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 フェイト・テスタロッサのリニューアルレビュー記事の再掲載が全て完了したところで、今回はトランスフォーマートイのレビュー記事の再掲載です。
 今回再掲載するのは「AUTOBOT AIR GUARDIAN/JET FIRE」。TVアニメ第1作に登場したにもかかわらず、リメイクトイである「変形!ヘンケイ!」版が発売されるまでは、版権等の関係により日本での販売はおろか復刻も不可能という、かなりマイナーなトイになっていました。
 実は管理人がこのトイを入手しようと躍起になっていたのは、旧ホームページを開設したばかりの2005年頃の事。その頃のトランスフォーマーは「ギャラクシーフォース」が放映中だったのですが、ひねくれ者の管理人はあえてギャラクシーフォースのトイシリーズのレビューは殆ど行わずに、版権の関係で復刻不可能なG1シリーズのトイを、当時日本では比較的マイナーだったeBayで落札する事にばかり明け暮れていました。しかも当時はアニメを再試聴する事が難しかった為、レビュー記事に書くキャラクター設定等の解説は殆どが設定資料集頼みでした(苦笑)。
 あれから約7年が経過した現在、実写映画第1作で取り上げられた事や「セカイモン」の登場によって、eBayの日本での認知度は当時より大分高くなったのではないかと思います。ところがひねくれ者の管理人は、ここ数年はeBayを殆どやっておらず、最近のトランスフォーマー関連の購入物といったら、新作のTCC限定トイと、多々買いに代わるトランスフォーマー応援&優待目当てのタカラトミー株という、新たなマイナー街道をひた走る事に…。
 管理人のひねくれトランスフォーマーファンライフは、今も昔も殆ど変わっていなかったのです…(笑)。

※本レビュー記事は、2005年3月17日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


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■キャラクター設定
 「AUTOBOT AIR GUARDIAN/JET FIRE(日本名:サイバトロン 空中守護戦士/スカイファイアー)」は、TVアニメ第1作「THE TRANSFORMERS(日本題:戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー)」に登場しました。アニメでは、デストロンのNo.2、スタースクリームの旧友で、北極で眠りについていた所を彼に発見され、スタースクリームの勧めでデストロンに参入するも、デストロンの非道な行いを嫌い、サイバトロンに寝返りました。
 海外のTVアニメでは初登場が第7話と早かったのに対し、国内では販売戦略等の都合上、当初はスカイファイアー登場回は放映されない予定だったそうで、予定変更して登場した回が放映された時には、物語は最終回間近になっていました。

■トイ概要
 このトイは1985年に海外でHASBROより発売されました。海外では、この商品を中心にしたコマーシャル・フィルムも作られました。
 元々トランスフォーマーは、タカラの「ダイアクロン」や「ミクロマン」のキャラクターを、設定や一部仕様を変更してアメリカで発売されたのが始まりですが、この商品の元になったトイは「タカトクトイス」という会社から発売された「超時空要塞マクロス」というアニメ作品の主役メカをトイにした、「VF-1S スーパーバルキリー」というトイです。しかしながら1984年にタカトクトイスは倒産、その後、金型と版権は何故かバンダイに渡り、「VF-1S スーパーバルキリー」はバンダイをメーカーとして何度か復刻したようです。その為、このトイの版権はバンダイにあるようです。
 このトイは、日本ではトランスフォーマーの発売元であるタカラに版権が無かった為に発売されませんでした。また、「超時空要塞マクロス」との著作権の関係上、アニメ・コミックでは大幅にデザインが変更されています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは、ベロを含めて縦37cm×横46.5cm×奥行7cmと、結構大きいです。
 イラストは、バルキリーそのものです。右下にはタツノコプロの版権許諾証が貼られています。




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 パッケージアート(裏)。G1第1期のビジュアルが描かれています。
 下の部分に「Manufactured by Bandai Co., Ltd., Tokyo, Japan.(日本の東京に有るバンダイ社によって生産された。)」と記載されている事から、このトイの版権が当時バンダイに有った事が分かります。




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 ビークルモード。パッケージの記載によれば、「SUPER JET」だそうです。




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 アーマーを全部外したビークルモード。パッケージには「SLEEK STYLING!(すっきりした形)」と書かれています。




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 ロボットモード。デザインは「超時空要塞マクロス」に登場する「バルキリー」そのものです。
 当時のトランスフォーマートイとしては大型のトイで、TVアニメでもそれを反映してか、他のトランスフォーマーよりも大柄に描かれていました。




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 ロボットモード頭部。シンプルな造形で、細かいモールドは特に有りません。




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 アーマーを全部外したロボットモード。腕や足がかなり細く見えます。
 このトイは本体の全身各所にメタルパーツを使用しており、この状態でも結構重いです。




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 マクロスで言う所の「ガウォーク」形態。説明書によれば、このトイでは「ALTERNATE TRANSFORMATION(交互の変形)」とされています。




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 アーマーを全部外した「ALTERNATE TRANSFORMATION」形態。説明書に書かれているこの形態のイラストはこちらの方のようです。ちなみに、説明書にはこの形態のイラストは有るものの、変形の仕方については説明していません。




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 付属の銃。武器はこれだけです。「VF-1S スーパーバルキリー」に有ったミサイル発射ギミックは、当時のアメリカの玩具安全基準を満たしていなかったとの事でオミットされています。




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 説明書にも使い方が載っていない謎のパーツ。マクロスファンの方によれば、右の画像のように使うのだそうです。




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 「GC-01 総司令官 ギャラクシーコンボイ」との比較。このトイが、近年の「リーダー・クラス(LEADER CLASS)」に近いサイズの大型トイである事が分かります。




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 アニメ版の「スカイファイアー」の設定画。「超時空要塞マクロス」との著作権の関係上、トイのデザインをそのまま使用する事が出来なかったようで、トイとは全く異なるデザインに変更されています。
 なお、日本語版の声優は、同作品で「ホイルジャック」等の声を当てていた「阪修(さか・おさむ)」さんでした。




 以上、「AUTOBOT AIR GUARDIAN/JET FIRE」でした。

 日本では発売されなかった為、プレミアトイになっているJET FIREですが、海外でも非常に人気の高いトイのようです。管理人はオークションで落札して入手したのですが、事前にサイズを把握していなかった為に、商品が到着した時はサイズの大きさに驚きました。
 トイの感想としては、高いプレミアが付いてはいながらも、ギミックはそれほどではないと思います。加えて、シールが劣化しやすい、パーツがヤケるといった症例が多く、それ故保存が難しいので、大枚をはたいて買っても早いうちに劣化する可能性があります。その点では、非常に扱いが難しいトイなのではないかと思います。
 余談ですが、このトイには左翼にマクロスのエンブレム(管理人はマクロスにあまり詳しくないので、何を表すエンブレムかは分かりません)が入ったバージョンも有るようです。そちらの方が生産数が少ないのか、更に高いプレミアが付いているようです。