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 今回のリニューアルレビュー記事は「トランスフォーマー アンコール」より、第9弾トイである「オメガスプリーム」を再掲載します。
 このトイも同シリーズの「07 スカイリンクス」と同様に、タカラとトミーの合併によって偶然にも版権問題が解決された為に、初の復刻と日本での販売が実現しました。このトイも日本で発売された事が無かった為、商品名には「SPECIAL」が付けられています。
 このレビュー記事で、管理人は始めて動画を使用しました。旧ホームページ掲載時はホームページのサーバーに動画ファイルを置いていましたが、現在のレビュー記事に使用している動画は、YouTubeにアップロードしたものを記事に埋め込んでいます。

関連記事:
 ・トランスフォーマー アンコール SPECIAL「07 スカイリンクス」レビュー(再掲載版)(2013年4月10日更新)
 ・トランスフォーマー アンコール「01 コンボイ」レビュー(再掲載版)(2013年2月22日更新)
 ・「AUTOBOT DEFENSE BASE/OMEGA SUPREME」レビュー(再掲載版)(2012年6月23日更新)

※本レビュー記事は、2010年6月9日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「オメガスプリーム」は、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場したキャラクターです。
 アニメでは、サイバトロンでも数少ない強力な大型戦士としてデストロンと戦った他、ロケットの宇宙航行能力を活かして、惑星間の仲間の輸送にも活躍しました。
 日本では、「コンボイ」の声を担当した「玄田哲章」さんが、コンボイ以外に演じたキャラとしても知られています。

■トイ概要
 このトイは、2008年6月26日にタカラトミーよりメーカー希望小売価格10,500円(税込)で発売されました。
 このトイの元々の版権は「10万円貯まるBANK」等で知られる「㈱トイボックス」に有り、本放送当時は版権の問題で、日本での販売は見送られました。しかしながらタカラがタカラトミーに合併した後、金型が発見された事によりトミーが玩具開発や生産を行っていた事が判明し、トイボックス社の協力も有って、日本で初の販売がなされました。復刻に当たって、本シリーズの多数のトイで行われている、一部の仕様変更が施されています。
関連リンク:オメガスプリーム物語(タカラトミー トランスフォーマーオフィシャルサイト)




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦37.5cm×横54.5cm×奥行8.5cmとなっており、縦横のサイズはシリーズ最大のサイズですが、奥行きはあまり有りません。
 パッケージのレイアウトは、本放送当時に海外で発売されたトイ(以下「当時品」)のパッケージを基にしていますが、説明書きが日本語に変更されていると共に、トイの写真はこのトイの物に差し替えられています。
 当時品のパッケージは厚紙製でしたが、このトイのパッケージはボール紙のような、更に厚い紙でできています。




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 パッケージアート(裏)。
 こちら側のレイアウトは当時品の物に似ていますが、変形プロセスの説明写真の追加とそれに伴う掲載イメージイラストの縮小、テックスペックの削除が主な変更点です。




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 内部の梱包。
 パーツの配置は本放送当時のトイと同じですが、梱包材が発泡スチロールからブリスターに変更されています。側面部分にはボール紙が付いており、ブリスターが崩れにくくなっています。




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 ロケットベースモード。
 ロケット発射基地とそれを防衛する戦車、そして戦車が走行するレールの3つで構成されています。





 戦車は電動でレールの上を自走します。また、走行に連動して砲塔が旋回します。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。動画再生時の音は、戦車のモーター等の駆動音です。




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 レールの上を走行する戦車の前面。
 3門のキャノン砲が付いています。キャタピラが付いていますが、これは動きません。




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 戦車後ろ。
 旋回する砲塔の後ろ側はロボットモードの頭部になっており、そのすぐ下には電源のON/OFFスイッチが有ります。





 戦車砲塔の旋回の様子。
 旋回に連動して、砲身が上下に動きます。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。動画再生時の音はモーター等の駆動音です。




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 ロケットベース中央のロケット。
 劇中でのオメガスプリームの変形パターンは数通り有りましたが、「~2010」における唯一の登場回である第21話「2010年の大放送」では、このロケットが中央から割れて残りの部分が出る変形となっていました。




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 戦車のロボットモード準備形態。
 キャタピラを引き出して脚にし、側面の砲塔を展開して腕にします。




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 ロケットのロボットモード準備形態。
 2つに分割するだけです。




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 レールとロケットベースのロボットモード準備形態。
 黄色の小さいパーツ2種類は、ロケットベース時にグレーのパーツを底部で連結する為に使用されています。レールとロケットベースを構成するパーツは全てバラバラにし、後述の通り戦車に取り付けてロボットモードにしていきます。




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 下半身へのパーツの取り付けは、以下の手順で行います。
 ①スネをキャタピラに挟んで取り付ける
 ②足を取り付ける
 ③脚にカバーを挟んで取り付ける
 ④黄色のパーツを前後ともに取り付ける





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 上半身へのパーツの取り付けは、以下の手順で行います。
 ①レールを付けたバックパックを本体に付ける
 ②頭部を上げる
 ③2つに分かれたロケットを両腕に取り付ける





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 ロボットモード。頭頂高は約26cm、全高は約32cmあり、1985年当時のトランスフォーマートイとしては最大級のサイズです。
 脚部はアーマーを本体に固定する関係により、太腿が無いデザインになっています。




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 ロボットモード頭部。
 このアンコール版では劇中のデザインを基にした目のパーツが、クリアーオレンジのパーツの内側に新規に取り付けられています。




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 腹部には、1985年当時のトランスフォーマートイでは定番だったシークレットエンブレムが付いています。
 これは指を押し付ける等の方法で暖める事により、所属軍団のエンブレムが浮かび出る仕組みになっています。




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 付属しているシールの中の21番のシールは、本放送当時のトイではシークレットエンブレムが付いている部分に貼付するように指示されていました。
 このトイでは貼付の指示書きをしない事でシークレットエンブレム部分に重ねて貼付する事を避けるようにしていますが、説明書のシール貼付を指示したイラストは当時のものを使い回している為、指示書きの名残が残っています。




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 戦車に付いていた電源のON/OFFスイッチは、ロボットモードではうなじ部分に有ります。
 ロボットモード時に電源をONにすると、後述の歩行ギミックを行います。





 ロボットモード時の電動歩行ギミック。
 アーマーの内側に有るキャタピラ部分が、ロボットモード時に歩行の動きをします。動く部分はアーマーで隠れている為、外からは爪先の動きしか見えません。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。動画再生時の音はモーター等の駆動音です。





 電動歩行ギミック作動時の頭部の様子。
 目の奥にはLEDが有り、赤く点滅発光します。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。動画再生時の音はモーター等の駆動音です。




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 ロボットモード時の右手はクローになっており、開閉が可能です。
 劇中では、このクローでメガトロンを捕まえるシーンも有りました。




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 ロボットモード時の左手は、銃(レーザーブラスター)になっています。
 このトイでのギミックは特に有りません。




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 アクションポーズの一例。
 可動は首、肩関節、肘が可動しますが、その他は電動ギミックを搭載している関係もあって、可動出来なくなっています。




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 腹部の赤い部分は電池カバーになっており、ここを開いて電池を出し入れします。
 このトイの電動ギミックは、単3電池2本で稼動します。




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 ロボットモード時に背部に付いているレールは接続ジョイントが共通している為、様々な組み合わせを作る事が出来ます。
 説明書には、このギミックの説明と一緒に「最強のオメガスプリームを作ろう」というメッセージが有る事から、組み合わせによって強さが変化する設定が有るものと思われます。




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 同シリーズの「01 コンボイ」と。
 前述の通り、日本版のTVアニメ第1作では、どちらも玄田哲章さんが声を担当していました。TVアニメ第1作第35話「オメガスプリームの秘密」では、コンボイがオメガスプリームにビルドロンとの過去について尋ね、そしてオメガスプリームがそれに答えるシーンが有り、玄田さんの一人芝居を観る事が出来ます。




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 同シリーズの「07 スカイリンクス」と。
 スカイリンクスもオメガスプリームと同じくトイボックス社に版権が有ったトイで、オメガスプリームと同様の理由から本放送当時日本での発売が見送られました。タカラトミーへの合併によって偶然一緒に金型が発見され、本シリーズで日本初の販売に至りました。
 2体共、変形機構と電動走行・歩行するギミックを有している点では共通しています。




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 付属のキャラクターカード。
 パッケージに有る「SPECIAL」の記載は、このカードには有りません。このトイが発売されるまで、オメガスプリームは日本では発売された事が無かった為、このキャラクターカードは新規に製作されました。
 キャラクター紹介文や能力値から、オメガスプリームがパワー型の戦士である事が分かります。




 以上、トランスフォーマーアンコール版オメガスプリームでした。

 スカイリンクスに続いてオメガスプリームも、タカラトミーへの合併によって、復刻と日本初の販売が実現しました。しかしながら、管理人は当時品を以前に入手した事が有る為、トイ自体の仕様については特にそれ程驚く点は有りませんでした。
 トイの仕様は当時品のレビューでも述べているとおり、「変形」というよりは、「バラして組み直す」と言う表現の方が正しいトイの為、一部の細かいパーツの紛失には注意が必要です。オメガスプリームのギミックは個人的に好きなのですが、このアンコール版に関して少し贅沢を言うと、目を新規に付けるなら、劇中のデザイン同様に一緒に鼻や口も付けて欲しかったと思います。
 昔のトイの為、最近のトイに比べればプロポーションはどうしても劣ってしまいますが、このトイの「変形+電動走行・歩行」のギミックは、四半世紀を経た現在でも十分通用する楽しいギミックだと思います。