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 今回の前フリですが、実は話題が有りません(笑)!
 と言うのも、前の記事で書いた「なのはGOD」のラッピングバスと「THE MUSEUM Ⅱ」に関する話題を書くつもりだったのですが、内容が濃かったので、「コレ、単独でも記事に出来るんじゃね?」と思った結果、単独記事になってしまいました(笑)。
 最近、シャッタードグラス・ドリフトに関する情報が次々と公開されたり、「PRIME」や「カーロボット」を一挙視聴している事も有ってか、ツイッターでもトランスフォーマー(主にTCC)関連の話題をしている事が多い気がします。管理人は、基本的に一つの事に狙いを定めたらガーッ(ナナマトペ風に)と行ってしまう性格なので、年末の奈々さん関連ラッシュに向けて、ここいらでそろそろおつむを奈々モードにトランスフォーム(笑)しなければ…。

 さて今回のレビューですが、2007年のTCC限定トイ「AIRAZOR(エアレイザー、エアラザー)」です。
 入手経緯は前のレビュー記事で書いた通りで、TCCクラブストアのバーゲンセールで安売りされていたのをいい事に買ってしまいました(;^ω^)
 このキャラクターの日本名は「エアラザー」なのですが、他のレビューサイトさんやショッピングサイトでの名称を見ると、「エアレイザー」の名称を採用している方が圧倒的に多いので、この記事での名称は「エアレイザー」で統一します。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「AIRAZOR(エアレイザー、日本名:エアラザー)」は、「BEAST WARS(邦題:ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー)」シリーズに登場する、MAXIMAL(マクシマル、日本名:(ビーストウォーズの世界の)サイバトロン)に所属する女性戦士です。アニメでは第12話(海外版では第15話)から登場したキャラクターで、ハヤブサのビーストモードに変身します。なお、日本では、事情により性別が男性に変更されていました。

■トイ概要
 このトイは、「Transformers Collectors' Club(トランスフォーマーズ・コレクターズ・クラブ)」のクラブストアで、2007年に限定販売されました。TCC会員への販売価格は42アメリカドル、非会員への販売価格は82アメリカドルでした。
 トイの仕様は、「TRANSFORMERS ENERGON(邦題:トランスフォーマー スーパーリンク)」版の「SLUGSLINGER(日本では「USAエディション」の「ストームジェット」として限定販売、以下日本名表記)」をベースに、2006年に開催された「ボットコン2006」で限定販売された、ビーストウォーズの前日談を描いたコミック「DAWN OF FUTURE'S PAST」の作中に登場するエアレイザーに準拠したカラーリングに変更されている他、頭部は新規造形となっています。




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 パッケージアート。ボックスのサイズは縦約19cm×横約19cm×奥行約8.5cmとなっています。
 商品名の「AIRAZOR」は、海外版ビーストウォーズのロゴに似たレイアウトになっています。タイトルロゴはTCCやボットコン限定トイを一括りにしたシリーズである「TRANSFORMERS TIMELINES(トランスフォーマー:タイムライン)」となっています。下の部分には、このトイがTCC限定トイである事を示すロゴの記載が有ります。




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 パッケージを斜め上から見た写真。このトイのパッケージはコレクター向けアイテムらしく化粧箱形式のパッケージになっています。両側面にはトイの写真とキャラクター名に関する記載が有り、上下それぞれの面にはTCC入会を勧めるメッセージや、TCCの事務所の所在地が記載されています。なお、このボックスのサイズとレイアウトは後発のTCCクラブストア限定品にも多く見られます。




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 蓋を取り外した、パッケージの内側。エアレイザー本体はミサイルも取り付けられた状態で、スポンジの緩衝材で梱包されています。なお、この梱包方法も、後発のTCCクラブストアで限定販売トイに多く見られる形式です。スポンジの下には説明書とキャラクターカード、そして小さな乾燥剤1個が入っています。




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 内容物一式。エアレイザー本体の他に、キャラクターカードと説明書が入っています。キャラクターカードと説明書はビニール製の袋に一緒に封入された状態で、スポンジの下に入っていました。




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 取扱説明書は、片側1面のみの印刷です。こちらのロゴも「TRANSFORMERS TIMELINES」の記載が有り、このトイの為に作られた説明書となっています。変形方法の説明の為に描かれているイラストは、ストームジェットのイラストを頭部だけ変更して使い回したもののようで、頭部とそれ以外の部分を描いた線の太さに若干の違いが有ります。また、ボックス正面には「AGES 5+(訳:対象年齢5歳以上)」の表記が有る一方で、この説明書には「ADULT COLLECTIBLE(訳:成人向けの収集品)」の記載が有り、対象年齢がボックスと説明書とで食い違っています。
 なお、説明書の下には「BEAST WARS 10th ANNIVERSARY(訳:ビーストウォーズ生誕10周年)」の記載が有ります。このトイが販売される前の年の2006年はビーストウォーズが生誕10周年を迎えた年で、ボットコン2006のテーマがビーストウォーズになっただけでなく、日本・海外を問わず、ビーストウォーズの様々な新作トイや復刻トイが販売されました。このトイも、その関連商品の一つという扱いになっているようです。




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 ビークルモード前面。戦闘機に変形します。形状はストームジェットのビークルモードと同一です。カラーリングはややオレンジがかったイエローと薄いブラウンをメインカラーにしており、TVアニメ版に登場したエアレイザーを基にしたカラーリングに変更されています。




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 ビークルモード後ろ。中央部分はロボットモードの後頭部がそのまま見えてしまっています。




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 ビークルモードを斜め上から見た写真。2つの機首を有している特徴的な形状のビークルモードですが、これはストームジェットの基になったトイである「D-90 ターゲットマスター/速射兵 スラッグスリンガー」に由来しています。




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 説明書に記載は有りませんが、ストームジェットと同様に、「ビークルハイパーモード」への変形も可能です。しかしながら、ストームジェットの「ロボットハイパーモード」に当たる形態について、説明書では「SUPER ATTACK MODE(スーパーアタックモード)」と記載されているので、この形態の名称はスーパーアタックモードとするのが正しいかもしれません。
 変形は左右のブロックを繋いでいる中央のジョイントを外し、機体左右のブロックを外側に開くだけです。なお、この形態は左右のブロックを中央に固定する方法が無い為、持ち上げるとすぐに形が崩れてしまいます。




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 スーパーアタックモード時に出現するキャノン砲にはミサイル発射機構が有り、円で囲んだボタンを押す事でミサイルが発射されます。




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 ロボットモード前面。頭頂高は約14cm、全高は約18cmあります。頭部を除く各部の形状はストームジェットと同一である為に体型は男性的な形状ですが、彼女の活躍が描かれたボットコン2006限定コミックではこのトイよりも華奢な体型で描かれています。




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 ロボットモード後ろ。エアレイザーは飛行能力を持つキャラクターで、TVアニメ版でもマクシマルの数少ない航空戦力として活躍していました。その為、背中には翼が付いていましたが、このトイでも巨大な翼が付いています。




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 このトイの為に造られた頭部は、TVアニメ版のエアレイザーの頭部デザインを基にしたらしく、それに酷似したものとなっています。




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 左肩にはマクシマルのインシグニア(エンブレム)がタンポ印刷されています。また、ストームジェットでは中央にディセプティコンのエンブレムが有った胸部中央の円の部分は、エアレイザーのキャラクター設定に合わせてパールカラーのパーツで埋められており、インシグニアが見えなくなっています。




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 可動は首、肩関節、二の腕(横ロール)、肘、股関節、太腿(横ロール)、膝と、変形機構の関係で足首が前後に可動します。変形機構の関係で肩の付け根が蝶番状のパーツになっているので、これを跳ね上げれば、腕の可動範囲をより広げる事が出来ます。




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 背部のキャノン砲を前方に出す事で「SUPER ATTACK MODE(スーパーアタックモード)」になります。後述のキャラクターカードの記載内容によれば、この武器はエアレイザーが最も好んで使用する武器のようです。




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 ビークルモード時のスーパーアタックモードと同様に、この形態でもボタンを押す事でミサイルが発射されます。




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 このトイは、基になったトイが「スーパーリンク」シリーズのトイの為、「スーパーリンク」シリーズの一部トイに付属している「エネルゴンスター」や「エネルゴンウェポン」を装備する事が出来ます。手元にスーパーリンクのトイが無かったので、写真は2007年度のTCC会員無料配布トイ「BREAKAWAY(ブレイクアウェイ)」から、エネルゴンスターと武器を流用しています。
 また、ビークルモード時の両翼にはマイクロンジョイントが有る為、マイクロンと合体する「エボリューション」も出来るようになっています。




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 2007年のTCC会員無料配布トイ「BREAKAWAY(ブレイクアウェイ)」と。2007年のTCC限定トイは、無料配布トイのブレイクアウェイの他に、クラブストア限定でこのエアレイザーと「ASTROTRAIN(アストロトレイン)」の2体が限定販売されました。




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 付属のキャラクターカード。レイアウトは海外版ビーストウォーズのキャラクターカードに似せたものとなっています。
 このトイの商品名は「AIRAZOR」ですが、このキャラクターカードでは「Chromia 10 Pilot(クロミア10のパイロット)」という名称になっています。これは、エアレイザーという名称はスキャンした地球のビースト(ハヤブサ)に基づいて付いた名称の為、それ以前から同じ名称であるという不自然な状態をなくす為に、この名称となっています。
 なお、「クロミア10」は、ボットコン2006限定コミックで登場するエアレイザーの愛機(戦闘機)です。このクロミア10は作中で「C-10」と呼ばれている場面が有ります。「C-10」は、「エアラザー」が日本で販売された際に付けられたナンバーで、TCCスタッフの日本展開に対する理解が窺えます。
 また、キャラクターバイオの訳文は以下の通りです(意訳を含んでいます)。

クロミア10のパイロット(エアレイザー)
役割:航空中隊長

(座右の銘)「多くのものは変化してゆくけれど、それと同じ数だけ変化しないものもあるわ」

 マクシマルの統治機関は、銀河全体の平和を維持する為に、多数の異なる方策を採用しようとした。
 生意気で抜け目が無いクロミア10のパイロットは、パックス・サイバトロニア(サイバトロン星の平和な時代)の裏側で暗躍するプレダコン派の悪党達の活動を阻止する為に任命された多数のマクシマル艦隊の内の一部隊を率いている。エアレイザーが率いるチームは、多くのマクシマルが敢えて行こうとしない、プレダコンが居る宙域の深い場所の偵察任務を負かされることが多い。彼女の仲間のパイロット達は、多くのマクシマルがとても大切にしている平和を守る為なら自分自身の身を危険な状況に置く事もいとわないエアレイザーの意志に触発されているのである。
 エアレイザーは、ビークルモード時には最大30,000フィート(=9,144メートル)までの範囲にいる対象を観察する事が出来、その対象について収集した情報を仮想現実(バーチャルリアリティ)のマップと共に再現する事が出来る。チタニウム製の装甲を身に纏っており、ロボットモード時に彼女がよく選んで使っている武器は、自身の持つ格納式の光子キャノン砲である。





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 ボットコン2006限定コミック「DAWN OF FUTURE'S PAST」のワンシーン。ゴールデンディスクを強奪した「MEGATRON(日本名:(ビースト)メガトロン)」一味を追う「UNIT 2(ユニットツー、後の「タイガトロン」)」は、宇宙船「DARKSYDE(ダークサイド)」で飛び立ったメガトロン一味を追う為に、クロミア10パイロット(エアレイザー)に協力を要請し、2人はクロミア10でダークサイドを追います。クロミア10は、先に追撃を開始していたオプティマスプライマル(日本名:(ビースト)コンボイ)らが搭乗する「AXALON(アクサロン)」と共にダークサイドを攻撃するも撃墜されてしまい、ユニット2とクロミア10パイロットは瀕死の重傷を負ってしまいます。2人はアクサロンに回収され、空いていたプロトフォーム・カーゴに格納される事で一命を取り留めました。




 以上、Transformers Collectors' Club限定AIRAZORでした。

 管理人はストームジェットのトイを手に取った事が無かったので、今回初めてこの型のトイを手に取りました。変形機構は、同時期に販売された「スーパーリンク」シリーズのトイに比べるとやや複雑で変形させる甲斐が感じられ、また比較的自由度の高い可動で動かしがいも感じられた一方で、ビークルモード時のスーパーアタックモード等、しっかりした固定が出来ない箇所が一部で見られたのが残念でした。ロボットモードのギミックは可動とスーパーアタックモードへの変形のみというシンプルなものですが、エネルゴンスター、エネルゴンウェポンやマイクロンを用意する事で遊びの幅を広げられると思います。この記事を書いている時点でボットコン2006限定トイは入手が困難になっており、同じ作品のキャラクターを揃えるのは難しいと思いますが、スーパーリンクシリーズのトイとしての魅力を有効に活用すれば、単体でも十分楽しめると思います。