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 今回のリニューアルレビュー記事は、SDXの「マスクコマンダー」です。
 管理人は、「元祖SDガンダム」版のマスクコマンダーも購入して遊んだ事が有るのですが、そのプレイバリューの高さは当時としてはトップクラスだったと思います。このSDX版は、そんなマスクコマンダーが最新の技術によってリメイクされた商品だった為、発売を非常に楽しみにしていました。
 SDXは元祖SDガンダムの生誕20周年に伴って立ち上げられたブランドの為、商品化されるキャラクターも、かつて元祖SDガンダムで発売されたキャラクターが多いです。それ故に、昔元祖SDガンダム版で遊んだ事が有るキャラクターには、それ以外のキャラクターには無い思い入れが芽生えます。

関連記事:魂ウェブ商店限定 SDX「ヘビーウェポンコマンドガンダム」レビュー(再掲載版)(2013年2月11日更新)

※本レビュー記事は、2010年4月24日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■作品概要 ~「SDコマンド戦記 G-ARMS」とは~
 「SDコマンド戦記」は、SDガンダムの生みの親である横井孝二さん(以下「横井画伯」)が、月刊コミックボンボンで連載していたコミック「元祖!SDガンダム」や玩具「元祖SDガンダム」を中心にシリーズ展開された作品で、ミリタリー色を前面に押し出したデザインが施されたSDガンダム達が大活躍します。
 「G-ARMS」はシリーズの第1作に当たる作品で、物語はガンダム打倒を目論むブラッディザク率いるザタリオン正規軍とコマンドガンダム率いるGアームズの戦いの物語を中心に描かれますが、終盤ではザタリオン親衛隊「SS」やザタリオンの真の支配者「フューラーザタリオン」との戦いを中心に描かれます。
 「マスクコマンダー」は、物語中盤より「SS」のメンバーとして登場する、仮面を被った謎の戦士で、「キャプテンガンダム」もろともGアームズ基地を壊滅させます。しかしキャプテンガンダムは「ガンアーマー」を伴って復活し、以後はキャプテンガンダムのライバル的存在として、シリーズ全体を通じて数度のパワーアップを遂げつつ幾度も戦う事になります。

■フィギュア概要
 このフィギュアは2010年4月17日に、SDXの第8弾商品としてメーカー希望小売価格6,090円(税込)でバンダイより発売されました。
 全身のフル可動に加え、付属する各種パーツ等により、プラモデル「元祖SDガンダム」でのギミックが再現できるようになっています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦17.5cm×横20cm×奥行9cmとなっており、過去に発売されたSDXのパッケージと同じサイズになっています。
 パッケージの背景色は同シリーズの「フルアーマーナイトガンダム」と同じ銀色ですが、やや黒めになっています。




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 パッケージアート(裏)。
 SDXのコンセプトである「1.重量感、2.オプション、3.可動&スタイル、4.ギミック」についての記載の他、各部ディテールの写真や付属品の写真があります。





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 パッケージ内側。
 過去に発売されたSDXと同様に表部分が蓋になって開けるように造られており、開くと中身が見えるようになっています。




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 パッケージ内側の蓋裏側。
 SDXのコンセプトについての解説がパッケージ裏側より詳しく書かれている他、付属パーツの説明が有ります。また、右上部分には横井画伯による描き下ろしイラストが描かれており、その下にはキャラクターの紹介文が有ります。




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 パッケージ内側の本体側。
 こちらも過去に発売されたSDXと同様の構成になっており、蓋は下部にあるマジックテープで止める仕組みになっている他、左下部分には横井画伯による描き下ろしイラストが描かれています。




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 内部ブリスターパックも、過去に発売されたSDXと同様の2段構成になっています。




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 マスクコマンダー本体。全高はおよそ8cmあり、既存の標準的なサイズのSDXとほぼ同じサイズになっています。




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 頭部。
 黒い部分は仮面で、後述の通り取り外しが可能です。「マスクコマンダー」の名はこの仮面に由来しています。
 仮面には「特殊気密マスク」という名称が付いており、名称の通りであればガスマスクのような役割を果たすものと思われます。




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 前腕には近接戦闘用の「高周波クロー」が付いています。




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 手首パーツは握り拳、武器持ち手、平手の3組(計6個)が付属しています。
 既存のSDXと比較すると種類は少なめです。




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 バックパックにマウントされている「ヒートホーク一体型ハンドガン」は、ヒートホークとして使う場合にはそのまま持たせるだけですが、ハンドガンとして使う場合にはグリップを引き出して持たせます。




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 仮面の下の素顔は「ガンダムMk-Ⅱ」です。
 Gアームズ創設の為にコマンドガンダムがガンダムチームに対して行った猛特訓に嫌気が差したガンダムMk-Ⅱはガンダムチームを脱走した後、にせガンダムMk-Ⅱ、ハンブラビと3人で「ティターンズ」というトリオを結成、その後ザウエルRジャジャの手引きで「SS」に加入して改造を受け、マスクコマンダーとなりました。このような「善→悪」に寝返った経緯から、本体カラーも当初の白系の「エゥーゴ仕様」のカラーリングから、黒系の「ティターンズ仕様」のカラーリングになっています。




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 ガンダムMk-Ⅱ頭部。
 ガンダムMk-Ⅱの特徴である「バルカンポッド」は付いていません。頬や腰には本来無かった動力パイプが付いていますが、これは後述の「にせガンダムMk-Ⅱ」に由来しているものと思われます。




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 表情パーツは「通常」「右向き」「左向き」「怒り」の計4種類が付属しています。
 換装方法は同シリーズの「コマンドガンダム」と同じく、表情パーツをマスクに取り付けて、そのパーツを頭部に取り付けます。
 「通常」以外の表情パーツはランナーに付いており、切り取って使用します。




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 仮面の下のもう一つの素顔、「にせガンダムMk-Ⅱ」。
 にせガンダムMk-Ⅱは、「にせガンダム」が自分の友達とする為に「ハイザック」を改造して作り上げたキャラクターですが、本物のガンダムになりたいが為に脱走し、その後、ガンダムチームを脱走したガンダムMk-Ⅱを勧誘して「ティターンズ」を結成します。
 にせガンダムMk-Ⅱは影武者の為、本物のガンダムMk-Ⅱと同様の戦闘力が有るのかは不明です。




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 にせガンダムMk-Ⅱ頭部。
 モノアイが特徴的な表情パーツは、ガンダムMk-Ⅱの表情パーツを取り外して交換します。モノアイはレール式で左右に可動します。
 余談ですが、このフィギュアはSDX初のモノアイを持ったキャラクターを立体化した商品でもあります。




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 ICBMハンブラビ。基になったモビルスーツは「ハンブラビ」ですが、ICBM(大陸間弾道弾)の名の通りミサイルとなっています。
 設定がミサイルである為、ザタリオン帝国の本拠地「暗黒大陸」には複数のICBMハンブラビが待機しており、必要に応じてマスクコマンダーのいる戦場に射出されます。元々はモビルスーツである為に意思を持っており、台詞を喋っているシーンも有ります。




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 ICBMハンブラビのバーニアの根元はボールジョイントで接続されており、ある程度自由に可動します。




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 マスクコマンダーをパワーアップさせる各種装備。
 「高出力ビームスマートガン」、左右の「ブースターウイング」、「バックパック」で構成されています。




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 マスクコマンダーのパワーアップ用装備は、ICBMハンブラビに装備させる事も可能です。
 ハンブラビのモビルアーマー形態がこの形態に近い形状の為、恐らくはこれが本来の形態で、当時は「ガンダムMk-Ⅱとハンブラビの合体」というギミックにしようとしていたのではないかと思われます。




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 マスクコマンダー・フル装備形態。説明書には「完成体」と記載されています。
 展開時の全幅が約23cmになるブースターウイングや、本体全高よりも長い銃身の高出力ビームスマートガンを装備しており、SDXとしては史上最大級のボリュームとなっています。
 合体時のデザインは、当時のプラモデル等では改造で作る事が可能ではありながらも映像等では存在しなかった「ティターンズ版スーパーガンダム」を基に、それをガンダムMk-Ⅱとハンブラビの合体で完成させるという、斬新な発想のデザインでした。




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 フル装備形態後ろ。
 バックパックにはICBMハンブラビをマウント出来ます。配置の関係上、ICBMハンブラビは後ろを向く形になります。




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 マスクコマンダーの主力武器「高出力ビームスマートガン」。
 設定では「ギガンダリウム合金の装甲をも貫く」とされており、破壊力は強力です。形状から分かる通り、デザインはスーパーガンダムの主力武器である「ロングライフル」が基になっています。
 グリップ部分は根元でボールジョイントによる銃本体との接続がされており、アクションポーズに合わせてある程度動かせるようになっています。




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 ブースターウイングは、左右とも翼が可動します。
 見た目はただの翼ですが、シルバーの部分がブースターになっており、単体でも推進力が有ります。また、上部カバーを展開する事で、後述の「ウイングキャノン」がせり出します。




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 ウイングキャノン。
 左右ともカバーの展開に連動して砲身がせり出す仕組みになっています。




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 SDXでは定番の台座も、もちろん付属しています。
 マスクコマンダーは設定上飛行が可能なキャラクターの為、飛行シーンの再現で非常に役立ちます。




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 台座にはICBMハンブラビを固定する事も可能です。
 パワーアップ用装備を付けたICBMハンブラビの全長は相当な長さになる為、延長用アームを付ける事で、比較的自由に飾る事が出来ます。




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 ICBMハンブラビの前部に有る穴は台座のアーム先端のピン穴に取り付けられるので、台座を2つ用意すれば、飛行しながらICBMハンブラビを発射するシーンを再現できます。




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 ガンダムMk-ⅡとICBMハンブラビ。これににせガンダムMk-Ⅱが加わって、謎の三人組「ティターンズ」となります。
 黒いガンダムMk-Ⅱ、ハイザック、ハンブラビは、「機動戦士Zガンダム」ではいずれも地球連邦軍のエリート部隊「ティターンズ」のモビルスーツでした。




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 高出力ビームスマートガンを逆に持たせ、左手を平手にすれば、パッケージ内側の横井画伯描き下ろしイラストのポーズを再現する事も可能です。




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 攻撃のアクションポーズ。
 持ち手はグリップ部分に丁度合う形で固定される事に加えて肘関節もしっかりしている為、片手での狙撃ポーズがバッチリ決まります。逆に両手持ちのポーズは、肩の可動範囲がそこまで広く設計されていない為、難しくなっています。
 また、ブースターウイングは取り付ける肩アーマーの一部が可動する為、腕を前に向けても見た目をあまり損ねないようになっています。




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 同シリーズの「ヘビーウェポンコマンドガンダム」と。本記事掲載時点で発売された「SDコマンド戦記」シリーズのSDXは、コマンドガンダムとマスクコマンダーの2人だけです。
 ガンダムMk-Ⅱがマスクコマンダーになった経緯を考えると、ガンダムMk-Ⅱはコマンドガンダムに強い恨みを抱いているものと考えられますが、パッケージ記載の設定等では、自身とは正反対の道を進んでコマンドガンダムの特訓を真面目に受けてパワーアップを遂げた「キャプテンガンダム」に敵意を抱いている事が書かれています。




 以上、SDXマスクコマンダーでした。

 このフィギュアは多数の商品化希望の声が有ったとの事で、これよりも先に商品化すべきであろう他のSDコマンド戦記のキャラクターを差し置いて発売されました。
 ギミックは当時唯一の立体商品であった「元祖SDガンダム」版のギミックを余す事無く採用し、それに加えてSDX基準の可動やプロポーションの改善、更にはアクションポーズの見た目を損ねない肩アーマーの一部の可動の追加等が有り、元祖SDガンダム版のクオリティを現在の技術で更にアップさせた物になっています。
 ただ残念なのは、足首と脚部を接続する部分が、可動を重視した為か多少スカスカになってしまっていて、可動部分が丸見えになっている点です。
 SDXでは初の合体機構が有るトイの為、単体でも十分遊び応えが有りますが、それに加えて本記事掲載時点でライバルの「キャプテンガンダム」の発売が既に決定しているので、キャプテンガンダムが発売されれば更に楽しめるようになると思います。





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