一昨日(9月29日)に、奈々さんが「リコッタ・エルマール」と「高槻七海(たかつき・ななみ)」の2役で出演されていた「DOG DAYS'(ドッグデイズ ダッシュ)」の最終話(TOKTO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ放送分)がオンエアされ、遂に完結しました!

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※以下は作品のネタバレを含みます。


 前作(第1期シリーズ)は、ビスコッティとガレットの戦と勇者召喚、そして邪悪な魔物との戦いを経て感動の最終回を迎えましたが、今作はそれから3ヶ月後の平和なフロニャルドを舞台に、平和な物語が展開されました。
 前作は中盤から、事件の発端であるレオンミシェリの不吉な星読についての話が出た後にシリアス&感動のストーリー展開になりましたが、今作ではそのような展開は無く、国家間の交流イベントとしての戦興行、新たなキャラクターの登場、そして可愛らしい魔物や精霊、土地神が絡んだ事件の発生とその解決をメインにした物語が展開されました。

 個人的な感想とか。
 今作は当初から、「夏休みの思い出」を主なテーマにしていた事が奈々さんのラジオやインタビュー記事等で語られており、また監督が交代した事も有ってか、ストーリーは序盤の戦と終盤の「ユニオン・フェスタ」以外は基本的に1話完結形式で平和な物語でした。魔物は今作でも登場しましたが、前作のような邪悪さは殆ど無く、むしろ悪戯好きな可愛いキャラクターとして描かれていました。
 今作ではシリアス展開が無くなった分、スポーツ大会としての「戦」やお色気演出(笑)に重きが置かれていたように感じられました。この2つの要素は前作でも特色の一つとなっていたので、今作ではそれを更に前に押し出したと言えると思います。
 また、今作では3つ目の国・パスティヤージュの登場に新たな2人の勇者誕生、そしてブリオッシュの兄・イスカにパスティヤージュの英雄王や魔王も登場し、元々多かった登場キャラクターが更に増えました。物語の進行に伴って登場キャラクターが次々と増えてその後も登場し続ける展開はリリカルなのはシリーズでも有った事なので、この点については個人的に都築真紀作品の定番と思っています。ただ、今作ではメインで活躍するサブキャラクターが新登場のキャラクターに交代したように感じられたので、シンクやミルヒの出番が減らされたようには感じませんでした。
 元々DOG DAYSシリーズは、「魔法少女リリカルなのは」シリーズの製作に関わっていたスタッフで「~The MOVIE 2nd A's」の製作期間中に手が空いた人達が、その手が空いた期間中に何かやりたいという想いから製作がスタートしたという経緯が有る事が、アニメ雑誌等で語られていました。その為、個人的にこのシリーズは「リリカルなのはの2号的作品」とか「劇場版リリカルなのは製作期間中のつなぎ的な作品」という認識が有りました。しかしながら、今作ではシリーズ独自の要素を強化しつつ、リリカルなのはのアニメシリーズがその方向性を完成させる上で失ってしまった「キャラクターの可愛さを前面に押し出した演出」や「楽しく笑えるエピソード」も含んだものになっていました。また、放送時期は「~The MOVIE 2nd A's」と同時期となった為、今期シリーズがリリカルなのはに貢献した役割は「つなぎ」ではなく「映画宣伝の促進」でした。
 リリカルなのはシリーズはTVシリーズの「~A's」でその方向性が確立されたと個人的に思っているのですが、DOG DAYSシリーズは今作をもって、リリカルなのはシリーズとは異なる方向性の作品として一定の完成をみたのではないかと思います。

 個人的にやっぱり気になる(笑)、奈々さんについて。
 前作では「リコッタ・エルマール」役で殆どのエピソードに出演していた奈々さんですが、今作ではガレット獅子団領国の勇者にしてシンクのいとこ兼棒術の師匠兼ライバルである「高槻七海」役でも出演されました。七海は前作のドラマCDで登場していただけでなく最終話でも少しだけ登場していたので、今作が初登場となったキャラクターではありませんが、ゲスト的な扱いのキャラクターからメインキャラクターへと大幅に昇格されました。奈々さんは七海が今作でメインキャラクターに昇格されて嬉しかったという事を「なのはtype」のインタビュー記事で話していました。
 前作での奈々さんはストーリー展開の関係上出演しなかったエピソードが1話有ったのですが、今作ではリコッタと七海の2役で出演した事もあって全話出演となりました。所属する国が違う為、基本的にはリコッタと七海を入れ替わりで演じていたのですが、一部にはリコッタと七海が会話するシーンも有り、奈々さん目当てで観たファンにとっては大満足だったのではないかと思います。
 個人的には七海の活躍がアニメで観たかったので、昇格については大歓迎だったのですが、リコッタも前作より可愛らしい演出が多くなっていて良かったと思います。

 感想等についてはここまで。
 TVアニメの放映は終了してしまいましたが、既にBD/DVDのリリースが順次開始しており、また11月には「フロニャ祭2012」が開催されます。そして、ねんどろいどでは現在「リコッタ・エルマール」の予約受付がされているだけでなく「レオンミシェリ・ガレット・デ・ロワ」のねんどろいど化も進められているようなので、関連イベントやフィギュアのリリースという名の戦興行はまだまだ終わりません!