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 連続でレビュー記事の再掲載を続けてきた「フェイト・テスタロッサ」のアクションフィギュアシリーズも、今回が最後になります。
 そのトリを飾るのは、「ねんどろいど」版のフェイト・テスタロッサ(The MOVIE 1st ver.)です。実はこのねんどろいど版フェイトは発売日前日に、今は亡きラジオ会館の中に有ったコトブキヤの店舗でフライング販売されたのを、行列に並んでゲットしたという思い出があります。当時、管理人は既にツイッターを始めており、その行列に並んでいる間に相互フォローしたフォロワーさんもいました。ねんどろいど版フェイトはフィギュアそのものの出来が良いのはさる事ながら、個人的には入手時のエピソードも強く記憶に残っています。
 この記事の掲載をもって、フェイトフィギュアの再掲載ラッシュは終了となりますが、リリカルなのはシリーズのフィギュアレビュー記事は移転未完了のものがあと4件、削除されたままの記事があと2件残っていますので、もう少し続きます…。

※本レビュー記事は、2010年3月31日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■作品概要 ~魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1stとは~
 「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」は、2010年1月23日に公開された、「魔法少女リリカルなのは」シリーズのアニメ映画作品です。作品の内容は、2004年10月~12月にTV放映された「魔法少女リリカルなのは(第1期)」を、物語の大筋はそのままに、ドラマCD「サウンドステージ」シリーズで語られた内容等の追加を行い、全編を完全新規の映像で作り直し、演出面の強化を行った「パワーアップ・リメイク」作品です。
 「フェイト・テスタロッサ」は、本作ではリメイク前から立ち位置が変更され「本作のもうひとりの主人公」となっており、母親であるプレシア・テスタロッサの使い魔「リニス」から教育を受けて身に付けた魔法の力で、母親の為に、異世界に存在した高度な魔法技術の遺産(ロストロギア)である「ジュエルシード」の収集を行い、その中で物語の主人公「高町なのは」と出会い、ジュエルシードを巡る魔法バトルを繰り広げます。

■フィギュア概要
 このフィギュアは2010年2月25日に、グッドスマイルカンパニーが発売しているアクションフィギュアシリーズ「ねんどろいど」の1体として、メーカー希望小売価格3,500円(税込)で発売されました。ねんどろいどシリーズにおける「魔法少女リリカルなのは」シリーズの商品としては第2弾の商品です。
 フィギュアの内容は、防護服である「バリアジャケット」を身に纏ったフェイト・テスタロッサを2頭身にデフォルメ化した姿で立体化している他、関連した各種パーツが付属しています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦21.5cm×横17.5cm×奥行8.5cmとなっており、ねんどろいどのパッケージとしては標準的なサイズです。パッケージのデザインは既存のねんどろいどと似たデザインになっており、内容物が見えるウィンドウが付いている他、左右にはPRメッセージが記載されています。




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 パッケージアート(裏)。3つのアクションポーズ例の写真が載っている他、流通の関係で記載が必要な情報が有ります。




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 パッケージ側面には裏面と同じ写真が載っている他、この商品独自の「ゆるい」紹介文が記載されています。また、紹介文は正面のものを含め「ライバルは」「もう一人の」の記載から、ライバルである「高町なのは」を意識していることが分かります。




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 フェイト・テスタロッサ本体。全高は約9cmあり、頭部はデフォルメ化によって体を上回るボリュームになっています。着用しているバリアジャケットは今回の映画化に当たってマイナーチェンジがなされており、TVシリーズでのバリアジャケットに似たデザインではあるものの細部に違いが有ります。
 造形の関係上、単体での自立は不可能な為、付属する台座を使用して立たせます。




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 頭部。髪型は黒のリボンのツインテールで、「~StrikerS」までは、バリアジャケット装着時は一貫してこの髪型となっています。基本となる表情は口をへの字にして正面を向いた表情ですが、後述する2種類の表情パーツに交換が出来ます。




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 付属の2種類の表情パーツは、主に戦闘時のポーズで使用する「怒り」と、主に魔法使用シーンで使用する「目閉じ」の2種類のパーツが付属しています。交換方法は本体から頭部を取り外し、そこから更に前髪パーツを取り外して交換し、それを元に戻します。




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 頭部のツインテールは、テールとリボンが別々に頭部に接続されています。リボンはボールジョイントによる可動ですが、テールは接続部に「figma」の首に使用されているジョイントに似た物が使用されており、可動範囲は広いです。




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 マントは取り外しが可能です。固定は特にジョイントを使用せず、襟部分を頭部と胴体で挟んで固定する方式を採っている為、動かしている際に外れる場合があります。




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 構造の関係上、映画の設定画等ではスカートの下は出ている状態に近いものになっているのですが、このフィギュアではデフォルメ化に伴って隠れてしまっています。




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 使い魔である「アルフ」のフィギュアも付属しています。アルフは狼形態と人間形態の2つの形態に変身しますが、このフィギュアでは狼形態が立体化されています。このフィギュアもフェイト同様のデフォルメ化がされており、頭部が若干大きくなっています。




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 アルフフィギュアは首と尻尾に可動軸が有り、首や尻尾の向きを変える事が出来ます。




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 フェイトフィギュアとの比較。狼形態のアルフは、劇中ではフェイトと同じかあるいはそれ以上のサイズでしたが、このフィギュアではかなり小型化されています。




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 同シリーズの「95 高町なのは The MOVIE 1st ver.」に付属しているユーノフィギュアとの比較。それぞれ狼とフェレットの為、映画では大きなサイズ差が有りましたが、このフィギュアではほぼ同じくらいのサイズになっています。




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 付属の台座は全てクリアーパーツ成型で、台座、ジョイント、接続パーツの3つで構成されています。この部分のジョイントにも「figma」の首関節に似たジョイントが使用されています。接続パーツはスカートの下に入れて固定します。




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 その他の付属品一式。バルディッシュは劇中で登場したアックスフォーム・サイズフォームの2種が付属していますが、「グレイヴフォーム」は付属していません。手首は造形の違う持ち手2種が左右それぞれに付属し、腕は差し替え式で右腕1種、左腕2種が付属している他、膝を曲げた脚パーツが1個付属しています。




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 バルディッシュ・アックスフォームを装備。ヘッド部分を取り外し、そこから持ち手に通し、ヘッド部分を差し直して持たせます。柄の部分が細い為に結構しなるので、誤って折らないように注意する必要があります。




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 figma「056 フェイト・テスタロッサ The MOVIE 1st ver.」付属のバルディッシュ・アックスフォームとの比較。ねんどろいど版は原作に近いデザインのfigma版と比較して、柄の部分が細く短い物になっていますが、ヘッド部分はほぼ同じサイズです。また、ねんどろいど版はデフォルメ化に伴って一部のデザインが省略されています。




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 バルディッシュ・サイズフォームを装備。アックスフォーム同様、ヘッド部分を取り外し、そこから持ち手に通し、ヘッド部分を差し直して持たせます。ヘッド部分は造形の関係上、比較的大きめのサイズになっています。




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 figma「056 フェイト・テスタロッサ The MOVIE 1st ver.」付属のバルディッシュ・サイズフォームとの比較。こちらはアックスフォームと異なり、ねんどろいど版はヘッド部分も含めて全体的にfigma版より小型になっています。刃の部分はどちらもクリアーパーツを使用しているものの、ねんどろいど版の方が透明度が高くなっています。




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 腕は腕と手首の2つのパーツに分割出来、パーツ交換で様々なポージングに対応します。このフィギュアに付属している腕パーツは全て分割が可能になっている上に、手首は全て異なる造形になっています。




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 フル装備。バルディッシュはフェイト本体と比較して相当長くなっている事が分かります。




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 目を閉じたパーツを使用して、手首の角度ををバルディッシュが水平になるようにすれば、写真のような魔法を使用しているイメージのポージングが取れます。




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 バルディッシュは両手持ちも可能になっています。怒り顔と膝を曲げた脚パーツを使用すれば、映画での戦闘シーンに近いポージングも可能です。




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 「PlayStation Store」で配信されている「デジタルなのは」のコンテンツの一つ「なのヴィネ」に登場するフェイトと。なのヴィネのフェイトも約2頭身のキャラクターになっており、このフィギュアと似ています。なのヴィネのフェイトは「~A's」版を基にしたデザインになっている為、バリアジャケットのデザインが若干異なっています。なお、画面に映っているなのヴィネ版のフェイトは「PlayStation Store」で、800円で購入・ダウンロードができます(PSPソフト「魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES-」を購入する必要は有りません)。




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 figma「056 フェイト・テスタロッサ The MOVIE 1st ver.」と。映画のデザインに近く造られたfigma版と比較すると、このねんどろいど版のデフォルメの度合いがよく分かるかと思います。




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 同シリーズの「95 高町なのは The MOVIE 1st ver.」と。映画ではライバルとして戦う事が多い為、写真のように飾る事も出来ます。なお、このフィギュアにはなのはと連動して遊べるパーツ等は付属していませんが、フェイトの前髪パーツがなのはの前髪パーツに対して反転した造形になっており、ユーザーが写真のような遊び方をする事を意識していた事が窺えます。




 以上、ねんどろいど「99 フェイト・テスタロッサ The MOVIE 1st ver.」でした。

 約1ヶ月前に発売された「高町なのは」に続いて発売となったこのフィギュア、表情パーツは怒りや目閉じのパーツがなのはの金型を流用したのではないか?というくらいよく似ていますが、figma版のものと比較すると劇中で見せた表情に近いものが採用されている他、全体的な造形も非常に良く、個人的にはなのはよりも可愛く出来ていると思います。また、バルディッシュはグレイヴフォームが付属していないものの、遊ぶに当たっては特に障害にはならず、単体でも十分遊べるフィギュアとなっています。更になのはのフィギュアが有れば、当然ながら遊びの幅は更に広がります。
 しかしながら、このフィギュアはなのは以上の人気商品になっており、店頭では発売して即完売になったお店や、発売の際に行列のできるお店も出ています。入手は困難ではありますが、どうしてもこのフィギュアが欲しい方は、多少高くはつくものの、ネットオークション等で購入しても損はしないと思います。