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 ここ暫く、通常更新の合間を縫いつつ連続で続けてきたリリカルなのはシリーズのfigmaのリニューアルレビュー記事掲載も、今回で最後になります。
 その最後の記事となるのは、相棒の「スバル・ナカジマ」に続いて発売された「ティアナ・ランスター」のfigmaです。この記事をもって、リリカルなのはシリーズのfigmaのレビュー記事の移転及び再掲載が完了となりました。
 この記事を書いている時点ではリリカルなのはシリーズのfigmaの新作が発売される予定は有りませんが、今後もリリカルなのはシリーズの新作figmaが発売された際には購入し続けて行こうと思ってます。

※本レビュー記事は、2010年9月2日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■作品概要 ~「魔法少女リリカルなのはStrikerS」とは~
 「魔法少女リリカルなのはStrikerS(ストライカーズ)」は、2007年4月~9月にかけて放映された都築真紀原作・脚本のTVアニメ作品で、「魔法少女リリカルなのはA's(エース)」の続編となる作品です。
 物語は、「~A's」エピローグから4年後を舞台に、後に「JS(ジェイル・スカリエッティ)事件」と呼ばれる、複数種のロストロギア(異世界に存在した高度な魔法技術の遺産)をめぐる、時空管理局とジェイル・スカリエッティらの戦いを描いています。
 本シリーズにおいて、ティアナ・ランスターは、八神はやてが新設した部隊「機動六課」の若手メンバーの一人として登場し、機動六課での訓練や実戦を通しての成長等、全編を通して主役級の活躍をします。

■フィギュア概要
 このフィギュアは2010年8月21日に「figma」の1体としてメーカー希望小売価格2,800円で発売されました。figmaにおける「魔法少女リリカルなのは」シリーズの第11弾の商品であり、「~StrikerS」のfigma としては第8弾の商品です。フィギュアの内容は、防護服である「バリアジャケット」を身に纏ったティアナ・ランスターの姿を立体化している他、関連した各種パーツが付属しています。
 figmaのキャッチコピー「よくうごく、キレイ。」の通り、全身フル可動とプロポーションの両立を図っており、また、付属のパーツにより、劇中での様々なシーンが再現可能になっています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦22cm×横21cm×奥行8cmとなっており、figmaのパッケージとしては大きめのサイズですが、既存のリリカルなのはシリーズの殆どのfigmaと同じくらいのサイズになっています。ボックスのデザインは、ティアナの魔力光である「オレンジ色」をメインカラーに、既存の「~StrikerS」シリーズのfigmaと同様の空をイメージしたデザインがされています。
 なお、ボックス正面のウィンドウ部分をはじめ、各所にプリントされている魔法陣は「ベルカ式」のものとなっていますが、ティアナが使う魔法は「ミッドチルダ式」の魔法の為、プリントされる魔法陣が間違っています。この間違いについてはメーカー側から公式にアナウンスはされたものの、交換の予定は無いとしています。




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 パッケージアート(裏)。既存のfigmaと同じく各種ギミックや付属品の説明が写真入りでされています。




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 ティアナ・ランスター本体。全高は約12cmあります。着用しているバリアジャケットは「~StrikerS」本編内で支給されて以降、全編を通して戦闘時等に着用していました。また、「~StrikerS」の続編であるコミック作品「魔法少女リリカルなのはVivid」や「魔法戦記リリカルなのはForce」でも変わらず着用しています。




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 頭部。独特のデザインのリボンで結んだツインテールが特徴的です。




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 頭部パーツは既存のfigmaと同様に、交換用のパーツも付属しています。このフィギュアでは、表情パーツは歯を食いしばった表情パーツが、そして前髪パーツは風でなびいた前髪パーツが付属しています。どちらも主に戦闘シーンの再現時に使えます。




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 素体は一般的なfigmaの素体を使用している為にfigmaでの基本的な可動箇所は全て可動しますが、バリアジャケットのデザインの関係により可動範囲を狭める箇所は少ない為、広い可動範囲を活かして様々なアクションポーズが取れます。




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 スカートの下も当然造り込まれています。カラーはブラックとなっており、バリアジャケットの色に合わせたものと思われます。




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 このフィギュアには後ろ髪を下ろした、交換式の後頭部パーツが付属しています。「~StrikerS」本編終了から3年後を舞台にした「StrikerS Sound STAGE X(ストライカーズ サウンドステージイクス)」以降のティアナを再現できます。




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 手首パーツは、基本となる平手の他に握り拳と武器保持用手首パーツ3種を加えた、計5組10個が付属しています。figma定番の手首パーツ用スタンドも付属しており、使用しない手首パーツはスタンドに取り付けます。




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 付属の武器類一式。ティアナ愛用のインテリジェントデバイス「クロスミラージュ」は、3つの異なる形態の物が付属しており、対応したエフェクトパーツも付属しています。




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 クロスミラージュ・ガンモード。クロスミラージュの中では本編中で最も使われた基本的な形態で、二丁拳銃型になっています。この形態には2種類のエフェクトパーツが対応しています。




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 発砲時用エフェクトパーツを使用したアクションポーズ。エフェクトパーツは銃口部分にピンを差し込んで取り付けます。




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 「未完成ダガーモード」用のエフェクトパーツを取り付けた状態。未完成ダガーモードは近接戦闘にも対応可能にする為、ティアナが独自に作り出した形態です。エフェクトパーツの取り付け方法は、発砲時用エフェクトパーツと同じです。




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 未完成ダガーモードを使用したアクションポーズ。劇中では「~StrikerS」第8話での、高町なのはとの模擬戦において使用されたのみで、以降は後述のダガーモード(完成形)が出た事もあって、使用されませんでした。




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 クロスミラージュ・ダガーモード。クロスミラージュの近接戦闘用形態です。同じ物が2丁付属しており、対応したエフェクトパーツのツメをミゾにはめ込んで取り付けます。この形態は元々、執務官を希望しているティアナの為に、単独行動時に近接戦闘にも対応できるよう開発時から組み込まれていた形態ではあったものの、当初はこの形態の存在は明かされておらず、第9話においてその存在が明かされ、以後は度々使用されていました。




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 ダガーモードを使用したアクションポーズ。この形態は前述の通り近接戦闘用の形態ですが、「~StrikerS」の後期オープニングアニメーションでは、この形態で多数のの魔法弾を発射しているシーンが有る事から、この形態時もある程度の中・長距離戦には対応できるものと思われます。




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 クロスミラージュ・ブレイザーモード。クロスミラージュの長距離狙撃用形態です。運用形態を考慮してなのか、この形態は1丁しか付属していません。この形態は「~StrikerS」のドラマCDでその存在が明かされたものの、物語の展開の関係でアニメシリーズでは使用されず、「StrikerS Sound STAGE X」のジャケットイラスト等で確認できるのみとなっています。なお、パッケージの「セット内容」欄には「ブレイズモード」と記載されていますが、これは誤表記である事がメーカー側からアナウンスされています。




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 ブレイザーモードを使用したアクションポーズ。運用形態を考慮すると、両手持ちにする方が正しいのかもしれません。




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 スターライトブレイカーの発射シーンを可能な限りで再現。なのははティアナの素質を見込み、いずれスターライトブレイカーを伝授する事を「~StrikerS」のドラマCD「サウンドステージ04」で語っていました。その後、「StrikerS Sound STAGE X」において、ティアナはなのはから伝授した(使用時点ではまだ練習中との事)この技を使い、スバル達の脱出経路を作る事に成功しました。また、「~Vivid」15話では、なのはとのスターライトブレイカー同士の直接対決もしています。




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 figmaでは定番の、パーツ紛失防止用の袋や台座も、もちろん付属しています。




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 このフィギュアには、台座のアームに取り付ける延長パーツが付属しています。これは後ろ髪を下ろした状態のときに使用するパーツで、後ろ髪で背中のピン穴が隠れてしまっても無理なく台座に取り付けが出来るようになっています。




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 同じ年に発売された他のリリカルなのはシリーズのfigmaと同様に、このフィギュアのパッケージ内側の台紙の一部は、切り取って「di:stage」用のスキンとして使用できます。魔法陣のデザインは、パッケージ外側と同じくベルカ式の魔法陣がプリントされています。




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 台紙を使用したポージングの一例。足元に魔法陣を展開した状態を再現できます。台紙を取り付けた面のアーム用ピン穴は全部塞がれてしまう為、アームを必要とするポージングの場合には、他にステージを取り付けて、そこにアームのピン穴を差し込みます。また、台紙のステージ側面に当たる部分にはこのフィギュアの名称が記載された面があるので、それを有効に活用する為には「クリアーver.」のパーツが必要となります。
※この写真では「di:stage 基本(ベーシック)セット」を2個使用しています。




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 同シリーズの「スバル・ナカジマ」と。ティアナとスバルは訓練所時代の同期で、機動六課配属時にはパートナーとして共に戦いました。「~StrikerS」本編最終話において機動六課が解散した後は、二人はそれぞれの道を歩む事となります。戦闘スタイルはティアナが射撃戦主体なのに対しスバルは格闘戦主体となっており、対照的です。




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 スバルとの共闘シーンを再現。どちらもエフェクトパーツが付属している為、戦闘シーンのアクションをより劇中に近く再現出来ます。




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 「StrikerS Sound STAGE X」のジャケットイラスト風に配置。ティアナは髪を下ろした事により外見上大きな変化が有りましたが、スバルは外見上の大きな変化は有りませんでした。




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 同シリーズの「高町なのは バリアジャケットver.」と。なのはは機動六課配属時にティアナの上官であり、また教官でもありました。ティアナのバリアジャケットはなのはのバリアジャケットを基にデザインされた物で、ティアナのバリアジャケットの白いパーツは、なのはのバリアジャケットに似たデザインになっている事が分かります。




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 ヴィータ副隊長を加え、軌道六課内のなのはを隊長とする「スターズ分隊」のメンバーが、ティアナの発売により全員揃いました。




 以上、figma「073 ティアナ・ランスター バリアジャケットver.」でした。

 スバルの発売に続き、相棒の発売も望まれていたティアナも遂にfigmaで発売となり、同メーカーの別ブランド「actsta(アクスタ)」に続いて名コンビが揃いました。ティアナ自体の元々のデザインがfigma素体の広い可動範囲を十分に活かせるデザインとなっている為に、可動に関してはあまりストレスを感じずガシガシ動かして遊べる他、「~StrikerS」本編終了後以降の髪を下ろしたヘッドパーツの付属により、この記事を書いている時点で好評連載中の「~Vivid」や「~Force」でのティアナが再現でき、現行シリーズキャラの再現というだけでなく、今後のfigmaリリカルなのはシリーズにも応用が利くと思われる嬉しい仕様になっています。
 ただ、残念なのは、戦闘時の表情パーツが微妙なデザインであるだけでなく使いづらい点と、最近のfigmaではあまり珍しい事では無くなってしまっているパッケージの記載に関するミスがデザインにまで及んでしまっている点です。パッケージのデザインミスにより、折角パッケージ内側に付いている台座用スキンも、使用可能ではあるものの設定に忠実な再現ができなくなってしまっています。パッケージの印刷に関するミスは十分なチェックやキャラクターに対する知識があれば十分回避可能と思われるので、今後、メーカー側には是非チェック体制の充実を図って欲しいと思います。