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 今回のリニューアルレビュー記事はヴォルケンリッターの紅の鉄騎・ヴィータのfigmaです。
 figmaがスタートしたばかりの頃は、所謂「ちびっ子体型」のキャラクターをfigma化する事が技術的な問題で難しかったそうで、体型がちびっ子なキャラクターのfigma化はそれまでされていませんでした。しかしながら、マックスファクトリーは2009年にこの問題をクリアーしてちびっ子体型の素体を作り出す事に成功し、その第1号として商品化されたのがこのヴィータです。
 このヴィータの発売をもって、ヴォルケンリッターでfigma化されていないのは「ザフィーラ」を残すのみとなったのですが、この記事を書いている現在もザフィーラはfigma化されていないどころか、figma化決定の発表すらありません…ウレナイトハンダンサレテシマッタノダロウカ(;´Д`)

※本レビュー記事は、2009年12月14日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


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■作品概要 ~「魔法少女リリカルなのは」「魔法少女リリカルなのはStrikerS」とは~
 「魔法少女リリカルなのは」は、2004年10月~12月に放送された、都築真紀原作・脚本のTVアニメ作品です。内容は、同氏原作のPCゲーム「とらいあんぐるハート3」のファンディスクに収録された同名のミニシナリオを元に、設定等を大幅に変更した作品となっており、主人公・高町なのはが異世界の少年ユーノ・スクライアとの出会いをきっかけに手にした魔法の力で、異世界に存在した高度な魔法技術の遺産(ロストロギア)である「ジュエルシード」を巡る事件に関わっていく物語となっています。
 続編も製作され、第1作の約半年後の「闇の書事件」を描いた「魔法少女リリカルなのはA's(エース)」が2005年10月~12月に、更にその10年後の「ジェイル・スカリエッティ事件」を描いた「魔法少女リリカルなのはStrikerS(ストライカーズ)」が2007年4月~9月にかけて放映され、いずれもテーマソングがオリコンTOP10入りする等の大ヒット作となりました。また、第1作をリメイクした劇場映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」の製作も決定しています。
 本シリーズにおいて、ヴィータは、第2期「~A's」から登場しました。「闇の書」の主を守る守護騎士「ヴォルケンリッター」のメンバーの一人として登場し、主である八神はやての病気を治す為に「闇の書」を完成させるべく魔力の菟集を行い、その過程で高町なのはやフェイト・テスタロッサと激突します。エピローグでは罪滅ぼしも含めて、はやて達と共に時空管理局に入りました。続く「~StrikerS」では、はやてが設立した「機動六課」の主要メンバーとして活躍します。

■フィギュア概要
 このフィギュアは、2009年11月28日に「figma」の1体としてメーカー希望小売価格3,200円で発売されました。figmaにおける「魔法少女リリカルなのは」シリーズの第6弾の商品であり、防護服である「騎士服」を身に纏ったヴィータの姿を立体化しています。figmaのキャッチコピー「よくうごく、キレイ。」の通り、全身フル可動とプロポーションの両立を図っており、また、付属パーツにより、劇中での様々なシーンを再現できるようになっています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦22cm×横21cm×奥行8cmとなっており、figmaのパッケージとしては大きめのサイズですが、既存の「なのは」シリーズのfigmaとは同じくらいのサイズです。空を思わせるデザインのボックスやウィンドウ部分に描かれている魔法陣は既存の物のデザインと同じ構成になっており、全体のカラーはヴィータのパーソナルカラーに合わせた赤中心のカラーリングになっています。




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 パッケージアート(裏)。セット内容の他、グラーフアイゼンの各フォルムを用いたポージング例の写真が掲載されています。




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 ヴィータ本体。全高はおよそ12cmで、既存のリリカルなのはシリーズのfigmaに比べて小さめのサイズになっています。
 所謂「ちびっ子キャラ」は、これまでのfigmaでは構造の関係により現行の関節を使用して作る事は不可能とされていましたが、構造的な見直しをした事により、現行の関節で対応できるようになっているとの事です。




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 頭部。このフィギュアの表情パーツは通常の顔と叫び顔の2種類が有り、前髪パーツも通常と反転の2種類が有ります。また、帽子は取り外しが可能になっています。




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 前髪パーツを取り外した状態。帽子の付け外しの構造は「043 シャマル 騎士服ver.」と同じ構造で、帽子に固定用のアームが付いており、前髪を取り付けた際に前髪と後頭部の間にある隙間からアームが抜ける形になります。




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 頭のおさげと腰のリボンは根元にジョイントが付いており、可動します。




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 アームドデバイス「グラーフアイゼン」。シグナムの「レヴァンティン」同様、基本形態は完全に槌(ハンマー)で、普通の武器としての使用も可能です。これを用いた戦闘スタイルにより、ヴィータは「鉄槌の騎士」の異名を持っています。
 このフィギュアでは中央にある「ハンマーフォルム」を基本に、ヘッドパーツの取替えやペーパークラフトの取付けで計5つの形態を再現できる他、2種類の柄が有り、これにより劇中での様々なシーンの再現が可能になっています。




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 グラーフアイゼン・ハンマーフォルム。グラーフアイゼンの基本形態です。この状態で打撃を行う他、後述の鉄球射出も行います。




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 手首の中には、指の間に鉄球を挟んだ手首パーツが付属しています。これにより劇中や「~A's」のオープニングで見せていた、鉄球を大型化させてグラーフアイゼンで射出する技の最初の段階の状態を再現出来るようになっています。




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 グラーフアイゼン・ラケーテンフォルム。グラーフアイゼンの第2形態です。ハンマーフォルムにトゲとバーニアが付いたものになっています。
 「~A's」第1話では、この形態から繰り出される技「ラケーテンハンマー」で、なのはが展開したラウンドシールドをたった一撃で貫通しただけでなく、レイジングハートを大破させる等の大打撃を与えていました。




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 グラーフアイゼンの柄は、通常の柄の他に曲がった柄も付属しています。これにより劇中でのハンマーを振り下ろすアクションシーンが違和感無く決まります。なお、この曲がった柄は全てのフォルムのヘッドに取付可能です。




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 ギガントフォルム。グラーフアイゼンのフルドライブ形態です。ヘッド部分が結構大きくなるのに加え、重量も前述の2つのフォルムのヘッドよりも重くなるので、上手く保持するには工夫が必要になります。




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 ギガントフォルムは、「~A's」での「闇の書の防衛プログラム(闇の書の闇)」との戦いの際に見せた巨大なヘッド部分をペーパークラフトで再現できるようになっています。ペーパークラフトはfigma公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。同じ物を2つ作り、それをギガントフォルムのヘッドに取り付けます。




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  ペーパークラフトを取り付けた状態。この状態の場合だとヘッドだけでもヴィータ本体より大きいサイズになっています。なお、figmaブログでは、この応用として、拡大印刷すればより大きいヘッドが作れるという説明をしていました。




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 ツェアシュテールングスフォルム。リミットブレイク状態で発動させるフォルムで、その形状の通り、ラケーテンフォルムとギガントフォルムの長所を併せ持っています。
 劇中では「~StrikerS」第25話で「聖王のゆりかご」の駆動炉とその防衛システムを破壊する為に一度使用したのみにとどまっています。




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 前述の通り、曲がった柄をギガントフォルムのヘッドやツェアシュテールングスフォルムのヘッドに取り付ける事も可能です。しかしながらポージングの保持が難しくなるので、別売の「di:stage」を使用する等してヘッドを支えた方が安定します。




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 手首パーツは、握り拳、平手、手首の固定されていない武器持ち手、手首の固定されている武器持ち手が左右セットで付属している他、前述の指の間に鉄球を挟んだ左手首と、指差しをした右手首の計10種が付属しています。




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 figmaではお馴染みの、余剰パーツ収納用の袋と専用台座ももちろん付属しています。




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 服のパーツを可能な限り取り外した状態。取り外せるのは肩パーツのみで、その他は構造の関係や接着剤で取り付けられている関係で取り外せませんでした。




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 スカートの下ももちろん作り込まれています。パンツの色は白でした。




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 「005 高町なのは バリアジャケットver.」と。機動六課ではなのはがスターズ分隊長、ヴィータはその副隊長という肩書きになっています。
 なのはとヴィータは「~A's」では闇の書を巡って度々激突しますが、続編の「~StrikerS」では、劇中で過去の話として語られた「ある事件」があった事により、ヴィータは「なのはは自分が守る」という固い決意を持っています。




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 このfigmaが発売された時点でのヴォルケンリッターとその主が集合。残るfigma化されていないメンバーは「ザフィーラ」のみですが、果たしてfigma化される日は来るのでしょうか…?
※一部に「di:stage」(別売)を使用しています。




 以上、figma「052 ヴィータ 騎士服ver.」でした。

 今まで構造の関係でfigma化が見送られてきたヴィータですが、今回遂にファン待望のfigma化が実現しました。関節等の構造はほぼ同一ではあるものの、体型が既存のキャラクターとは明らかに違っており、手に取った感じは今までに無い新鮮なものになっています。また、付属品はメーカーが「figma最大ボリュームを更新」と謳っている通り、グラーフアイゼンのギガントフォルムやツェアシュテールングスフォルムのボリューム感は十分です。ただ、武器が大型の割に本体のそれを保持する力が弱い為、ポージングによっては単体での固定が困難になる場合が十分考えられるので、ポージングを安定させる為に「di:stage」を用意しておいた方が良いと思います。また、おさげが有る為か首が前後に動きにくいのも難点です。
 あらゆるシーンを再現するのに必要なパーツが大体揃っている割に価格は比較的安めで、難点を補って余りあるものが有る為、ファンなら十分楽しめるアイテムになっていると思います。