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 今回のレビューは「トランスフォーマーレジェンズ」より、「LG60 オーバーロード」を紹介します。
 今年から「毎月15日頃の更新」と決めてたのですが、今月は気が向いたので(笑)、更新を予定より前倒しして、この記事の他にあと1~2件ほど記事を書こうと思います。


※画像をクリックすると、元のサイズで表示されます。
※本トイのセット内容以外のトイ等は、全て別売りです。


■トイ概要
 このトイは、2018年1月27日にタカラトミーより9,180円(税8%込)で発売されました。「トランスフォーマーレジェンズ」シリーズの第60弾トイです。
 トイの仕様は、2017年に海外で「TITANS RETURN(タイタンズリターン)」シリーズの1体として発売された「DREADNAUT & DECEPTICON OVERLORD」(以下「海外版」)の仕様変更品で、カラーリングが本トイ独自のものに変更されている他、一部には新規金型を使用したパーツが採用されています。




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 パッケージ表面。
 パッケージはボックス形式で、サイズは縦約23cm×横約32cm×奥行約9cmとなっています。このサイズは、同シリーズのトイのパッケージとしては大型の部類に入るサイズです。
 表面の大部分はウィンドウになっており、中のトイが見えるようになっています。その下には、本トイの為に描き下ろされた「オーバーロードギガ」と「オーバーロードメガ」のイラストが描かれています。




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 パッケージ裏面。
 本トイの変形・合体で完成する全ての形態が写真と共に掲載されている他、公式サイトへの案内も掲載されています。また、同シリーズの他のトイと同様にキャラクター紹介文も掲載されていますが、文章は非常に短いものとなっています。




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 パッケージを斜め上から見た写真。
 表面のウィンドウは上面まで続いています。左側面には表面に掲載されているイラストと同じイラストが掲載されており、右側面にはヘッドマスターと連動した遊びが出来る事が写真と共に掲載されています。




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 パッケージ底面には、取り扱いや遊び方の注意文が掲載されています。




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 本トイのセット内容一式。
 合体してオーバーロードとなる「ギガタンク」「メガジェット」の他に、ヘッドマスターが2個付属しています。




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 付属している取扱説明書には、パッケージにも使用されているオーバーロードギガとオーバーロードメガのイラストやキャラクター設定が掲載されている他、出張版コミック第60話も掲載されています。




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 ヘッドマスター。
 海外版では「DREADNAUT(ドレッドノート)」という名前のタイタンマスターが1体付属していましたが、本トイではそれが変更されており、新規金型で作られた「ヘッドマスターギガ」と「ヘッドマスターメガ」が付属しています。造形は、1988年に放送された「トランスフォーマー 超神マスターフォース」(以下「超神マスターフォース」において、マスターフォースとなったギガとメガの姿に似せたものとなっています。
 コミックでは、超神マスターフォースの最終話でデビルZの粛清を受けて死亡したギガとメガが、デビルZの力によってレジェンズ世界で蘇った姿で、蘇るに当たってヘッドマスターの能力を得たという設定になっています。




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 ヘッドマスターはの可動箇所は首、肩、股関節、膝に有り、これらの部分が動かせます。
 首と肩にはボールジョイントを採用しており、ある程度であれば首を傾けたり、腕を広げたりすることが可能です。また股関節と膝は脚が左右一体になっている為、片脚だけを動かす事は出来ません。




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 ヘッドマスターのヘッドモード。
 同シリーズの他のヘッドマスターと同様に、脚を胴体側に折り畳む形で変形します。ギガは男性的な顔で真顔の表情になっており、メガは女性的な顔で不敵な笑みを浮かべた表情になっています。




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 ギガタンク。
 デザインは1988年に発売された「D-307 ゴッドマスター オーバーロード」(以下「旧トイ」)のギガタンクを元にしたデザインとなっていますが、旧トイのギガタンクに付属していたミサイルポッドが撤廃される等、デザイン面での若干の変更がなされています。




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 ギガタンク底面。
 3つのタイヤが付いており、転がし走行が可能になっています。




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 ギガタンクの砲塔のハッチは開閉が可能になっており、ここにギガをはじめとしたヘッドマスターを乗せる事が出来ます。




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 ギガタンクの主砲は、取り外しが可能です。
 オーバーロードへの変形・合体は、主砲を取り外した上で行います。




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 ギガタンクの合体準備形態。オーバーロードの下半身に変形します。
 底面に隠れている腰部と太腿を引き出し、砲塔部分を収納し、フロント部分を足に変形して、この形態になります。旧トイでは左右に分割した上で変形を行う変形機構でしたが、本トイではそれが不要な完全変形となっています。




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 メガジェット。
 デザインはギガタンクと同様に旧トイのメガジェットを元にしたデザインとなっていますが、旧トイのメガジェットに付属していた2連装砲が撤廃される等、ギガタンクと同様にデザイン面での若干の変更がなされています。




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 メガジェット底面。
 機首部分にはランディングギアが付いています。




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 メガジェットのキャノピーは開閉が可能になっており、ここにメガをはじめとしたヘッドマスターを乗せる事が出来ます。




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 メガジェットの機首部分は取り外しが可能です。
 説明書では、この取り外した機首部分は、超神マスターフォースで使われていた「メガチャイルド」の名称が使われており、コミックでもそれが使われています。
 オーバーロードへの変形・合体は、機首部分を取り外した上で行います。




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 メガジェットの合体準備形態。オーバーロードの上半身に変形します。
 エンジン部分を変形して腕にし、メガチャイルドを接続していた部分を後方に倒して頭部を出し、その頭部を180°回転します。胸部のパネルはオーバーロードギガにする際には開きますが、オーバーロードメガにする際には閉じたままにします。




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 説明書には記載されていない遊び方ですが、 ギガタンクとメガジェットの天面には複数の小さなピンが有り、これらを使う事で、ヘッドマスターをその部分に立たせる事が出来ます。




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 メガジェットの底面に有るパネルのツメを、ギガタンクの砲塔に有る穴に差し込む事で、長距離移動形態になります。
 この形態はメガジェットでギガタンクを輸送する為の形態ですが、接続はしっかり固定されない為、実際に浮かせて遊ぼうとするとギガタンクが落ちる恐れが有ります。




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 オーバーロードギガ。全高は約26cmあります。
 変形したギガタンクとメガジェットを合体し、メガチャイルドを左肩に取り付け、ヘッドモードに変形したギガを合体(ヘッドオン)させる事で、この形態になります。
 このオーバーロードギガは旧トイのオーバーロードを元にしたデザインとなっており、全体的に旧トイよりも整ったプロポーションになっています。また、旧トイの腹部に有った「超魂ボルトマッシャー」や「超魂デーモンブラスト」は、ディテールがデザインされているものの、ギミックはオミットされています。
 海外版とはカラーリングが異なっている他、頭部と胸部が新規金型を使用したパーツに変更されています。足は変形機構が海外版とは異なる変形をするよう指示されており、ヒール状の形状になります。これによって、脚部は海外版よりも少し長くなっていますが、足の変形箇所にはロック機構が無い事に加えて接地面積が減っている為、海外版よりも立たせづらくなっています。




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 オーバーロードギガのバストアップ。
 頭部のヘルメット部分と胸部のアイアコーンエンジンのパーツ、そして胸部両横のパネルが、海外版とは異なる新規金型のパーツとなっています。
 頭部は上部を開いてからヘッドオンし、ヘッドオン後に上部を閉じて完成するという、「LG50 シックスショット」と同様の構造になっています。
 胸部は、海外版ではヘッドモードに変形したタイタンマスターを格納出来るようになっていましたが、本トイではその部分にアイアコーンエンジンのディテールが施されたパーツが付いており、これによって海外版よりも旧トイのデザインに近いデザインとなっています。




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 オーバーロードギガの可動箇所は首、肩、二の腕、肘、股関節、太腿、膝、足首に有り、これらの箇所が動きます。
 腕を前に向けようとすると、胸のパネルが腕に干渉します。その為、ポーズに応じてパネルの開き具合を変える必要が有ります。
 足首の関節はヒンジによる可動機構で、脚を大きく開いた状態でもしっかり接地する事が可能になっています。




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 説明書には記載されていない遊び方ですが、脚部は海外版と同型の為、海外版と同じように変形させる事も可能になっています。
 この形にすると脚が約2cm短くなりますが、安定して立たせる事が出来るようになります。




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 背部のパネルを後方に引き出した上で上半身を倒すと、腹部からミサイルポッドが出現します。
 コミックでは、ここから多数のミサイルを発射する「超魂ディスリライブ」という技を使用しています。




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 オーバーロード合体時に取り外したギガタンクの主砲は、そのままの状態でオーバーロードの手に持たせる銃になります。




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 オーバーロードギガのアクションポーズの一例。
 腰の可動機構は無いものの、基本的なアクションポーズは概ね問題無く取る事が出来ます。




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 タカラトミーモール限定の「LG-EX ゴッドジンライ」と。
 旧トイは、同時期に発売された「C-310 ゴッドマスター ゴッドジンライ」と同じくらいのサイズでしたが、本トイは同シリーズの「LG35 スーパージンライ」とほぼ同じサイズとなっている為、スーパージンライが強化合体したこのゴッドジンライとは、大きなボリューム差が生じています。




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 オーバーロードメガ。
 説明書ではオーバーロードギガから変形する形での説明となっており、胸部のパネルを閉じ、左腕のメガチャイルドを背部に取り付け、頭部をギガからメガに交換してこの形態になります。
 この形態は旧トイや海外版には無い、本トイオリジナルの形態です。




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 オーバーロードメガのバストアップ。
 オーバーロードギガとはフェイス部分と胸部が異なっています。




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 オーバーロードメガの可動箇所は、オーバーロードギガと同一です。
 しかしながら、胸のパネルが閉じている為に、パネルの干渉を気にする事無く腕を動かす事が出来ます。




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 オーバーロードメガのアクションポーズの一例。
 オーバーロードギガと同様に、基本的なアクションポーズは概ね問題無く取る事が出来ます。




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 オーバーロードギガとオーバーロードメガ。
 本トイは1セットでオーバーロードギガとオーバーロードメガの両方に変形出来るようになっていますが、2セット有れば、写真のように一緒に並べる事が出来ます。




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 二人のオーバーロードが連携して戦うイメージでディスプレイ。
 コミックでは、二人のオーバーロードが連携攻撃によってスーパージンライを苦しめています。




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 要塞基地モード。
 説明書ではオーバーロードメガから変形する形での説明となっており、脚部をコの字状に変形し、上半身をタワーのような形に変形してこの形態になります。
 旧トイの要塞モードは左右に広がるデザインでしたが、本トイでは旧トイからデザインが大きく変更されてコンパクトに纏まるデザインになっていると共に、パーツの差し替えが無い完全変形になっています。




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 要塞基地モードでは、写真の位置にギガとメガを乗せる事が出来ます。
 また説明書には記載されていない遊び方ですが、ビークルモード時と同様に各部に有る小さいピンにヘッドマスターを取り付けて遊ぶ事も可能になっています。




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 ここからは、本トイのコミックで登場した「オーバーロード・テラ」への変形・合体を紹介します。
 この遊び方は説明書に記載されていない遊び方である事に加えて、一部は若干無理の有る合体機構となっている為、遊ぶ際に発生した破損等については自己責任でお願いします。
 コミックでのオーバーロード・テラを完全再現する為には、本トイ1セットの他に、本トイのギガタンクがもう1個と、海外版のメガジェット1個が必要になります。しかしながら、本トイ2セットでも一応再現は可能です。管理人は海外版を持っていない為、本トイ2セットでこの合体を紹介します。
 合体は、オーバーロードギガからスタートします。オーバーロードギガのメガチャイルドを胸に取り付けてパネルを閉じ、背部のメガチャイルド接続パーツを上に上げ、足を海外版と同じ形に変形します。オーバーロードギガの強化パーツとなるギガタンクはコの字状に変形し、メガジェットはエンジン部分を腕に変形して肘を曲げて武器を取り付けると共に後部中央のパネルを上げ、メガチャイルドを上下逆になるように付け直すと共にピンを出します。




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 オーバーロード・テラ。全高は約31cmあります。
 変形したメガジェットのメガチャイルド底面に有るピンをオーバーロードギガの背中のピン受け穴に差し込み、それをギガタンクの上に乗せて完成します。
 背中のピンとピン受け穴は径に若干の違いが有る為、外れやすくなっています。また脚とギガタンクも接続・固定されません。その為、全体的に不安定で、遊ぶ際には注意を要します。




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 背中の接続が不安定なのは前述の通りなのですが、背中のパネルを少し浮かせると、このパネルがメガチャイルドのランディングギアに干渉するようになり、背中のメガジェットが横に倒れにくくなり、安定性が増します。




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 コミックでの合体方法とは異なる方法ですが、メガジェットのヘルメット部分を格納する部分をオーバーロードギガの頭部にはめ込み、またオーバーロードギガの背部に有るヘルメット部分を格納する部分をメガジェットのヘルメット部分にはめ込む事でも合体が可能です。
 なお、メガジェットのメガチャイルドは前述の取り付け方と同様の取り付け方が出来るだけでなく、背部のメガチャイルド接続パーツに取り付ける事も可能です(写真は後者の方法で取り付けています。
 この方法で合体すると、メガジェットの位置が前述の合体よりも少し上になってしまいますが、オーバーロードギガとメガジェットがしっかり固定されるだけでなく、メガジェットの位置が前述の合体よりも少し後ろになる為に、首の可動範囲が少し広くなります。
 この合体方法は、相互リンクさせて頂いている「またーりといくよ。」の管理人・たごーるさんからツイッターで教えて頂きました。





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 オーバーロード・テラのアクションポーズの一例。
 合体によって頭部と脚の可動範囲が大きく狭まっている為、ポージングの幅も狭められています。




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 「LG-EX ゴッドジンライ」とオーバーロード・テラ。
 オーバーロード・テラに合体すると、ゴッドジンライに近いボリュームになります。




 以上、LG60 オーバーロードでした。

 本トイの仕様は、ここ最近のレジェンズシリーズのトイでは定番の「海外版からのカラーリング変更+一部に新規金型パーツを使用」したものとなっていますが、超神マスターフォースでの設定を元に2体のヘッドマスターが付属しているだけでなく、ヘッドオンした姿はそれぞれ異なるという設定を与えた事で、取れる形態数は海外版よりも増えており、それによってプレイバリューも上がっています。大型トイではありながらも変形機構は割と分かり易いものになっていて、ある程度繰り返し変形させれば覚えられる為、遊び易さの面でも申し分無いと思います。
 残念だった点は足の変形機構です。ヒール状の形状に変形させる事で海外版よりも長く見せる事には成功したものの、それによって立たせづらくなってしまったのは本末転倒だと思いました。この点については海外版と同様の形に変形させる事で解決しますが、爪先部分の付け根に何か簡単なロック機構を付けるだけで解決できたのではないかと思います。
 本トイは単体でも多彩な変形・合体で十分楽しめる為、コミックでの2個買いを奨励するような内容については少し思うところも有るのですが、2個揃えるとオーバーロード・テラへの合体が可能になるだけでなく、二人のオーバーロードを揃える事や、1体のオーバーロードにメガチャイルド2個装備等、遊びの幅を広げる事が可能になりますので、費用面で問題が無ければ試してみても良いのではないかと思います。