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 今回のリニューアルレビュー記事は「トランスフォーマー アンコール」より、第8弾トイである「マイスター」を再掲載します。
 このマイスターの海外での名称が「ジャズ(JAZZ)」である事はファンの間では有名ですが、実写映画第一作に登場した「ジャズ」は、このマイスターをモチーフにしたキャラクターです。彼はメガトロンとの戦いで体を真っ二つに引きちぎられて戦死しますが、ラストで彼の亡骸を見たオプティマスプライムの「オオゥ…ジャァズ…(吹き替え版では「あぁ…ジャズ…」となっています)」という台詞は多くのファンの記憶に強く残るものになったようで、以後、トランスフォーマーファンの間では「戦死」等を意味する言葉として「オオゥ…」が定着するようになりました。
 実写映画に登場したジャズは第1作で戦死してしまいましたが、このマイスターは多くのサイバトロン戦士が死亡したユニクロン戦争(「トランスフォーマー ザ・ムービー」)をも生き延びており、その続編の「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」では、第1話の劇中で「宇宙オリンピック」に参加している姿を見る事が出来ます。

関連記事:
 ・トランスフォーマー アンコール「05 アイアンハイド」レビュー(再掲載版)(2013年3月27日更新)
 ・「C-69 サイバトロン/シティーコマンダー ウルトラマグナス(復刻版)」レビュー(再掲載版)(2012年12月10日更新)

※本レビュー記事は、2010年1月7日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


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■キャラクター設定
 「マイスター」は、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」「トランスフォーマー・ザ・ムービー」「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場したキャラクターです。
 アニメでは、主に第1作においてサイバトロンの主要な戦士として活躍しました。
 実写映画「トランスフォーマー」では、このキャラクターを基にしたキャラクターである「ジャズ」が登場しました。

■トイ概要
 このトイは2008年3月13日にタカラトミーよりメーカー希望小売価格3,150円(税込)で発売されました。
 1985年に発売された「06 サイバトロン/副官 マイスター」をベースに、パッケージは本放送当時のものに近いデザインにしている他、本体は一部をアニメ版に近いカラーリングやシール貼付部分をタンポ印刷にする等の仕様変更がされています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズはベロ部分を含めて縦約18.5cm×横約22cm×奥行約6cmで、このトイより前に発売された同シリーズの「05 アイアンハイド」「06 ラチェット」とほぼ同じサイズになっています。
 パッケージデザインの主な変更点はタカラ→タカラトミーへのロゴデザインと位置の変更、本シリーズのロゴの追加、ナンバリングの本シリーズ準拠ナンバーへの変更の3点です。




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 パッケージアート(裏)。
 「05 アイアンハイド」や「06 ラチェット」と同様のデザインになっており、展開初期のイメージアートが大きく描かれている他、流通用のバーコードやPL法(製造物責任法)の関係で記載が必要な事項が記載されており、ギミック等についての記載は有りません。




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 ビークルモード。レーシングカー(ポルシェ)に変形します。
 タイヤはゴムタイヤで、窓ガラスはクリアーパーツになっています。
 この状態で見える部分でシールを貼付を要する部分はフロントウィンドウ上部とリアウイング(上部・両側面)のみで、その他はタンポ印刷になっています。




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 ビークルモードを斜め上から見た写真。
 フロントウィンドウ上部とリアウイングのシールに記載されている文字は、権利の関係ににより本放送当時に発売されたトイと同じ仕様に出来なくなっている為、初復刻となった「トランスフォーマーコレクション」版で「AGENT MEISTER」に変更されました。このトイでもその部分は同様になっています。




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 フロントのボンネット部分には、当時のトランスフォーマートイでは定番だったシークレットエンブレムが付いています。
 指を押し付ける等の方法で暖める事で、所属軍団のエンブレムが浮かび出る仕組みになっています。




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 ロボットモード。全高は約11cmあります。
 腰から脚にかけての部分は車体内部に内蔵されており、車体前部は上半身に、車体後部は下半身になります。このマイスターと同じような変形機構は、同時期に発売された「プロール」や「スキッズ」等、乗用車から変形するトランスフォーマー(オートボット)で多数見受けられます。




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 ロボットモード頭部。他のキャラクターには無い独特のデザインです。
 今回の復刻に際して、以前はシルバーで塗装されていた目が、アニメに準拠したスカイブルーでの塗装に変更されています。




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 武器のキャノン砲は、説明書には「フリーゾンキャノン」と記載されています。ビークルモード時には余剰パーツになります。
 パーツは基部、砲身、ミサイルの3つで構成されており、全て組み合わせてからマイスター本体に取り付けますが、完全に固定されない為、やや不安定です。ミサイルはスプリングによる発射機構を内蔵しており、赤い円で囲んだ部分を押すとミサイルが発射されます。




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 このトイには携行武器として、銃(レーザーライフル)が付属しています。
 銃はシルバーメッキで、左右どちらの手にも持たせる事が出来ます。




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フル装備状態。肩にキャノン砲、手に銃を装備したキャラクターは、変形機構やプロポーションは違うものの、同時期発売のオートボットに多数見受けられます。




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 アクションポーズの一例。
 可動箇所は肩と肘の関節だけなので、取れるアクションポーズはかなり限定されますが、銃を構えたポーズは取る事が出来ます。




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 TVアニメ版準拠の変形。キャノン砲を取り付けず、ウイング状に開いているドアを畳んでこの形態になります。
 トイとしてはやや地味な感じがしますが、アニメのキャラクターとしては、このようなプロポーションの砲が動かしやすかったものと思われます。




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 「C-69 サイバトロン/シティーコマンダー ウルトラマグナス(復刻版)」のコンテナに搭載した状態。
 基になったトイである「ダイアクロン」でこのような遊びが出来た為、トランスフォーマーでも同様の遊びが出来ます。




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 同シリーズの「05 アイアンハイド」と。アイアンハイド本体はマイスターに比べると若干小さめですが、砲座に乗せると大体同じ位の高さになります。
 日本版ではマイスターの役割は「副官」でしたが、海外版ではそのような設定が無く、オートボットの一戦士だった為、コンボイが不在の場合には、軍団内でコンボイの次に年齢の高いアイアンハイドが代わりに指揮を執っているシーンが見られました。




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 付属のキャラクターカード。
 デザインは本シリーズの他のトイに合わせたものになっています。




 以上、トランスフォーマーアンコール版マイスターでした。

 日本・海外共に、トランスフォーマーのシリーズ展開初期にコンボイ等とほぼ同時に発売したこのトイですが、ギミックが変形とミサイル発射のみである他に、この変形機構が他のオートボットにも通じているという点では、「オートボットの原点」とも言えるトイではないかと思います。
 ギミックは近年のトランスフォーマートイと比べると少ない為、手に取った人によっては遊び応えを感じられないかも知れませんが、近年、「バイナルテック」や実写映画でもこのキャラクターを基にしたキャラクターが続々登場しているので、それらと比較してデザイン等の変遷を知るのも良いのではないかと思います。