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 今回のリニューアルレビュー記事は「トランスフォーマー アンコール」より、第7弾トイである「スカイリンクス」を再掲載します。
 下記リンクの関連記事の冒頭で書きましたが、このトイはタカラとトミーの合併よって偶然にも版権問題が解決された為に、初の復刻と日本での販売が実現しました。日本ではこのトイが発売されるまでスカイリンクスが発売された事は無く、それ故に復刻商品と呼ぶには疑問が有ったようで、商品名には「SPECIAL」が付けられています。
 管理人は、発売時には既に当時品で遊んだ事が有る身だったのですが、一部仕様変更が施されている事や新品が入手出来る絶好の機会であった為に、予約して購入しました。当時品のレビュー記事を掲載した頃からは写真撮影や編集の方法も変わっているので、その点も見比べて頂ければと思います。

関連記事:「AUTOBOT/SKY LYNX」レビュー(再掲載版)(2013年1月8日更新)

※本レビュー記事は、2009年11月18日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「スカイリンクス」は、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場したキャラクターです。
 アニメでは、サイバトロンの中でも数少ない惑星間航行能力を持つトランスフォーマーとして、主にサイバトロン戦士の輸送で活躍しました。また、第26話「原始の呼び声」では野獣戦士の一員として活躍した他、ラストエピソード「コンボイの復活」では、コンボイ復活の鍵を握るクインテッサ星人を探し出す為に、その惑星間航行能力で大きく貢献しました。

■トイ概要
 このトイは2008年2月21日にタカラトミーよりメーカー希望小売価格8,400円(税込)で発売されました。
 このトイの元々の版権は「10万円貯まるBANK」等で知られる「㈱トイボックス」に有り、本放送当時は版権の問題で、国内での販売は見送られました。しかしながら、タカラとトミーが合併してタカラトミーが誕生した後、金型が発見された事によりトミーが玩具開発や生産を行っていた事が判明し、これにトイボックス社の協力も有って、初の日本での販売が実現しました。復刻に当たって、本シリーズの多数のトイで行われている一部仕様の変更が施されています。
関連リンク:スカイリンクス物語(タカラトミー トランスフォーマーオフィシャルサイト)




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦約31cm×横約44.5cm×奥行約11.5cmとなっています。
 パッケージのサイズやデザインは本放送当時に海外で発売された物(以下「当時品」)とほぼ同じになっていますが、日本での販売に合わせてロゴや紹介文が変更されています。




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 パッケージアート(裏)。全体的なデザインは本放送当時の物とほぼ同じになっています。
 スカイリンクスは「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010(以下「2010」)」からの登場キャラクターの為、2010のシリーズ展開当時のイメージアートが描かれています。また、これより前に発売された「トランスフォーマーアンコール」シリーズのトイのパッケージと同様にテックスペックとロボットポイントは無くなっており(ロボットポイントは箱のベロに付いています)、代わりに流通用のバーコードやPL法(製造物責任法)の関係で掲載を要するものが記載されています。




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 パッケージ内側。梱包時の配置は当時品と同一ですが、梱包材が発泡スチロールからブリスターに変更されています。




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 ビークルモード。スペースシャトルとシャトルキャリアーに変形します。
 シャトルキャリアーは底面に電源スイッチが有り、電源を入れると電動走行します。なお、劇中ではシャトルキャリアーが付いたまま飛行しているシーンが多数有りました。




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 ビークルモードを斜め上から見た写真。




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 スペースシャトルとシャトルキャリアーは分離します。
 それぞれが変形・合体してスカイリンクスとなります。




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 スペースシャトルの機首部分上部には、当時のトランスフォーマートイでは定番だったシークレットエンブレムが付いています。
 指を押し付ける等の方法で暖める事で、所属軍団のマークが浮かび出ます。
 このトイのシークレットエンブレムの貼付位置は、当時品と同じ位置になっています。




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 スペースシャトル中央上部のハッチは開閉可能になっており、内部にはメカのような造形の金メッキパーツが有ります。




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 シャトルキャリアー底部。
 電源スイッチが有るだけでなく、操作の切り替えが可能なスイッチ等も有ります。




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 シャトルキャリアー底部の前部には車輪が有ります。
 このシャフトの角度を動かす事で、電動走行時の直進走行と周回走行の切り替えが可能になっています。




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 シャトルキャリアー中央部分の底部に有る黒いパーツは電池ボックスの蓋になっており、開けると電池ボックスが見えます。
 このトイの電動ギミックは単3電池2本で稼動します。




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 シャトルキャリアー後部には2種類のスイッチが有ります。
 「ON⇔OFF」のスイッチは電源となっています。「WALK⇔ROLL」のスイッチは、ビークルモード時は「ROLL」に切り替えて電動走行出来るようにし、また後述のピューマモード時や合体モード時には「WALK」に切り替えて4足で電動歩行出来るようにします。




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 ダイノバード形態。スペースシャトル部分が変形してこの形態になります。
 変形は頭部、翼、尻尾、脚を展開するだけのシンプルな構造です。




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 ダイノバード頭部。スペースシャトルの機首部分がそのまま頭部になります。
 開口が可能で、口内には歯が付いています。目となっている金メッキのフロントガラスの部分には窓枠を示すホワイトの塗装が施されていますが、これは当時品には無かった仕様です。




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 ダイノバードの口の中は、赤い部分と主力武器である「アセチレンブラスター」が、それぞれ塗装されています。
 この塗装は、当時品には有りませんでした。




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 シャトルキャリアーはピューマモードに変形します。
 こちらも変形機構は頭部、脚部、尻尾を展開するだけのシンプルなものになっています。前述の通り、本体下部のスイッチをオンにする事で電動歩行します。
 このピューマにはダイノバードのような内臓火器は無く、劇中では主に格闘戦を行っていました。




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 ピューマモード頭部。
 当時品では金メッキ一色でしたが、このトイでは目の部分が水色で塗装されています。なお、口の部分については、本放送当時の物と同様に塗装が施されていません。




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 ダイノバードとピューマ。
 劇中では分離形態で戦う事も多く、第5話「クインテッサ星人の陰謀」では、分離形態でプレダキングを翻弄していました。




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 ダイノバード合体準備形態。脚部を収納するだけのシンプルな変形です。




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 ピューマ合体準備形態。頭部と尻尾を収納します。




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 シャトルキャリアー(ピューマ)の上部にはジョイント(橙色の円で囲んだ部分)が有ります。
 スペースシャトル(ダイノバード)の本体底部にはこれに対応したジョイントが有り、ビークルモード、ロボットモードの両形態で、これを使用した合体が可能になっています。




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 合体形態。ピューマの上にダイノバードを乗せ、前述のジョイントで固定してこの形態になります。
 この形態時には全高約25cm、全長約36cmとなり、当時のトランスフォーマートイとしては最大級のサイズとなります。
 スカイリンクスは人型のロボットモードに変形しないのが最大の特徴で、この形態は翼の生えたブラキオサウルスのような姿になっています。




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 ピューマを変形させずに合体。
 ピューマが合体時に収納すべきパーツは、何故か合体時にダイノバードと干渉しない構造になっている為、このような合体も可能です。




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 付属のキャラクターカード。
 本放送当時はトイ自体が未発売だった為、このキャラクターカードは新規で作られています。裏面に記載されている内容は、全てアニメ版に準拠した内容になっています。




 以上、トランスフォーマーアンコール版スカイリンクスでした。

 メーカー自体も予想していなかった合併効果により、スカイリンクスの復刻が奇跡的に実現しました。実は、金型は「オメガスプリーム」の基となった「メカボット1」と共に処分される寸前の状態だったらしく、合併がもう少し遅かったら復刻不可能になってしまっていたのだそうです。
 トイ自体の構造は比較的シンプルではあるものの、当時のトイとしては珍しく「差し替え無しの完全変形」と「余剰パーツを出さない」構造になっています。また、シャトルキャリアー(ピューマ)はスイッチの切り替え一つで歩行⇔走行の切り替えが出来るというのも、当時としては画期的だったものと思われます。
 価格はギミックやサイズの関係により「アンコール」シリーズの中では高めの価格帯ですが、トイ自体のギミックが面白いことに加えて、奇跡的な復刻を遂げたトイでもあるので、スカイリンクスのファンではない方でも購入してみて損は無いと思います。