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 今回のレビューは、「Transformers Collectors' Club(以下「TCC」)」限定の「RAMJET(ラムジェット)」です。
 2010年に開催された「ボットコン2010」では「トランスフォーマーG2」がテーマとなっており、多数のリメイク版トイが限定販売されました。このラムジェットも「トランスフォーマーG2」シリーズ展開時に海外で販売されたトイのリメイク版で、ボットコン2010の開催から約1年遅れての登場となりました。ラムジェットがこれだけ遅れての登場となったので、「SHATTERED GLASS(シャッタード・グラス)」と同様に、今後も「G2」のキャラクターがTCCやボットコン限定トイで登場し続けるかと思いきや、その様子は無いようですね…(;^ω^)
 今年のTCCクラブストア限定販売トイは、このラムジェットと「CHEETOR(チーター)」が販売されましたが、チーターがこのレビューを書いている時点でも販売中なのに対し、ラムジェットは予約開始から約22時間で限定数量に達して完売するという人気ぶりでした。

 参考:2011年TCC限定トイ(CHEETOR、RAMJET)予約開始からRAMJET完売まで(Togetter)
     ※TCCのツイッターアカウントによるpostをまとめました。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■トイ概要
 このトイは、「Transformers Collectors' Club(トランスフォーマーズ・コレクターズ・クラブ)」のクラブストアで、2011年4月28日午前0時頃(日本時間)より予約受付を開始しました。TCC会員への販売価格は58アメリカドル、非会員への販売価格は98アメリカドルでした。予約受付は4月28日22時56分頃(日本時間)に予定数量に達した事で終了し、トイの発送は6月10日頃より順次開始されました。
 トイの仕様は、「TRANSFORMERS CLASSICS(トランスフォーマー:クラシックス)」版の「RAMJET」(日本では一部仕様を変更して、「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」の「D-04ラムジェット」として販売)をベースに、1993年頃に海外で販売された「TRANSFORMERS GENERATION2(邦題:トランスフォーマーG2)」版の同名キャラクター(以下「1993年版」)のカラーリングに仕様変更したトイとなっています。



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 パッケージアート。ボックスのサイズは縦約19cm×横約19cm×奥行約8.5cmとなっています。
 タイトルロゴは海外版の「トランスフォーマーG2」風のものとなっていますが、表記はTCCやボットコン限定トイを一括りにしたシリーズである「TRANSFORMERS TIMELINES(トランスフォーマー:タイムライン)」となっています。下の部分には、このトイがTCC限定トイである事を示すロゴと、「Adult Collectible(成人向けの収集品)」の記載が有ります。
 なお、このトイの商品名は「RAMJET」となっていますが、TCCクラブストアでの予約受付ページや各種案内では、他のシリーズの同名キャラクターと区別する為に「G2 RAMJET(G2ラムジェット)」と記載されていました。




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 パッケージを斜め上から見た写真。このトイのパッケージは過去にTCCクラブストアで限定販売されたトイと同様の化粧箱形式のパッケージになっています。両側面にはトイの写真とキャラクター名に関する記載が有り、上下それぞれの面にはTCC入会を勧めるメッセージや、TCCの事務所の所在地が記載されています。




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 蓋を取り外した、パッケージの内側。ラムジェット本体は武器も取り付けられた状態で、スポンジの緩衝材で梱包されています。なお、この梱包も過去にTCCクラブストアで販売されたトイと同様の形式です。スポンジの下には説明書とキャラクターカード、そして小さな乾燥剤2個が入っています。




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 内容物一式。ラムジェット本体の他に、キャラクターカードと説明書が入っています。キャラクターカードと説明書はビニール製の袋に一緒に封入された状態で、スポンジの下に入っていました。




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 取扱説明書は、片側1面のみの印刷です。こちらのロゴも「TRANSFORMERS TIMELINES」の記載が有り、このトイの為に作られた説明書となっています。




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 ビークルモード前面。ジェット機に変形します。形状は仕様変更元のトイから変わっていませんが、カラーリングは全面的に変更されています。機体底面にはランディングギア(着陸脚)が4つ有りますが、転がし走行は出来ません。




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 ビークルモード後ろ。




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 ビークルモードを斜め上から見た写真。機体各所に様々な文字等が有りますが、これらは全てタンポ印刷です。




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 ここから4枚は、ビークルモードの機体にプリントされたディテールについて解説。
 機首部分の側面には逆三角と斜め下を向いた矢印、そして「RAMJET」の文字がタンポ印刷されています。これは反対側も同様になっています。
 なお、この印刷部分は、通常は機首の横にあるパーツで少し隠れてしまう為、機首部分を少し上げて撮影しました。




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 機首の両横に有るレッド、イエロー、シルバーの塗装は、1993年版のトイではシールだったものがタンポ印刷に変更されています。
 また、機首のキャノピー部分は1993年版と同様のクリアーブルー成型となっています。



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 主翼には、「トランスフォーマーG2」版のディセプティコンのインシグニア(エンブレム)がタンポ印刷されていますが、1993年版のトイでは、このエンブレムはG2版ではない、定番のディセプティコンのインシグニアのシールとなっていました。
 また、尾翼には「DC」と「002」の文字等がタンポ印刷されています。これも1993年版トイではシールを貼付する形式になっていました。




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 両翼とも、エンジンの前面近辺には「JET INTAKE(ジェットの吸気口)」の記載が有ります。これも1993年版とほぼ同じですが、1993年版は文字のバックの色がレッドでした。




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 ロボットモード前面。全高は約14cmあります。ビークルモードと同様に、カラーリングは1993年版を基にしたものになっています。1993年版は、基になったトイである「D-56 航空兵/ラムジェット」からミサイルの形状も変更されていましたが、このトイではその変更はされていません。




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 ロボットモード後ろ。使われている色は前面に比べると少ない分、肩口の突起部分に有るタンポ印刷が際立っています。




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 ロボットモード頭部周辺。特徴的な頭部先端のトンガリ部分はゴム製です。頭部両横に有るディテールはシールですが、これはトイの生産過程で貼付されたものです。シールのデザインは1993年版に似たものになっています。




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 シールは頭部両横の他に、足の爪先部分にも貼付されています。こちらもトイの生産過程で貼付されたもので、デザインは1993年版に似たものになっています。




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 可動は、頭部(横ロール)、肩、肘、股関節、膝が可動します。可動箇所・範囲はやや少ないですが、様々なポーズが取れます。




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 説明書に記載は有りませんが、両肩に取り付けられているミサイルランチャーは、取り外して手に持たせる事が出来ます。




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 ミサイルランチャーにはスプリングによるミサイル発射機構が有り、赤丸で囲んだ部分のスイッチを押す事でミサイルが発射されます。




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 ボックス正面のイラスト風にポージング。ラムジェットは飛行能力を持つトランスフォーマーの為、飛行ポーズを再現できる台座が有れば、ポージングの幅を更に広げる事が出来ます。
※「di:stage」(別売)を使用しています。




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 付属のキャラクターカード。自身にもダメージを与えかねない突撃を得意技とするだけあって、「ENDURANCE(耐久力)」は最高値の10に設定されており、またジェット機に変形するトランスフォーマーである事からか、「SPEED(素早さ)」は9に設定されています。
 なお、解説文の訳文は以下の通り。(一部に意訳を含んでいます)


ラムジェット
役職:ディセプティコンのジェット


「全ての幸運が、このラムジェットに集まってきてるぜ!」

 これまで、ラムジェットはいつも、ある種の敗者であった。
 彼は知性と運の両方が欠けていた為に、メガトロンの軍隊の中で出世する為には、馬鹿力に頼るしかなかったのである。
 ラムジェットは星々に散り散りになっていたディセプティコン達と共に人間の輸送船団をハイジャックし、また人間の独裁者に自分達の腕力を貸し出す事で、地球へ戻る為の道を作った。しかし、彼はまだマザーロード(幹線)を作ったにすぎないのである。
 ラムジェットはモーターマウス(お喋りなヤツ)と名づけられたオートボットの特使がもたらした、フォレストナイト(地球で発見された超エネルギー)の入った容器をいとも簡単に強奪した。
 (恐らくはフォレストナイトの効果により)ラムジェットは飛行中に高速回転する事でドリルのようなフォースフィールドを発生させて自分自身を覆い、自分自身を壊す事無く安全に敵に突撃できるようになったのである。しかしながら、この攻撃を行う際にはめまいや混乱が生じてしまう。
 安全に敵に突撃できるようになって以来、ラムジェットの運は良くなってきたのである。…しかしそんな彼にとって不運なのは、ディセプティコンのシンジケート(暴力集団)のリーダーであるクレンチ(CLENCH、ボットコン2010にて限定販売)が、このラムジェット達傭兵集団を快く思わなかった事なのだ。





 以上、Transformers Collectors' Club限定RAMJETでした。

 2011年のボットコンのテーマが「アニメイテッド」だったので、このトイと同時に予約受付を開始した「CHEETOR」の方が、価格が少し安い事もあって先に予約受付を終了すると予想していたのですが、このトイの方が圧倒的に早く予約受付を終了してしまうという結果だったのは、個人的に予想外でした。
 トイの内容ですが、1993年版に忠実なカラーリングにしただけでなく、シール貼付となっていた部分がタンポ印刷で再現されており、またロボットモードの肩や爪先にはシールを貼付する事で、1993年版のトイのデザインををほぼ完全に再現していたのは良かったと思います。特にシールは、製品版の写真が公開された時に自分で貼付しなければならない事を覚悟していたので、生産の過程で貼付されていたのは個人的に有り難かったです。
 しかしながら、毎回のTCC限定トイに見られる、金型を修理していない為に生じるパーツのかみ合わせの悪さがこのトイでも生じており、管理人が手にしたものは主翼の付け根部分の付き方が若干変だったりした他に、機首部分がパーツの干渉で上手く変形できず、一部を僅かに削る事で変形出来るようになりました。コレクター向けの商品ゆえにガシガシ遊ぶ事をメーカー側では想定していないのかもしれませんが、そのままでは完全に変形が出来ないというのはかなり致命的な事だと思うので、せめてその点だけはチェックして欲しいと思いました。
 このトイの基になったキャラクターは「トランスフォーマーG2」のキャラクターなので、クレンチ等のボットコン2010限定トイと絡めて遊ぶのが一番王道的な遊び方だと思うのですが、日本では、最近販売された「UN-22 レーザーオプティマスプライム」以外にも、「トランスフォーマーG2」を題材にしたキャラクターが近年度々商品化されているので、それらのトイと絡めてオリジナルの遊びをするのも楽しいのではないかと思います。