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 今回のリニューアルレビュー記事は、SDXの「法術士ニューガンダム」です。
 管理人は、「アルガス騎士団」が展開していた当時発売された「元祖SDガンダム」版の法術士ニューガンダムで遊んだ事が無かった事もあって、法術士ニューガンダムに対する思い入れは特に無かったのですが、このフィギュアはエフェクトパーツが付属している事でかなり遊べるフィギュアになっており、キャラクターへの思い入れが無くても十分楽しめるものになっていました。
 余談ですが、2010年頃のレビュー記事より、バックスクリーンはトイ・フィギュアのカラーリングとの相性を考慮した上で、白以外のものも多用するようになりました。当時はこの記事の写真に有るようなバックスクリーンを使用していたのですが、このブログに移転して間もない頃に撮影用ブースを購入した為、現在はそれに付属しているバックスクリーンを使用しています。

関連記事:
 ・SDX「ネオブラックドラゴン」レビュー(再掲載版)(2013年2月24日更新)
 ・SDX「バーサルナイトガンダム」レビュー(再掲載版)(2013年1月30日更新)
 ・figma「053 高町なのは The MOVIE 1st ver.」レビュー(再掲載版)(2012年4月17日更新)

※本レビュー記事は、2010年6月1日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■作品概要 ~SDガンダム外伝 ジークジオン編とは~
 「SDガンダム外伝」は、1989年~1993年にかけて「カードダス」を中心にプラモデルやコミック、ゲーム等で広く展開されたシリーズで、シリーズ展開開始当時大人気だったロールプレイングゲームを基に、SD化された「機動戦士ガンダム」シリーズの登場人物やモビルスーツが西洋風の甲冑等に身を包んで活躍するシリーズです。シリーズ終了後、物語は「新SDガンダム外伝」シリーズに引き継がれました。
 「法術士ニューガンダム」は、ジークジオン編第3作「アルガス騎士団」で、前シリーズ「伝説の巨人」で修行の旅に出た「騎士(ナイト)アムロ」が辿り着いた「アルガス王国」の法術隊隊長として登場し、臨時騎士団長となった騎士アムロの指揮の下、他のアルガス騎士団のメンバーと共に「ムンゾ帝国」との決戦に臨みます。続く第4作(最終章)の「光の騎士(ナイト)」では、騎士アムロに随伴して訪れたラクロアで、「バーサル騎士ガンダム」と共に「闇の皇帝ジークジオン」との最終決戦に臨みます。

■フィギュア概要
 このフィギュアは2010年5月22日に、SDXの第9弾商品としてメーカー希望小売価格5,565円(税込)でバンダイより発売されました。
 全身のフル可動に加え、付属する各種パーツ等により作中での様々なシーンが再現できる他、魔法の発動をイメージしたエフェクトパーツが多数付属しています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦17.5cm×横20cm×奥行9cmとなっており、過去に発売されたSDXのパッケージと同じサイズになっています。
 パッケージの背景色は、既存のSDXには無かった赤色となっています。




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 パッケージアート(裏)。SDXのコンセプトである「1.重量感、2.オプション、3.可動&スタイル、4.ギミック」についての記載は有りますが、既存の商品から記載方法が変更されています。
 付属品の写真が有る他に、同シリーズの「バーサルナイトガンダム」と「ネオブラックドラゴン」を使用して、付属のエフェクトパーツが他のSDXにも流用可能である事を説明しています。




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 パッケージ内側。
 過去に発売されたSDXと同様に表部分が蓋になって開けるように造られており、開くと中身が見えるようになっています。




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 パッケージ内側の蓋裏側。既存のSDXには有ったSDXのコンセプトに関する解説文が削除されており、エフェクトパーツを使用したアクションポーズの写真を中心とした商品説明がされています。また、右上部分には右上部分には横井孝二さん(以下「横井画伯」)による、法術士ニューガンダムを前面に出したアルガス騎士団の描き下ろしイラストが描かれており、その下にはキャラクターの紹介文が有ります。




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 パッケージ内側の本体側。
 こちらも過去に発売されたSDXと同様の構成になっており、蓋は下部にあるマジックテープで止める仕組みになっている他、左下部分には横井画伯による法術士ニューガンダム単体の描き下ろしイラストが描かれています。




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 内部ブリスターパックも、過去に発売されたSDXと同様の2段構成になっています。
 エフェクトパーツの殆どは細かいパーツの為、袋に纏めて入れた状態で梱包されています。




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 法術士ニューガンダム本体。全高は約9cmで、既存のSDXとほぼ同じくらいのサイズです。
 胴体や脚部には、既存のSDXと同様にダイキャストパーツが使用されています。肩に付いている羽はアルガス騎士団のメンバーの証で、一般のメンバーは1枚、隊長は2枚付いており、法術隊の隊長である法術士ニューガンダムの場合は左右の肩に各1枚(計2枚)が付いています。




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 頭部。
 このキャラクターのモチーフとなったのは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主役モビルスーツである「RX-93 ν(ニュー)ガンダム」であり、マスク部分にはνガンダムのデザインがそのまま使用されています。




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 表情パーツは正面を向いた通常パーツの他に4種類が別パーツで付属しており、計5種類付属しています。
 換装方法は既存のSDXと同様で、目とアゴが一体になったパーツにマスクを取り付けて、そのパーツを頭部に取り付けます。
 通常パーツ以外の表情パーツは、梱包時にはランナーに付いた状態になっています。




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 付属している5種類の表情パーツを取り付けた状態。
 基本となる通常(正面向き)、右向き、左向きのパーツの他、呪文を唱えているシーンの再現に使える目を閉じた表情パーツと、ニッコリ顔の表情パーツが付属しています。




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 背中の翼は、説明書には「ファンネル」という名称を使用して説明されていますが、パッケージには「ファンネルスケール」という名称を使用して説明されています。
 このパーツは本体からの取り外しが可能です。本体部分から数えて2番目のパーツには4ヶ所のピン受け穴が有り、他のパーツの取り付け位置を変える事で様々な形を作る事が出来ます。




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 手首パーツは握り拳、平手、武器持ち手、人差し指を立てた武器持ち手の計4種が付属しています。




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 武器は2種類の杖が付属しており、それぞれの杖には形状の異なるエフェクトパーツが付属しています。




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 初登場時に装備していた杖を装備。説明書での名称は「杖」としか記載されていません。
 杖としては変わった形状をしていますが、これは、νガンダムのビームサーベルの形状がモチーフになっている為です。




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 付属しているもう一つの杖、「梟の杖」を装備。
 この杖は、ムンゾ帝国に加担するジオン三魔団の一人「騎士バウ」が装備していた物を、戦いに勝利して手に入れたアイテムです。法術士ニューガンダムの初期MPは700で、梟の杖の効果(MP+350)によりMP1050となります。
 「アルガス騎士団」の時点では杖はブラウンをメインにしたカラーリングでしたが、「光の騎士」のときには、何故かブルーをメインにしたカラーリングに変更されています。




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 杖の持ち手が両手とも有る為、2つの杖を同時に持たせる事も可能です。
 OVA版では「アルガス騎士団」にの劇中で、「モンスター ジオダンテ」との決戦の際にこの装備をしていました。なお、このフィギュアのパッケージの横井画伯描き下ろしイラストでもこの装備をしています。




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 SDXでは定番の台座ももちろん付属しています。
 台座の色は黒で、最近発売されたSDXのフィギュアと同じ物になっています。




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 素体。
 説明書には何故か胸のアーマーパーツだけが取り外し可能である事が記載されています。
 既存のSDガンダム外伝シリーズのSDXの素体は同一の物が使用されており、キャラクターの仕様に応じて一部のパーツを変更する方法が採られていました。しかしながら、このフィギュアの素体は完全新規で造られています。




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 素体でのアクションポーズ例。
 可動範囲は既存のSDXとほぼ同じで、一部のSDXでは可動しない肘も可動するようになっています。




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 エフェクトパーツを構成するパーツ一式。
 光球パーツは同じ形状の物が各2個×3種類の計6個付属、それ以外のパーツは同じ形状の物が各3個×9種類の計27個付属しています。
 これらのパーツを組み合わせて様々なエフェクトパーツを作る事が出来ます。




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 エフェクトパーツを使用したアクションポーズ例その1。
 ファンネルスケールを外し、その間に光線状のパーツと光球パーツを取り付けて、ファンネルスケールを使用した魔法の発動シーンを作れます。
 余談ですが、シリーズ展開当時はこのようなファンネルスケールを使用した魔法使用シーンのイラストは有りませんでした。




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 エフェクトパーツを使用したアクションポーズ例その2。
 光線状のパーツを連結し、各所に光球パーツと両端に先端の尖ったパーツを取り付けて手に持たせれば、電撃のようなものを手から放っているシーンが作れます。




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 エフェクトパーツを使用したアクションポーズ例その3。
 初期装備の杖の玉の部分にエフェクトパーツのジョイントパーツを差し込んで、杖から魔力を発射しているように見せる事が出来ます。ただし、梟の杖にはエフェクトパーツを取り付けられる部分が無いので、エフェクトパーツを支えられるように工夫する必要が有ります。
 2つの杖を合わせて強力な魔法攻撃を放つシーンは、OVA版の対ジオダンテ戦で見られますが、杖の先端部分を接触した状態で放っています。




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 エフェクトパーツを使用したアクションポーズ例その4。
 肩アーマー側面とファンネルスケールの前面部分にもエフェクトパーツ用のピン受け穴が有る為、これらを起点にして光線状のエフェクトパーツを放つようなポーズも可能です。




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 エフェクトパーツを使用したアクションポーズ例その5。
 エフェクトパーツを使用して全てのファンネルスケールを円盤状に接続し、そこに光線状のエフェクトパーツを接続すれば、放った魔法をファンネルスケールで拡散させているようなポーズが取れます。
 写真のエフェクトパーツは、背中のファンネルスケール接続用のピン穴を起点にしています。




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 エフェクトパーツは他のSDXやSDX以外ののアクションフィギュアにも流用可能です。
 写真は同シリーズの「バーサルナイトガンダム」への使用例で、電磁ランスから電撃を放っているシーンを再現出来ます。




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 SDX以外のアクションフィギュアへの使用例。「figma」の「053 高町なのは The MOVIE 1st ver.」に使用しています。
 なのはの魔力光は直射型なの為、このエフェクトパーツの形状は合っていないのですが、固定が可能であればこのようなSDX以外のアクションフィギュアにも使用が可能です。




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 初登場となった「アルガス騎士団」でのカードのポーズを再現。
 人差し指を立てた持ち手は主にこのポーズを再現する為に使用します。パッケージ正面の法術士ニューガンダムの写真も、これと同じポーズとなっています。




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 「光の騎士」でのカードのポーズを再現。
 「光の騎士」では、法術士ニューガンダムは「剣士ゼータガンダム」「闘士ダブルゼータガンダム」と共に「アルガス騎士団」の名称で1枚のカードとして登場した為、カードのイラストでは法術士ニューガンダムの手前に剣士ゼータガンダムと闘士ダブルゼータガンダムがいます。




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 同シリーズの「バーサルナイトガンダム」と。
 ムンゾ帝国との戦いが終わった後、ラクロアに帰還する騎士アムロに随伴してラクロアを訪れた騎士アレックス、剣士ゼータガンダム、闘士ダブルゼータガンダム、法術士ニューガンダムはバーサルナイトガンダムと出会い、その後に5人のガンダムはジークジオンとの最終決戦に臨む事になります。




 以上、SDX法術士ニューガンダムでした。

 アルガス騎士団のキャラクターは、過去の「元祖SDガンダム」シリーズでは剣士ゼータガンダムが最初に発売されていましたが、SDXではこの法術士ニューガンダムが最初の発売となりました。
 法術士ニューガンダム自体は換装等のギミックが無い為、単体で遊ぶとギミック的な貧弱さが感じられますが、自由に組めるエフェクトパーツのおかげで多彩なポージングが可能になっており、遊びの幅が格段に広がっています。しかしながら、エフェクトパーツは光線状のパーツは少し曲がっているのに加えてジョイントの向きが限られている為、思うように組み上げるにはある程度のテクニックが必要になっています。また個体差かもしれませんが、カブトの固定が弱く、すぐに取れてしまうのも難点です。
 全体的にはプレイバリューが非常に高いフィギュアとなっているので、興味が有る方なら買って損はしないと思います。