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 今回掲載するリニューアルレビュー記事は、コトブキヤのプラキット版「スレードゲルミル」です。
 デッカイ剣を持っているだけでなくドリルまで付いているこのロボットは、まさに「男のロマンのデパート」とも言えるロボットなのではないかと、今更ながらに思います(笑)。
 なお、この記事ではスレードゲルミルと同じくデッカイ剣を持つ「あのキャラ」との共演も、大きさの概念を捨ててやりました。エアラクニッドのレビュー記事でやったようなネタのルーツは、どうやらこの記事にあったようです…(笑)。
 このスレードゲルミルの記事をもって、「S.R.G-S」シリーズのレビュー記事のリニューアル作業は完了となります。次のレビューは新作記事で、来年1月発売の「ネオ・グランゾン」をやる予定です!

関連記事:
 ・S.R.G-S「016 DGG-XAM1 ダイゼンガー」レビュー(再掲載版)(2012年11月14日更新)
 ・figma「009 フェイト・T・ハラオウン バリアジャケットver.」レビュー(再掲載版)(2012年4月22日更新)

※本レビュー記事は、2009年8月18日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。
※画像のキットは、素組みした物に細かい塗装とスミ入れを施したものです。実際の商品とは仕様が異なります。


■作品概要  ~「スーパーロボット大戦」「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」とは~
 「スーパーロボット大戦」は、1991年にバンプレストより発売されてから現在もシリーズ展開が継続中のシミュレーションRPGです。ガンダムシリーズ・マジンガーシリーズ・ゲッターロボシリーズを中心に、古今のロボットアニメ作品のキャラクターが一堂に会して戦います。ファミコンソフト「第2次スーパーロボット大戦」以降は完全オリジナルのロボットやキャラクターも登場しています。
 「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」は、2007年6月に発売されたvプレイステーション2専用ソフトです。ゲームボーイアドバンスで発売された「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION」「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2」をプレイステーション2用にリメイクして1本のソフトに収録している他、新規シナリオが追加されています。

■「スレードゲルミル」とは
 「スレードゲルミル」は、「スーパーロボット大戦α外伝」で初登場したオリジナルロボットです。
 開発の経緯は全シリーズ共通して「グルンガスト参式が金属細胞「マシンセル」によって変化した機体」という設定になっていますが、「α外伝」と「ORIGINAL GENERATIONS」ではパイロットや所属軍団が異なっています。「α外伝」では、主人公チームが物語の途中で飛ばされた未来の世界で、敵組織「アンセスター」によって操られたゼンガー・ゾンボルトが搭乗し、中盤以降の強敵として立ち塞がり、ルートによっては終盤自軍ユニットとして使用可能になります。
 「ORIGINAL GENERATIONS」では、「向こう側の世界」からやって来た組織「シャドウミラー」に所属する、ゼンガー・ゾンボルトをコピーした人造人間「ウォーダン・ユミル」が搭乗し、本拠地「アースクレイドル」での決戦の際には、ゼンガーと一対一の死闘を繰り広げます。

■キット概要
 このキットは、2009年4月下旬にコトブキヤより、「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」のプラキットシリーズである「S.R.G-S」シリーズの1体として、メーカー希望小売価格5,040円(税込)で発売されました。
 スレードゲルミルの立体化は、「電撃ホビーマガジン」での誌上限定通販等で立体化された事は有りますが、市販の商品として一般販売されたのはこれが初めてです。




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 パッケージアート。箱のサイズは縦30.5cm×横19cm×高さ12cmとなっており、キットによって大きさにバラつきの有る本シリーズにおいては、比較的大きい部類に入ります。
 イラストはガンプラのパッケージアートでもお馴染みの開田裕治氏が手掛けています。イラストのスレードゲルミルは左を向いていますが、これは前のナンバーである「グルンガスト参式」が右を向いている為、それと対になる事を意識したのではないかと思われます。




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 スレードゲルミル本体前面。全高は約16cmあります。
 元々のデザイン画に忠実な、肩と脛を強調した感じのデザインになっています。股間部のスカートアーマーには「DC(ディバイン・クルセイダーズ)」のマークが入っていますが、「α外伝」ではゼンガーの元々の所属がDCになってはいるものの、「ORIGINAL GENERATIONS」ではウォーダンは元よりDCには所属してはいない為、このマークを「敵の誤認・混乱を誘う為のもの」としています。




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 本体後部。背中に付いているドリルが特徴的です。
 設定上の元になった機体である「グルンガスト参式」はドリルの先端が上を向いていましたが、この機体は下向きになっています。




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 頭部。グルンガスト参式がベースになっているだけあって、両サイドの角や口等、面影が残っている部分があります。




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 頭部を斜め上から見下ろした写真。こちらの方が頭部全体のデザインが掴みやすいです。
 額の部分の角は「α外伝」では特に武器などの設定はありませんでしたが、「ORIGINAL GENERATIONS」ではデザイナーの富士原昌幸氏によるアンソロジーコミックを元に、角が回転し敵に連続頭突きを行う「ドリル・インフェルノ」が新技として追加されています。




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 可動は首、肩、肘、腰、股関節、膝、足首が可動する他、足は根元部分と足裏、爪先部分が別パーツになっており、接地性を高めています。しかしながら、アーマーやデザインの都合上、可動が制限されている箇所が多く、最大限動かしても写真の範囲が限界となっています。




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 バックパックはほぼ90度可動します。しかしながら、肩アーマーとドリルが干渉する為、実際にはこれほど動かす事はできません。




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 「ドリル・ブーストナックル」用パーツ。背部についているスタビライザー兼ドリルクラッシャーと、通常時とドリル・ブーストナックル時の組み換えパーツで構成されています。




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 スタビライザー兼ドリルクラッシャーは、通常時には排気ダクトのようなパーツを取り付けますが、ドリル・ブーストナックル時には腕に取り付ける為のボールジョイントが付いたパーツに差し替えます。




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 ドリル・ブーストナックル装備状態。手首を取り外し、代わりにスタビライザー兼ドリルクラッシャーを取り付けます。
 取り付けの際に前腕の青いパーツが邪魔になるので、いったん取り外してからドリルを取り付け、その後に付け直します。




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「砕け! ドリル・ブーストナックル!!」

 ドリル・ブーストナックル発射ポーズ。発射の際には両腕の肘から下を一緒に発射します。




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 肘部分には、バーニアのディテールが造形されています。




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 肩アーマーのトゲ部分は取り外しが可能になっています。作品中では、「斬艦刀」を出す際に肩に力を込めてこれを剥離し、エネルギーを送り込んで柄の部分に変化させます。




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 斬艦刀。全長は約38cmあり、本体の倍以上の長さとなっています。
 専用の右手首に柄を通して持たせます。鍔の部分は、変化前の肩アーマーのトゲ部分の面影が残っています。




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「一刀、両断!!」

 斬艦刀でのアクションポーズ。一応ポージングはそれなりに取れるのですが、斬艦刀の本体重量の関係で取れるポーズは制限されます。
 写真のキットでは刃のシルバーのパーツの内、青いパーツで隠れる部分を肉抜きして、若干軽量化しています。




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 斬艦刀構成パーツ。刃、鍔の周りのパーツ、鍔に当たる刃と柄をジョイントするパーツ、柄で構成されています。
 専用持ち手の取り外しは、柄の下部分を取り外して行います。




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 斬艦刀を以外のスレードゲルミルの構成パーツ。手首(握り、平手、右手のみの斬艦刀専用手首)以外は、肩アーマーのトゲ部分とドリル・ブーストナックル関係のみとなっています。




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 「S.R.G-S 016 DGG-XAM1 ダイゼンガー」と。ダイゼンガーが鎧武者を思わせるデザインなのに対し、スレードゲルミルは西洋の騎士甲冑を思わせるデザインになっています。




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 ダイゼンガーとの斬艦刀比較。刃渡りはスレードゲルミルの方が少し大きい程度ですが、柄の長さが全く違うので、スレードゲルミルの方が非常に大きく見えます。




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 模型誌や「ORIGINAL GENERATIONS」のイベントデモでの対決シーンを再現。




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 同じような武器を持つ「figma フェイト・T・ハラオウン」のバルディッシュ・ザンバーフォームとの比較。
 本体のサイズが違うだけに、武器のサイズもかなり違います。




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 折角なので対決(笑)! スケールが違うので、実際にはこんな絵にはなりませんが…。




 以上、スレードゲルミルでした。

 ダイゼンガーに続きグルンガスト零式、参式と発売され、遂に発売されたスレードゲルミル。過去のシリーズ同様、造形においては申し分ないのですが、その分可動が犠牲になっていてゲーム中での激しいアクションを再現するのが難しくなっているのが残念なところです。また、斬艦刀も、ボリュームは度肝を抜かされるものになってはいるのですが、ダイゼンガーのときにも個人的に問題視していた、アクションの為の軽量化の工夫が無かったのも残念なところです。とはいえ、キットの出来自体はギミックにおける不足は特に無いので可動に関するストレスさえ気にしなければ十分楽しめるキットだと思います。