animatedshockwave001.jpg

 今回掲載するリニューアルレビュー記事は、海外で販売された「トランスフォーマー アニメイテッド(TRANSFORMERS ANIMATED)」版の「ショックウェーブ(SHOCKWAVE)」です。
 本文中でも書いていますが、このトイは海外で「アニメイテッド」が展開していた2008年当時、日本の輸入トイショップでは人気の商品で、発売当初は入手が困難でした。劇中ではスパイという地味な役回りでしたが、トイはその設定に基づき4段変形する秀逸なものになっており、このギミックだけで十分売れるに値するものだったのではないかと、今でも思います。
 このショックウェーブの記事をもって、海外版「トランスフォーマー アニメイテッド」のレビュー記事のリニューアル作業は完了となります。実は日本版トイのレビュー記事も多数有るのですが、それらの再掲載は少し期間を置いてから進めたいと思います。

※本レビュー記事は、2009年4月21日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 ショックウェーブ(SHOCKWAVE)は、「トランスフォーマー アニメイテッド(TRANSFORMERS ANIMATED)」に登場するキャラクターです。アニメでは、初登場時は「オートボット(AUTOBOTS)」の上級戦士であるエリート・ガードの一人で、通信関係を統括する「ロングアーム(LONGARM)」として登場しますが、その正体は「ディセプティコン(DECEPTICONS)のリーダー・メガトロン(MEGATRON)によって送り込まれたスパイ兵士・ショックウェーブであり、ロングアームとしての立場を利用してオートボットを撹乱させる役割やメガトロンの計画を陰から手助けする役割を担っています。

■トイ概要
 このトイは2008年11月頃に、海外でハズブロ(HASBRO)より発売されました。
 アニメの設定と同様に「ショックウェーブ⇔ロングアーム」の変形を可能にしており、変形ギミックの関係上、「アニメイテッド」シリーズのトイとしては最多の4段変形機構を有しています。




animatedshockwave002.jpg

 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦20cm×横29cm×奥行11.5cmで、同シリーズのヴォイジャー・クラス(VOYAGER CLASS)の商品としては標準的なサイズとなっています。
 箱の形状はこのシリーズ特有の、少し複雑な形状をしています。 パッケージの右下部分には、このトイの特徴である4段変形が可能である事を表す「4 modes!」の記載が有ります。




animatedshockwave003.jpg

 パッケージアート(裏)。テックスペックや各種ギミックの紹介がされており、ショックウェーブとロングアームの各形態の写真が入っています。しかしながら、写真の変形は一部間違っているものが有り、説明書には正しい変形方法が書かれています。




animatedshockwave004.jpg animatedshockwave005.jpg

 ロングアーム・ビークルモード。クレーン車に変形します。
 キャタピラ部分が特徴的で、4足のような形になっています。
 クレーンには特にワイヤーや紐のようなものは無いので、フック部分を伸ばす事は出来ません。




animatedshockwave006.jpg animatedshockwave007.jpg

 ロングアーム・ロボットモード。全高は約19cmあります。
 脚部分の可動に難が有り、あまり大胆なポージングは出来ません。また、クレーンのアームの裏側部分にディセプティコンのインシグニア(エンブレム)が有り、オートボットの戦士に偽装しているにもかかわらずアームの角度によっては股下からそれが見えてしまいます。
 アニメでは役割の関係上、武器を使用する描写は特に有りませんでしたが、その名が示す通り腕を自由に伸縮させる能力が有る為、その能力でサイバトロンの仲間達を助ける描写が有りました。




animatedshockwave008.jpg

 ロングアーム・ロボットモード頭部。
 胸にはシルバーに輝くオートボットのインシグニアが有ります。首部分は変形機構との両立の関係上、普通に横を向く事が出来ません。




animatedshockwave009.jpg animatedshockwave010.jpg

 ショックウェーブ・ビークルモード。戦車に変形します。
 ロングアームのビークルモードからは、クレーンのアームを展開してキャノン砲にし、キャノン砲の両側部に有るアンテナのような物を出し、4足のキャタピラを動かして本体に平行にするだけの、比較的シンプルな変形機構となっています。




animatedshockwave011.jpg animatedshockwave012.jpg

 ショックウェーブ・ロボットモード。全高は約21.5cmあり、同シリーズのヴォイジャー・クラスのトイと比べて若干身長が高いですが、全体的に細身です。
 こちらの方が本来の姿という事もあってか、ロングアーム形態時と比べると可動範囲は広く取られています。




animatedshockwave013.jpg

 ショックウェーブ・ロボットモード頭部。
 デザインはTVアニメ第1作に登場した同名のキャラクター(日本名:レーザーウェーブ)を基にした、一つ目で、両側部にツノが付いたデザインになっています。
 ロングアームからの変形は、ロングアームの顔面を奥に収納する変形に連動してショックウェーブの顔面下部分を出し、ツノを上に向けて完了します。
 胸にはゴールドに輝くディセプティコンのインシグニアが付いており、このキャラクターが本来はディセプティコン兵士である事を物語っています。




animatedshockwave014.jpg

 ビークルモード時の砲塔は、そのまま本体から取り外して武器の銃にする事が出来ます。
 ショックウェーブの手はツメになっている為に持たせる事は出来ないので、前腕に有るピン穴に差し込んで装備させます。




animatedshockwave015.jpg

 ロングアームとショックウェーブの変形による差異。頭部の他に、以下の部分を変形させます。

※説明は全て「ロングアーム→ショックウェーブ」の変形

 ・ 肩上部分 … キャタピラを回転させてセンサーのような物を出します。
 ・ 肩口 … 折り畳んで、所謂「怒り肩」のようにします。
 ・ 前腕 … 90°回転させて腕を下に伸ばし、前腕部の爪を展開し、手を180°回転させてこれも爪にします。
 ・ 胸インシグニア … 180°回転させてオートボットからディセプティコンにします。
 ・ 腰両側部 … 下にスライドさせて股関節を変えます(これにより全高が若干高くなります)。
 ・ 太腿 … キャタピラ状のパーツを上に移動させます。
 ・ スネ・足 … パーツ全体を180°回転させます。






 以上、ショックウェーブでした。

 ギミックが非常に好評だったようで、新発売当時は輸入トイショップの店頭からことごとく姿を消していたアニメイテッド版ショックウェーブでしたが、偶然再入荷したのを発見して即購入しました。
 全体を通しての感想は、変形機構の関係でアクションには多少の難は有るものの、見事な変形機構でロングアームとショックウェーブのプロポーションに明確な違いを付けており、これにより同一人物である事を分かりにくくしています。
 変形機構に関しては、可動を多少犠牲にしている事もあって非常に秀逸で、また、ショックウェーブのプロポーションも非常にカッコイイので、1つのトイとしてでも購入する価値は有ると思います。