TFAvsa001.jpg

 今回のリニューアルレビュー記事は、2010年3月末より展開を開始した日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「TA-01 オプティマスプライム」と「TA-06 メガトロン」のセット商品である「VSセットA 最強の対決」を再掲載します。
 アメリカで「アニメイテッド」がシリーズ展開したのは、実写映画第1作公開後から第2作(「トランスフォーマー/リベンジ」)が公開されるまでの間の、2007年末~2009年5月頃でした。日本でのシリーズ展開が開始されたのは、アメリカでのシリーズ展開終了から1年近くが経過してからの事でした。
 日本でトランスフォーマーの新作がテレビ放映されたのは、2005年に放送された「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」以来で、実に約4年3ヶ月ぶりの事でした。久々のテレビアニメ版トランスフォーマーだっただけに、管理人も毎週テレビ放送を欠かさず観ると共に、日本版アニメイテッドのトイも多数購入していました。

関連記事:「OPTIMUS PRIME」レビュー(再掲載版)(2012年5月26日更新)

※本レビュー記事は、2010年4月7日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■「オプティマスプライム」キャラクター設定
 「オプティマスプライム」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは、過去のシリーズの定番となっていた「オートボットの総司令官」という設定ではなく、「オートボットのスペースブリッジ修復部隊の指揮官」という設定で登場し、偶然手に入れてしまったオールスパークを巡ってメガトロン率いるディセプティコンの野望を阻止する為、4人の仲間と共に戦います。
 日本版での声優は、「ビーストウォーズⅡ(セカンド)」の「スタースクリーム」や、「トランスフォーマー カーロボット」の「ギルドー」等を演じた、「高橋広樹」さんが演じています。

■「メガトロン」キャラクター設定
 「メガトロン」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは「ディセプティコンのリーダー」という定番の設定で登場し、オールスパークを手に入れ、その力で全宇宙の征服を目論むキャラクターとして活躍します。
 日本版での声優は、「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」の「フレイムコンボイ」を演じた、「若本規夫」さんが演じています。

■トイ概要
 このトイは、2010年3月27日にタカラトミーより、メーカー希望小売価格7,350円(税込)で発売されました。
 内容は、同日に発売された「TA-01 オプティマスプライム」と「TA-06 メガトロン」のセット商品です。敵同士のトイがセット販売される「対決セット」の商品は、TVアニメと連動して展開するシリーズとしては「ビーストウォーズメタルス」以来、実に約10年ぶりに復活しました。




■パッケージ

TFAvsa002.jpg

 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦25cm×横29cm×奥行9cmとなっており、小型トイがメインの日本版アニメイテッドシリーズとしては最大級のサイズとなっています。
 オプティマスプライム本体とメガトロン本体の梱包は、実写映画シリーズと同様に針金をメインとした固定がされており、ロボットモードで対峙する形になっています。




TFAvsa003.jpg

 パッケージアート(裏)。
 2体の対決ジオラマやそれぞれのギミックの紹介が有ると共に、下部には「アニメイテッド」シリーズの他のトイが紹介されています。




■オプティマスプライム

TFAvsa004.jpg

 ビークルモード前面。トラックに変形します。
 ルーフ部分のパトランプやコンテナ部分の放水機等、消防車の特徴を含んだビークルとなっており、劇中でも消防車のような活躍をしているシーンが有ります。また、劇中では様々なコンテナを取り付けてあらゆる状況に対応する姿が見られます。
 劇中でのパトランプの色は右側がブルー、左側がレッドとなっていましたが、このトイでは両方ともブルーになっています。




TFAvsa005.jpg

 ビークルモード後ろ。
 コンテナ部分の放水機は分離が可能な関係により、前にも向けられるようになっています。




TFAvsa006.jpg TFAvsa007s.gif

 変形途中の状態。
 変形はコンテナ分離後に車体後部(脚部)から変形させますが、下半身の変形が完了したら背部中央のレバーを下げる事により、下半身が回転しながら横向きから下向きに移動します。
 この回転しながら変形するシステムは、オプティマスプライムを含むトランスフォーマー達が劇中では回転しながら変形しているように描かれている為、それを基に考えられたものと思われます。




TFAvsa008.jpg TFAvsa009.jpg

 ロボットモード。全高は約18cmあります。
 プロポーションはアニメイテッドの特徴的なキャラクターデザインを踏まえて、全体的に逆三角のマッシブなプロポーションとなっています。




TFAvsa010.jpg TFAvsa011.jpg

 本トイ発売の約2年前に発売された海外版との比較。
 日本版は海外版と比較すると、海外版のレッドの部分がメタリックレッドの塗装に、ブルーの部分はメタリックがかったブルーの成型色に、グレーの部分はメタリックグレーの塗装に変更されています。
 また、日本版では左肩にオートボットのエンブレムがタンポ印刷されていますが、海外版でも後期に生産された物は、左肩にシルバー一色で描かれたオートボットのエンブレムがタンポ印刷されています。




TFAvsa012.jpg

 ロボットモード頭部。
 オプティマスプライム(コンボイ)の名を持つキャラクターとしては典型的なデザインの頭部です。




TFAvsa013.jpg TFAvsa014.jpg

 首の後部にはレバーが有り、これを上げると、マスクが下がり口が見えるようになります。
 これはオープニングアニメーションでも見せているマスクの装着⇔解除を再現したものですが、劇中ではマスクが頬の内側から展開される描写がされており、このトイのギミックとは異なるものとなっています。




TFAvsa015.jpg TFAvsa016.jpg

 後頭部の頭頂部にはクリアーブルーで成型された部分が有ります。
 これは目の部分と一体で成型された集光装置で、光を当てて目を光らせる事が出来ます。




TFAvsa017.jpg

 可動はフリーポーザブル仕様となっており様々なポーズが取れますが、このトイには最近のガンダムのプラモデルやトイでお馴染みの肩関節引き出し機構が有るのが最大の特徴で、これによって更にポージングの幅を広げています。




TFAvsa018.jpg TFAvsa019.jpg

 ロボットモード時に本体から外れるコンテナは、2種類の武器に分離・変形します。
 パッケージや説明書では、斧は「ウルトラアックス」、銃は「オプティマスライフル」という名称が付いていますが、これは海外版とは異なる名称です。




TFAvsa020.jpg

 ウルトラアックスを装備。海外版より柄が手首の穴を通りやすくなっており、それらしく持たせる事が出来ます。
 劇中では、オプティマスプライムは斧(アックス)を主力武器として戦いますが、このウルトラアックスとは全く違う形状の物を使用しています。




TFAvsa021.jpg

 ウルトラアックスの反対面。
 ビークルモード時に見えなくなる事もあってか、モールドは有るものの、塗装されている箇所は有りません。




TFAvsa022.jpg

 オプティマスライフルを装備。
 オプティマスライフルの変形箇所は無く、そのまま持たせます。




TFAvsa023.jpg TFAvsa024.jpg

 オプティマスライフルの下部には注水口が付いています。
 ここに水を入れる事で水鉄砲として使う事が出来、銃口付近を押し込む事で水が発射されます。




TFAvsa025.jpg

 ウルトラアックスとオプティマスライフルは、合体してオプティマスプライムの背中に取り付けられます。
 説明書にはこの形態に関する設定等の記載は無く、単に武器類をマウントする為だけに有るようです。




TFAvsa026.jpg

 フル装備でアクションポーズ。
 肩関節の引き出し機構により、ウルトラアックスを振り下ろしたポーズもバッチリ決まります。




■メガトロン

TFAvsa027.jpg

 ビークルモード前面。エイリアンジェットに変形します。
 このトイのメガトロンは第1話で登場した、地球のビークルをスキャンしていない状態が立体化されています。




TFAvsa028.jpg

 ビークルモード後ろ。
 主力武器の融合カノン砲は後ろを向いています。




TFAvsa029.jpg TFAvsa030.jpg

 ロボットモード。
 右腕に装備された融合カノン砲やシルバーをメインとしたカラーリングは、TVアニメ第1作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場した同名のキャラクターのデザインに近いですが、このトイは曲線的な部分が多いデザインで、実写映画シリーズに登場した同名キャラクターのデザインもミックスしたと思われるものになっています。




TFAvsa031.jpg

 ロボットモード頭部。
 頭部デザインは実写映画シリーズに登場した同名キャラクターのデザインに近いものとなっています。顔は歯を食いしばった造形で、この表情は「ビーストウォーズ」シリーズのトイに多く見られるものです。




TFAvsa032.jpg TFAvsa033.jpg

 後頭部のクリアーレッドのパーツは、オプティマスプライムと同様の集光装置になっており、光を当てて目を光らせる事が出来ます。しかしながら、目が塗装されている為にあまり発光しません。




TFAvsa034.jpg

 メガトロンの主力武器である「融合カノン砲」は、かなり大きいサイズで造られています。劇中ではこれを使用してオートボットの宇宙船に穴を開け、内部に侵入しました。
 梱包時は別パーツとなっている為、開封後に右腕のジョイントに取り付けます。




TFAvsa035.jpg

 融合カノン砲を構えたポーズの一例。
 変形機構の都合なのか、接続ジョイントは前腕には付いておらず、構えた際のポーズは少し変な形になります。しかしながら、融合カノン砲の重量と本体の関節強度のバランスは良く、支えが無くても様々なアクションポーズを取る事が可能です。




TFAvsa036.jpg

 融合カノン砲の中央上部にはスイッチが有り、これを押す事で砲口からミサイルが発射されます。




TFAvsa037.gif

 融合カノン砲の後部にはクリアーレッドのブレードが付いています。
 右側面のブレードを内側に動かすと、連動して左側面のブレードが動きます。




TFAvsa038.jpg

 ブレード展開状態。
 劇中ではこの武器は使用しておらず、携行している剣で接近戦に対応していました。




TFAvsa039.jpg

 ブレード展開状態の融合カノン砲を装備した状態でのアクションポーズの一例。




■その他

TFAvsa040.jpg

 オプティマスプライムとメガトロンのロボットモード対比。
 このトイではほぼ同じサイズになっていますが、劇中ではメガトロンの方がオプティマスプライムより少し大きいサイズとなっています。




TFAvsa041.jpg

 オプティマスプライムとメガトロンのビークルモード対比。
 オプティマスプライムが直線をメインにしたデザインなのに対し、メガトロンは曲線をメインにしたデザインとなっています。




TFAvsa042.jpg

 対決ポーズの一例。
 このセットは、オプティマスプライムが地球のビークル(乗り物)をスキャンした後の状態で立体化されている一方で、メガトロンは地球のビークルをスキャンしていない状態で立体化されていますが、劇中ではこの状態の組み合わせで対決していません。




■キャラクターカード

TFAvsa043.jpg TFAvsa044.jpg

 オプティマスプライムのキャラクターカード。能力値の記載も有ります。
 イラストのウルトラアックスのデザインは劇中のデザインに準拠した物になっています。
 日本版「アニメイテッド」シリーズに付属するキャラクターカードは、2010年夏稼動予定のアーケードゲームに対応する予定になっています。




TFAvsa045.jpg TFAvsa046.jpg

 メガトロンのキャラクターカード。イラストには、劇中で使用した剣が僅かに描かれています。
 悪の大ボスという事もあってか、総合での能力値はオプティマスプライムより若干上です。




 以上、VSセットA 最強の対決でした。

 久々の対決セットの販売は、「ビーストウォーズ」シリーズ以来という事もあって懐かしさを感じました。
 オプティマスプライムは既に海外版を手に取った事が有るので各種ギミックは知っていたのですが、この日本版は海外版と比較して関節強度の向上によってアクションポーズの固定がしやすくなっており、更に遊べるトイになっています。
 一方、海外版を手に取った事が無かったメガトロンですが、変形機構は初見では難しいものの、慣れてしまうと簡単です。可動面でも問題は無いのですが。やはり融合カノン砲の取り付け位置が唯一の残念な点です。
 日本での展開に当たって塗装はメタリックカラーをメインにしたものに変更されていますが、メタリックカラーの性質上、塗装がハゲるおそれが有る為、カシガシ遊ぶ人は注意しなければなりません。
 このセットの組み合わせは、劇中では対決しなかった組み合わせの為、個人的に不満点が残るかもしれないと思いながらも購入したのですが、実際に手に取ってみたら、殆ど気になりませんでした。
 日本版アニメイテッドシリーズのトイは、現状では最大クラスのトイが、海外で言うところの「ヴォイジャー・クラス(VOYAGER CLASS)」までの低価格帯で留まっているので、人気が出た暁には、それよりも更に上の大型トイが発売される事に期待しています。