トイ独自のものに変更されています。




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 頭頂部中央のクリアーレッド成型の部分はUN08と同様の集光装置で、この部分に光を当てると目を発光させる事が出来ます。




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 ロボットモードの可動箇所はは首、肩、二の腕、肘、手首、股関節、太もも、膝に有り、これらの部分が動きます。
 腰には可動箇所が有りませんが、肩関節の可動箇所は変形機構の関係もあって片方だけで3ヶ所も有り、これを駆使する事で様々なアクションポーズを取る事が出来ます。




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 付属武器一式。
 UN08と同型の刀の他に、「UN16 オートボットブラー」(以下「UN16」)に付属した3つの銃と同型の銃が付属しています。なお、UN08に付属していた2つの脇差しは、本トイには付属していません。
 説明書には、刀は「刀」という名称で記載されていますが、2丁の小さい銃には「レーザーブラスターガン」という名称が付けられており、また長い銃には「ブラスターライフル」という名称が付けられています。近年のトランスフォーマートイでは武器は「武器」という名称でしか記載されていない事が多い為、この名称に関する記載は異例と言えます。




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 レーザーブラスターガンを装備した状態。
 左右の手に持たせる事が出来るだけでなく、腰部のホルスターに収納する事も可能です。




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 ブラスターライフルを装備した状態。
 銃身中央部分にはフォアグリップが有り、展開して両手持ちする事も可能です。




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 ブラスターライフルの銃口付近に、2丁のレーザーブラスターガンを取り付ける事も可能です。




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 刀を持たせた状態。
 刀は全長約13cm、刃の部分だけでも約9cmの非常に長い剣となっています。形状はUN08の刀と同じですが、刀身の「天下無双」のモールドがレッドで塗装されている事により、文字が見やすくなっています。




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 背中の中央部分にはジョイントが有ります。
 このジョイントを引き出す事で、ブラスターライフルや刀を背部にマウント出来るようになります。




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 ブラスターライフルと刀を背部にマウントした状態。
 どちらも地面に対して垂直になる形でマウントされます。ジョイントは一つしか無い為、どちらか一つしかマウントする事が出来ません。




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 説明書には記載されていませんが、ブラスターライフルや刀は、ビークルモード時に車体底面中央部分に取り付ける事も可能になっています。




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 フル装備状態。
 全ての武器を収納・マウントする事は出来ませんが、ブラスターライフルか刀のどちらかを手に持たせれば、全ての武器を装備出来るようになります。




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 ここからは、アクションポーズの一例を紹介。
 1枚目は、レーザーブラスターガンで銃撃するイメージのポーズ。肩関節の可動箇所が充実している為、腕を交差した発射ポーズを取る事も可能になっています。




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 2枚目は、レーザーブラスターガンを取り付けたブラスターライフルで銃撃するイメージでのポーズ。
 肩関節の可動範囲の広さを生かして、ブラスターライフルを両手持ちしたアクションポーズも色々取る事が出来ます。




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 3枚目は、刀を両手持ちして戦うイメージでのポーズ。デッドロックは戦闘時においてはブラスターライフルとレーザーブラスターガンを使って戦っていますが、後述する付属コミックでは一時的に刀を使っています。



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 「TFC-A04 オートボット ロードバスター」と。
 このデッドロックはトランスフォーマークラウドの世界のデッドロックの為、取扱説明書のコミックの中では、ストーリー展開の関係でトランスフォーマークラウドの世界のオートボット戦士達も登場しています。




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 本トイに付属しているコミック。
 ページ数は、表紙と裏表紙を含めて全8ページとなっています。コミックはパッケージのビークルモードのイラストを手がけた若林まことさんが描いており、内容はデッドロックとその仲間のロックダウンの関係や、ロックダウンを殺したグランドスカージとの戦いを描いています。
 コミック内のセリフは日本語と英語が併記されています。このトイは、海外ではTransformers Collectors' Club(以下「TCC」)で限定販売が行われており、これは海外のユーザーに対応する為のものと思われます。




 以上、e-HOBBY限定 LGEX デッドロックでした。

 トイ自体は、カラーリングを除けば「UN08から脇差しをオミットしてUN16の銃を追加した」と言うべき仕様となっており、UN08の「簡単すぎず難しすぎない独特の変形機構」「ヒロイックなプロポーション」「充実している付属武器」の三拍子はそのままに、付属武器の数が増えた事で装備のバリエーションが更に充実しており、単体でも様々な装備やポーズを取って楽しむ事が出来るようになっています。またコミックはトランスフォーマーレジェンズでは定番の説明書内コミックに加えて付属コミックも有る為、キャラクター設定や関連キャラの理解もし易くなっています。
 ただ気にかかったのが、UN08が2,400円くらいで販売されていたのに対し、このトイはその2倍近い価格となっていた点でした。これには生産コストの高騰、付属品の増加、限定品ゆえの生産数の絞り込み、金型の修理が行われた可能性等、複数の理由が考えられます。UN08やその海外版は発売当時に小売店で完売が続出するほどの傑作トイだっただけに、以前よりも入手しづらい価格設定になったのは残念に感じました。
 このトイはトランスフォーマーレジェンズのトイですが、トランスフォーマークラウドの世界のキャラクターの為、トランスフォーマークラウドのトイと組み合わせて楽しむ事も出来ます。また過去に発売された同型のトイと比較して楽しむ事も出来ますが、TCC限定のSHATTERED GLASS DRIFT(以下「SGドリフト」)は悪役というキャラクター設定が共通していながらも付属武器は対照的なので、比較対象としてはSGドリフトが最も楽しめるのではないかと思います。



※上記のリンクは仕様変更元のトイです。