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 今回のリニューアルレビュー記事は、本記事掲載時点においてもシリーズ展開が継続中の「トランスフォーマー アンコール」より、第1弾トイである「コンボイ」を再掲載します。
 このトイは、実写映画第1作「トランスフォーマー」が公開された直後に発売されました。管理人は同じ日に発売された同シリーズのトイ(メガトロン、スタースクリーム、サウンドウェーブ)と一緒に予約して購入したのですが、当時はあまりレビュー記事を書いていなかった為、このトイもその例に漏れず、レビュー記事を書いていませんでした。
 ようやくこのトイのレビュー記事を書くようになったのは、その2年後で、当時は「トランスフォーマー/リベンジ」のシリーズ展開が真っ只中の時期でした。「~リベンジ」のトイのレビュー記事を多数書き上げた勢いに乗って(笑)、それまでに購入した「アンコール」シリーズのレビュー記事も順次掲載するようになりました。

関連記事:
 ・「RA-01 オプティマスプライム」レビュー(再掲載版)(2013年2月14日更新)
 ・「トランスフォーマーコレクション 0 コンボイ」レビュー(再掲載版)(2012年12月7日更新)

※本レビュー記事は、2009年10月7日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「コンボイ」は、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」、「トランスフォーマー・ザ・ムービー」、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」、「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」、「トランスフォーマー ザ・リバース(TRANSFORMERS THE REBIRTH)」に登場したキャラクターです。
 アニメでは、全てのシリーズにおいてサイバトロンの総司令官として登場し、サイバトロン戦士達を率いて戦いました。実写映画の「トランスフォーマー」シリーズでは、このキャラクターを基にしたキャラクター「オプティマスプライム」が登場しました。

■トイ概要
 このトイは、2007年8月9日にタカラトミーよりメーカー希望小売価格5,250円(税込)で発売されました。
 1985年に発売された「01 サイバトロン/総司令官 コンボイ」をベースに、本放送当時のパッケージに近いデザインの他、本体は一部をアニメ版に近いカラーリングやシール貼付部分をタンポ印刷にする変更がされています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦約15.5cm×横約34cm×奥行約8.5cmで、梱包されている本体に合わせて横長になっています。右上部分には「トランスフォーマー アンコール」のロゴが入っています。
 以前の復刻版では左下部分にタカラのロゴが入っていましたが、このトイでは左上部分にタカラトミーのロゴが入っています。また、本放送当時の物は内側は発泡スチロールでの梱包でしたが、このトイでは最近の復刻版トイと同様のブリスターによる梱包になっています。




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 パッケージアート(裏)。
 本放送当時の物と同様に、展開初期のイメージアートやコンテナの各種ギミックが描かれています。また、テックスペックは削除されており、代わりに流通用のバーコード等が記載されています。




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 ビークルモード。トレーラーに変形します。日本版の名称である「コンボイ」は、ここに由来しています。




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 ビークルモードを斜め上から見下ろした写真。
 ビークルモードはコンテナを含めると全長約31cmあり、当時のトランスフォーマートイとしては比較的大きい部類に入りました。




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 トレーラーのキャブ部分はロボット(コンボイ)に変形します。
 この部分だけだと、サイズは同時期に発売されたサイバトロンのカーロボットのトイより若干大きい程度です。




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 キャブ側面の、ロボットモード時に肩になる部分にはサイバトロンマークが有ります。
 この部分は、過去の商品では復刻商品を含め全てシールを貼付する必要が有りましたが、このトイではタンポ印刷に変更されています。これにより、造形の関係でシールを貼付しづらかった問題が解消されています。




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 キャブのルーフ部分には、当時のトランスフォーマートイでは定番だったシークレットエンブレムが付いています。
 指を押し付ける等の方法で暖める事により、所属軍団のエンブレムが浮かび上がります。




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 ロボットモード。全高は約16cmあります。
 頭、腕、足を後ろから引き出し、トレーラー前部はそのまま胴体になります。 タカラトミーの公式アナウンスによれば、「本体の青い部分を、従来製品より鮮やかな色に変更し、よりアニメイメージを再現」との事でしたが、過去の商品と比較してあまり変化は有りません。




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 ロボットモード頭部。この頭部形状は、後の同名キャラクターの頭部デザインの基礎となります。
 TVアニメでの目の色はブルーでしたが、このトイではTVアニメに準拠した目の色の変更はされておらず、過去の商品と同様のイエローで塗装されています。




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 胸は、基になったトイである「ダイアクロン」の「バトルコンボイ」の頃の名残でハッチが開き、ダイアクロン隊員が乗れる構造になっています。
 2002年に復刻した「New Year Special コンボイ」には、ここに収納可能なダイキャスト製の「マトリクス」が付属していましたが、このトイには付属していません。




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 「コンボイガン」は、コンボイの主力武器です。設定資料等では「レーザーライフル」と記載されている事が多いです。
 このトイのライフルの形状は、元になったトイである「ダイアクロン」の「バトルコンボイ」の形状と同じになっていますが、本放送当時の商品には、これとは違う形状の物が付属していました。「New Year Special コンボイ」でこの形状のライフルを復元して付属させてからは、後発商品である「トランスフォーマーコレクション」版や「PEPSIコンボイ」でもこの形状のライフルが付属しています。




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 可動は肩、肘、膝が可動します。当時のトランスフォーマートイとしては比較的広めの可動範囲ではありますが、やはり最近のトランスフォーマートイの可動と比較すると遥かに劣っています。




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 付属の小型バギーの名称の記載は説明書に記載されていませんが、TVアニメでは「ローラー」という名称が付いています。
 本放送当時のトイや「New Year Special コンボイ」での本体カラーは紺色でしたが、このトイに付属している物は2000年の復刻版と同様に、成型色の上からシルバーを塗装して、アニメ版のカラーに準拠した仕様にしています。




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 ローラー内部はダイアクロン時代の名残で、ダイアクロン隊員を乗せる事が可能な構造になっています。




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ローラー裏側。前述の通り本体は塗装されているのですが、裏側はあまり見ない事も有ってか少々雑になっており、塗り損ねて成型色が見えてしまっている部分が有ります。




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 コンテナは後ろと両側面を展開し、内部にある司令コックピットを立たせる事で、基地モードになります。




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 コンテナ・基地モード。
 下部分はカタパルト発射機構が有る他、通信機器を模したようなシールが多数貼付されています。上の司令コックピットは広い可動範囲を確保しており、またミサイル発射機構も内蔵しています。




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 司令コックピットはダイアクロン時代の名残で、中央部分はダイアクロン隊員が乗れる構造になっています。
 整備用アームは自由に可動する他、爪の開閉も可能です。画像ではしていませんが、レーダーも360°回転可能です。
 前部には2ヶ所のミサイル発射装置が有り、ここからミサイルを発射します。アニメではこの司令コックピットのミサイル発射を使用しているシーンが有りました。




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 司令コックピット後部に有るレバーを下に下げると、スプリングアクションでカタパルトが動きます。これにより、ローラーの発進ギミックが出来るようになっています。
 このギミックは、説明書では「フォーメーション-3 スーパーダッシュ機構」と説明されています。




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 基地の左隅部分にはピン穴が有り、ここにはコンボイガンやエネルギー補給パイプを取り付ける事が出来ます。




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 コンボイガンやエネルギー補給パイプは、ローラーに取り付ける事も出来ます。




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 このトイの説明書では、コンボイ本体とコンテナ、ローラーを組み合わせた遊びである、4種類の「フォーメーション」についての説明が有ります。
 フォーメーション-1は「サイバトロン移動基地」で、コンテナを展開し、司令コックピットを立てずに180°回転させてこのフォーメーションとなります。




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 フォーメーション-2は「移動攻撃態勢」。
 前述のフォーメーション-1から司令コックピットを立て、再びコンテナを閉じてこのフォーメーションとなります。




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 フォーメーション-4は「サイバトロン用整備ドック」。
 展開したコンテナを垂直に立てるとこの形態になります。コンボイを立たせる場所には固定する為のパーツが無いので、コンボイと同じかそれ以下のサイズのトイなら何でも立たせる事が可能です。




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 セット一式。
 設定では、コンテナやローラーも意思を持った機械生命体とされていますが、コンボイの一部でありコンボイ本体なくしては生命を維持できないという設定になっています。




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 「RA-01 オプティマスプライム」と。
 オプティマスプライム(OPTIMUS PRIME)はコンボイの海外名ですが、トランスフォーマーの日本導入の際に、子供に馴染ませるのが難しいという理由で名称変更されました。写真から分かる通り、オプティマスプライムのデザインやカラーリングは、このトイが基になっています。
 実写映画版のオプティマスプライムは海外名のまま日本に導入されましたが、資料等で「日本ではコンボイ司令官の名で知られる」等の説明が有ります。




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 付属のキャラクターカード。
 記載内容については過去の商品と変更は有りませんが、表面のナンバー記載部分がアンコール版のナンバーやロゴの記載に変更されている点と、左下の版権表示部分に「TOMY」と入っている点が、過去の商品と異なります。




 以上、トランスフォーマーアンコール版コンボイでした。

 トランスフォーマーの代名詞的キャラクターという事もあって、国内・海外を問わず何度も復刻されてきたこのトイですが、今回は、記念すべき「トランスフォーマー アンコール」第1作のトイとして復刻されました。
 トイの仕様はアニメ準拠のカラーリングを目指したとのアナウンスが有りますが、目の色の変更が無い他、ローラーのカラーリング以外は目立った変更がない為、あまりウリになっていないと思います。また、「New Year Special」版や「トランスフォーマーコレクション」版で付属していた各種付属品が付属していないのも残念な点です。
 しかしながら、基になった「バトルコンボイ」の発売から四半世紀ほど経過したにもかかわらず、過去の復刻商品に付いた付属品が無くても十分楽しめるトイになっており、このトイの玩具としてのクオリティの高さが窺えます。また、実写映画の「オプティマスプライム」のルーツとなっているキャラクターでもありますので、実写映画からトランスフォーマーに入った方は、一度手にとってみても良いのではないかと思います。