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 4月に突入したので、今回は例によって(笑)、視聴予定の4月放送開始アニメの話をば。
 奈々さんが出演する「うしおととら」(第3クール)、そしてガンダムの(一応)新作である「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」の2本は問答無用で視聴確定。ガンダムユニコーンはOVA版全話視聴済みですが、「機動新世紀ガンダムX」以来20年ぶりのテレビ朝日系列放送のテレビシリーズ版ガンダムという感慨に浸りつつ(笑)、演出等の変更に注目して観ようと思います。
 その他には、今期のいのりん出演作の「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」「Re:ゼロから始める異世界生活」も、とりあえず視聴確定。それと作品的に気になる「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」も視聴確定で。ニンジャスレイヤーは、奈々さんやいのりんが所属するキングレコード(キングアミューズメントクリエイティブ本部)がスポンサーをやっているので、CMでも楽しめそうです。
 前期は色々作業しながら視聴してたアニメが多かったので、今期も視聴確定組以外はとりあえず色々観てみようかと思います。
(´-`).。oO(このすばは予想外に面白かった)

 さて、ここから本題。
 今回のレビューは「マスターピース」シリーズより、2014年12月に発売され、今年2月には再販もされた「MP-22 ウルトラマグナス」を紹介します。
 日本のトランスフォーマーはビーストウォーズ生誕20周年で盛り上がりを見せていますが、実は今年は、このウルトラマグナスも活躍した「トランスフォーマー ザ・ムービー」の全米公開(1986年)から30周年という年でもあります。しかしながら、当時日本での上映は見送られてしまったので、日本であまり取り上げられないのは仕方ない事なのかも知れません…(苦笑)。
 今回のレビューは掲載する写真が思いの外多くなってしまったので前後編に分割しようと思ったのですが、良い分割ポイントが見出せなかったので(笑)、1件の記事で掲載します。その為、記事がいつもの記事よりも長くなっていますので、ご了承を…。


関連記事:
 ・「MP-10 コンボイ」レビュー(後編)(2016年3月12日更新)
 ・「MP-10 コンボイ」レビュー(前編)(2016年3月9日更新)
 ・「LG14 ウルトラマグナス」レビュー(2015年9月30日更新)
 ・Transformers Collectors' Club限定「ULTRA MAMMOTH」レビュー(2013年12月21日更新)
 ・「TA-27 ウルトラマグナス ライト&サウンド」レビュー(再掲載版)(2013年7月30日更新)
 ・e-HOBBY限定「サイバトロン/バトルコマンダー レーザーウルトラマグナス」レビュー(再掲載版)(2013年2月9日更新)
 ・「C-69 サイバトロン/シティーコマンダー ウルトラマグナス(復刻版)」レビュー(再掲載版)(2012年12月10日更新)


※画像をクリックすると、元のサイズで表示されます。
※本記事の画像では、2016年2月に発売された再生産版のトイを使用しています。
※本トイの本体および付属品以外のトイは、全て別売りです。
※本記事の文章内の「アニメ」は、登場作品である「トランスフォーマー ザ・ムービー」「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」です。


■トイ概要
 このトイは、過去のトランスフォーマー作品に登場したキャラクターを現代の最新技術でリメイクする「マスターピース」シリーズのトイの1体として、2014年12月27日にタカラトミーより19,440円(税8%込)で発売されました。トイの仕様は、「トランスフォーマー ザ・ムービー」や「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」等に登場したサイバトロンのシティーコマンダー「ウルトラマグナス」を、現代の最新技術で立体化したものです。
 なお、マスターピース版ウルトラマグナスは2005年3月に「MP-2 ウルトラマグナス」(以下「MP-2」)として一度商品化されていますが、このトイはMP-2の金型を流用せずに完全新規で作られており、実質上の「Ver.2.0」となります。
 このトイは「MP-28 ホットロディマス」の発売に合わせる形で、2016年2月に再販されました。




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 パッケージ表面。
 パッケージのサイズは縦約35cm×横約30cm×奥行約14cmで、本記事掲載時点におけるマスターピースシリーズのトイとしては最大級のサイズです。
 パッケージのレイアウトは、黒い背景にウルトラマグナスのロボットモードとビークルモードの写真が掲載されている、マスターピースシリーズのパッケージでは定番のものです。このトイがマスターピース版ウルトラマグナスの実質的なVer.2.0である事は前述の通りですが、パッケージにはそれに関する記述は一切有りません。




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 パッケージ裏面。
 ウルトラマグナスのキャラクター紹介や本トイに関する解説文や各種ギミックの内容が掲載されている他、トイの実寸大の写真も掲載されています。また、「MP-10 コンボイ」との連動ギミックも紹介されていると共に、握手をしている写真も掲載されています。




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 パッケージを斜め上から見た写真。
 上面には本トイの写真が掲載されていますが、側面には本トイの写真は掲載されていません。




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 パッケージ底面には、セット内容と遊び方の注意事項が掲載されています。




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 取扱説明書は全16ページで、本トイの変形や遊び方の説明の他に、ウルトラマグナスや武器等に関する詳細な解説文も掲載されています。3ページのキャラクター解説文の内容は戦死した後に「レーザーウルトラマグナス」として復活した事等、日本版の設定に基づいたものとなっています。
 裏表紙には「ウルトラマグナスの歴史 HISTORY OF ULTRA MAGNUS」というタイトルの記事が掲載されており、本トイ発売時点までに日本で発売されたウルトラマグナスや、海外で「ULTRA MAGNUS」のトイを紹介しています。また、本トイ発売時点で発売されたマスターピースシリーズのトイも紹介されています。




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 キャラクターカード。
 表面には取扱説明書の表紙イラストと同じイラストが掲載されており、裏面にはテックスペックが掲載されています。
 テックスペックの能力値や記載内容は、1986年に発売された「C-69 サイバトロン/シティーコマンダー ウルトラマグナス」(以下「旧トイ」)のテックスペックやアニメでの活躍等を元に書かれていますが、座右の銘の「一貫性は勝利である(原文:Consistency is victory.)」は、「一貫性こそが勝利を導く」に変更されています。




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 本トイのセット内容一式。
 ウルトラマグナス本体の他に、スーパーブラスターガン、咆哮フェイスパーツ、マトリクス用拳(右・左)、そしてアニメでもメインキャラクターとして活躍した「スパイク」と「ダニエル」のフィギュアが付属しています。




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 ビークルモード。キャリアカーに変形します。
 全長は約40cmで、マスターピースのトイとしては最も長い部類に入ります。MP-2ではキャリアー部分はペーパークラフトとなっていましたが、本トイではペーパークラフトを一切用いずに作られています。キャリアーのデザインは旧トイのデザインを元にしつつも、ミサイルランチャーの位置はアニメのデザインに準拠した位置に変更されています。




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 ビークルモード底面。
 変形機構の関係上、ロボットモードの頭部は底面を向いています。




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 キャリアー部分のミサイルランチャーは動かす事が可能で、これによってミサイルランチャーを旧トイのビークルモードと同じ位置にする事が出来ます。




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 キャリアー後部のハッチは開閉が可能になっており、サイズが合う他のマスターピースシリーズのトイや、「MP-10 コンボイ」(以下「MP-10」)に付属している「ローラー」を搭載する事が可能です。




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 キャリアーの底面を下に倒せば、キャリアー天面に搭載しようとしているイメージでのディスプレイも可能です。




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 キャリアー搭載の一例。
 キャリアーにはマスターピースシリーズ以外のトイでもサイズさえ合えば収納可能で、最大で4台搭載出来ます。




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 キャブとキャリアーは、分離が可能になっています。




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 MP-10のキャブと。
 変形機構は全く異なっていますが、旧トイのキャブはコンボイと同型のトイであった事から、酷似したデザインで作られています。なお、コンテナやキャリアーと接続する部分の構造は異なっている為、本トイのキャリアーをMP-10に取り付けたり、MP-10のコンテナを本トイに取り付ける事はできません。




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 ロボットモードへの変形は、以下の手順で行います。
 ①キャブの後部タイヤを畳み、キャリアー天面中央のスーパーブラスターガンを取り外し、キャリアー天面を左右に分割する。
 ②キャリアー後部を変形して脚にし、分割したキャリアー天面を折り畳む。
 ③キャブを変形し、胸部と背部にする。
 ④キャリアー天面を変形して腕にし、頭部を180°回転して前にスライドさせる。
 なお、説明書ではロボット→ビークルの手順しか記載されておらず、ビークル→ロボットの変形は番号を逆に戻って行うよう記載されています。
 なお、キャブとキャリアーを分離した状態での変形も一応可能ですが、変形途中で接続する必要が有ります。




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 ロボットモード前面。全高は約31.5cmあります。
 MP-2は「MP-1 コンボイ」(以下「MP-1」)のカラーリングを変更しただけのものでしたが、本トイではそのデザインを一切踏襲せず、旧トイの「ラージロボットモード」やアニメのデザインを元に、完全新規金型で立体化しています。
 旧トイでは、アーマーに変形したキャリアーをロボットモードに変形したキャブに被せる形での変形でしたが、本トイでは「キャブとキャリアーが一体で変形する」というアニメの演出を元にした変形機構となっている為、キャブ単体でのロボットモードに変形する事は出来ません。




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 ロボットモード後ろ。
 旧トイでは、背面はロボットに変形したキャブが丸見えとなっていましたが、本トイでは変形機構の変更に伴って、旧トイとは異なる独自のデザインに変更されています。




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 ロボットモードのバストアップ。
 頭部は旧トイのラージロボットモードやアニメのデザインを元に作られています。朗部の両横に有るアンテナはダイキャスト製です。




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 ロボットモードの可動機構は首、肩、二の腕、肘、手首、股関節、膝、足首に有り、これらの部分が動きます。また、手首は人差し指と中指、薬指、小指の3指が一体で動く可動機構が設けられており、これによって武器を手に持たせる事が出来ます。足にはダイキャストパーツが使用されており、ポーズを取った状態で立たせる際の安定化に一役買っています。
 デザインの関係上、腰に可動機構は無く、また肩関節の可動範囲は狭くなっていますが、肩関節は変形機構を生かして横に広げる事で、可動範囲を少し広げる事が出来ます。




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 肩のミサイルは取り外しが可能になっています。旧トイではスプリングによる発射機構が有りましたが、本トイではスプリングによる発射機構は搭載されていません。
 この取り外しはビークルモード時でももちろん可能です。




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 スーパーブラスターガンを持たせた状態。
 手のひらにダボ穴が有り、持たせた状態で固定する事が出来ます。画像では右手に持たせていますが、左手に持たせる事ももちろん可能です。




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 頭部の顔は、咆哮フェイスパーツに交換する事が可能です。
 頭部の前半分を取り外してフェイスパーツを交換し、それを頭部に付け直します。




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 使用しないフェイスパーツは、ロボットモードの背部パネルを開いて取り付け、収納する事が可能です。
 フェイスパーツは最大2個まで取り付けが可能です。




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 前述のフェイスパーツ交換の際に頭部の前半分を取り外すと、中に隠れているコンボイ風の顔が現れます。
 旧トイではロボットモードの頭部にラージロボットモードの頭部を被せる形となっていた為、恐らくはそれを元にデザインされたものと思われます。




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 胸部アーマーは開閉が可能になっており、ここにはMP-10に付属している「マトリクス」や、サイバトロンサテライト限定で配布された同型のマトリクスを収納する事が出来ます。




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 左右の手首をマトリクス用拳に差し替え、マトリクスの両端をマトリクス用拳のミゾに差し込めば、前述のマトリクスを手に持たせる事が出来ます。
 ウルトラマグナス本体のデザインやマトリクスとのサイズ差の関係で、マトリクスは掲げた状態でしか持たせる事が出来ません。




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 スパイクとダニエル。スパイクの全高は約4.5cm、ダニエルの全高は約4cmあります。
 小サイズながらもアニメの設定通りのカラーリングが施されていますが、目や口は造形・塗装のどちらでも再現されていません。




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 スパイクとダニエルの可動箇所は肩、股関節、膝に有り、これらの部分が動きます。
 これらを利用する事で、後述するキャブに座らせる事が可能になっています。




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 MP-10に付属しているスパイクと。
 MP-10付属のスパイクの大きさは、本トイのスパイクとダニエルの中間くらいの大きさです。




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 スパイクとダニエルは、ビークルモードのウルトラマグナスに乗せる事が可能です。
 乗せる際には、一旦キャブのルーフ部分を開きます。




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 説明書には記載されていませんが、スパイクとダニエルはMP-10付属の「ローラー」に乗せる事も可能です。




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 スパイク、ダニエル父子とウルトラマグナス。
 ウルトラマグナス本体のサイズはマスターピースシリーズの中でも最大級のサイズである事もあって、サイズ差は圧倒的です。




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 ここからは、アクションポーズの一例を紹介。
 1枚目は、スーパーブラスターガンで銃撃するイメージのポーズ。腕を横に大きく広げる事は出来ませんが、二の腕の可動機構を生かして前腕を少し横に向ける事で、銃を構えたアクションポーズもカッコ良く取る事が出来ます。




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 2枚目は、マトリクスの力を解放しようとしているイメージでのポーズ。
 「トランスフォーマー ザ・ムービー」では、襲撃してきたデストロン軍団をマトリクスの力で撃退しようとしましたが、ウルトラマグナスにはマトリクスの力を解放する事は出来ませんでした。




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 MP-10のロボットモードと。
 どちらも過去にマスターピースで一度発売されており、この2体はどちらも「Ver.2.0」と言えるトイです。Ver.1.0ではカラーリングが異なる同型のトイでしたが、Ver.2.0では全く異なるデザインになっています。




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 「LG14 ウルトラマグナス」(以下「LG14」)と。
 どちらもウルトラマグナスを現代の技術で立体化したもので、キャブとキャリアーが一体で変形する点も共通していますが、このマスターピース版は初代ウルトラマグナスのデザインや劇中のアクションの再現に重点を置いているのに対し、LG14は他には無い独特のアレンジが施されている他に、「トランスフォーマー アニメイテッド」版のウルトラマグナスより定番となったハンマー装備も可能になっている等、他作品のウルトラマグナスの特徴も取り入れています。




 以上、MP-22 ウルトラマグナスでした。

 2005年に発売されたMP-2はMP-1のカラーリングを変更しただけで手抜き感の有る物でしたが、それから約9年半の時を経て、ようやくアニメのイメージに忠実なマスターピース版ウルトラマグナスが登場しました。アニメのイメージ再現を重視した関係で、キャブ単体でのロボットモードへの変形やキャリアーを移動基地や整備基地に変形出来るギミックはオミットされてしまっており、単体でのトイとしてのプレイバリューは旧トイよりも低くなってしまっています。しかしながら、劇中のイメージ再現においては申し分無い内容ですし、MP-10のマトリクスの保持、収納や、他のスポーツカーに変形するマスターピースシリーズのトイの搭載等、他のマスターピースシリーズのトイとの連動性が強いトイになっています。また、アニメのデザインを重視しつつも一部には旧トイを意識したデザインやギミックも有り、これは旧トイを手に取った事が有る人ならニヤリとするのではないかと思います。
 同じウルトラマグナスのリメイクトイであるLG14と比較すると、本トイがアニメのイメージへの忠実さを目指しているのに対してLG14はオリジナル要素を多分に含んだものとなっており、どちらか1つを購入する際には、重視する点によって選択が異なるのではないかと思います。
 本トイは単体でも十分楽しめますが、前述した他のマスターピースシリーズのトイが有れば、このトイを十二分に楽しむ事が出来るようになります。