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 今回のリニューアルレビュー記事は、日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「TA-02 バンブルビー」と「TA-07 スタースクリーム」のセット商品である「VSセットB 音速の対決」を再掲載します。
 日本版「アニメイテッド」のトイの大きな特徴として、海外版では施されていなかったメタリック塗装が殆どのトイに施されている事が挙げられます。海外版との違いを付ける目的でメタリック塗装を施すようになったのはこのシリーズが初めてで、後の玩具展開シリーズである「トランスフォーマー ユナイテッド」や「トランスフォーマー ジェネレーションズ」でも、同様の仕様変更が施されています。しかしながら、「アニメイテッド」の次のTVアニメシリーズである「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」ではこの仕様変更は行わず、プラキットの「アームズマイクロン」を付属させる事で違いを付けていました。

関連記事:
 ・「VSセットA 最強の対決(オプティマスプライム vs メガトロン)」レビュー(再掲載版)(2013年4月16日更新)
 ・トランスフォーマー アンコール「04 スタースクリーム」レビュー(再掲載版)(2013年3月25日更新)

※本レビュー記事は、2010年4月10日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※画像をクリックすると元のサイズで表示されます。

■「バンブルビー」キャラクター設定
 「バンブルビー」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは、「オプティマスプライム」が率いるチームの中で最年少のメンバーという設定で登場し、仲間達と共に「メガトロン」が率いるディセプティコン等と戦います。
 日本版での声優は、「トランスフォーマー スーパーリンク」の人間側主人公である「キッカー」を演じた「岸尾だいすけ(旧:岸尾大輔)」さんが演じています。

■「スタースクリーム」キャラクター設定
 「スタースクリーム」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは「リーダーの座を狙うディセプティコンのナンバー2」という定番の設定で登場し、メガトロンの部下として行動する一方で、メガトロンをを出し抜いてディセプティコンのリーダーとなるべく暗躍するキャラクターとして活躍します。
 日本版での声優は、「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」で、「スタースクリーム」や「ショックウェーブ」を演じた「山野井仁」さんが演じています。

■トイ概要
 このトイは、2010年3月27日にタカラトミーより、メーカー希望小売価格5,985円(税込)で発売されました。
 内容は、同日に発売された「TA-02 バンブルビー」と「TA-07 スタースクリーム」のセット商品です。敵同士のトイがセット販売される「対決セット」の商品は、TVアニメと連動して展開するシリーズとしては「ビーストウォーズメタルス」以来、実に約10年ぶりに復活しました。




■パッケージ

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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦25cm×横29cm×奥行8cmとなっており、小型トイがメインの日本版アニメイテッドシリーズとしては最大級のサイズとなっています。
 バンブルビーとスタースクリーム本体の梱包は、実写映画シリーズと同様に針金をメインとした固定がされており、ロボットモードで対峙する形になっています。




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 パッケージアート(裏)。
 2体の対決ジオラマやそれぞれのギミックの紹介が有ると共に、下部には「アニメイテッド」シリーズの他のトイが紹介されています。




■バンブルビー

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 ビークルモード前面。覆面パトカーに変形します。
 デザインはパトランプを除けば普通の車ですが、イエローにブラックのストライプが入ったデザインは、実写映画シリーズに登場した同名のキャラクターのデザインに似ています。




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 ビークルモード後ろ。
 リアバンパーにはオートボットのエンブレムが描かれています。




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 ロボットモード。全高は約14.5cmあります。
 デザインはテレビアニメ第1作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場した同名のキャラクター(日本名:バンブル)のデザインを基にしたものになっています。
 本体のカラーリングは、他の日本版トイと同様に海外版には無いメタリック塗装が施されていますが、このトイはほぼ全体にメタリックイエローの塗装が施されています。




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 ロボットモード頭部。
 こちらも全体的なデザインはテレビアニメ第1作に登場した同名のキャラクターに似た形状です。劇中では、戦闘時等に顔面全体を覆うマスクが出現しますが、このトイでは再現されていません。




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 後頭部の頭頂部にはクリアーブルーで成型された部分が有ります。
 これは目と一体で成型された集光装置で、光を当てて目を光らせる事が出来ます。




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 可動は首、肩、肘、腰、股関節、膝が可動します。
 下半身の可動範囲は広く、大股を開いたポージングも可能ですが、上半身の肩関節はパーツの干渉が原因で狭まっています。




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 手首を収納して、武器の「エナジースティンガー」を出す事が出来ます。
 連動式ギミックではないので、手首を収納してからエナジースティンガーを引き出します。




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 エナジースティンガーを展開した状態。
 両腕とも展開が可能です。劇中ではこの部分から電撃のようなエネルギー波を発射して攻撃しています。




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 左右のエナジースティンガーを合体させる事も可能です。
 設定では、合体させることにより威力がアップするとされています。




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 付属パーツの高速ブースター。サムダック博士が開発したパーツで、後部からロケット噴射して加速を補助します。
 劇中では、バンブルビーがこれを取り付けて高速で移動できるようになるエピソードが有ります。また、噴射を利用して上昇する事も可能です。




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 高速ブースターを取り付けた状態。後部サイドガラスに有る穴に取り付けます。
 後部サイドガラスはロボットモード時にバックパックになる為、高速ブースターを取り付けた状態で差し替え無しの変形も可能です。




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 フル装備でアクションポーズ。
 ロボットモード時には、高速ブースターは前面から見えづらくなっています。




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 「トランスフォーマーアンコール」の「10 バンブル&ミニボット」に入っている「バンブル」とのロボットモード比較。
 頭部や胴体等のデザインから、バンブルビーはバンブルを基にしてデザインされている事が分かります。余談ですが、「アンコール」版のバンブルは顔の造形が1985年に発売された物から変更されており、1985年に発売されたバンブルの顔の造形は、マスクを展開したバンブルビーに似たデザインになっています。




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 バンブルとのビークルモード比較。
 どちらも本体色がイエローの車に変形するという点では共通しているものの、車のデザインは年代による違いを感じさせます。




■スタースクリーム

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 ビークルモード前面。スタースクリームの名を持つキャラとしては定番の戦闘機に変形します。
 日本版は機首と翼にメタリックブルーとメタリックレッドの塗装を施している点が、海外版からの大きな変更点です。




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 ビークルモード後ろ。
 尾翼も付いています。ロボットモード時には、エンジン部分のほぼ全部が脚部に変形します。




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 ビークルモード上面。
 ロボットモード時のデザインに考慮したのか、翼は逆三角の形状になっています。




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 ビークルモード底面。
 ランディングギア(着陸脚)は3ヶ所に付いています。ミサイルランチャーはロボットモード時に腕に付きます。




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 スタースクリームの変形には連動式の変形が採用されています。
 機体底部に有る下半身ブロックを動かすと、連動して肩が展開して機首が収納され、翼部分は背中に移動します。
 変形の構造はしっかりしていない為、各箇所を少し手で動かす必要が有ります。




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 ロボットモード。全高は約20cmあります。
 脚部は細い一方で上半身はボリュームが有り、逆三角形のプロポーションになっています。
 TVアニメ版では上腕に付いていたミサイルランチャーが前腕に付いていたり、背部の翼の角度がアニメ版ほど上を向いていない等、TVアニメ版のデザインと異なっている部分が有ります。




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 ロボットモード頭部。テレビアニメ第1作に登場した同名のキャラクターの頭部デザインをベースに、「アニメイテッド」のキャラクターに特有のカートゥーン風のデザインを加えたデザインになっており、長いアゴが特徴的です。
 表情は悪役キャラクターらしく、何かを企んでいるようなニヤリ顔になっています。




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 スタースクリームの後頭部にもバンブルビーと同様に、クリアーパーツの集光装置が付いています。
 スタースクリームの場合は口内のパーツも一体で成型されているので、光らせた場合には口も一緒に光ります。




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 手は、親指が独立して付け根で可動し、残る4本の指は一体で可動します。しかしながら、特に武器等を保持するギミックは有りません。




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 可動は首、肩、肘、股関節、膝が可動します。
 腰は変形機構の関係で可動しませんが、ミサイルランチャーを構えたポーズはしっかり決められます。




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 ミサイルランチャーの側部には黒いスイッチが有り、これを押す事によりクリアーオレンジで成型されたミサイルが発射されます。
 アニメでは、このミサイルランチャーに該当する武器は「デュアルソニックブラスター」という名称が付いており、細い先端から光線のようなものを発射しています。




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 腕の可動範囲は広い為、写真のように腕組みをしているようなポーズも出来ます。




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 「トランスフォーマーアンコール」の「04 スタースクリーム」とのロボットモード比較。
 このキャラクターの全体的なデザインは、初代スタースクリームを基にしている事が分かります。




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 「アンコール」版スタースクリーム」とのビークルモード比較。
 戦闘機に変形するだけでなく、翼の配置等の大まかなデザインにも似通っている部分が有る事が分かります。




■その他

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 バンブルビーとスタースクリームのロボットモード対比。
 海外では、バンブルビーは「デラックス・クラス(DELUXE CLASS)」の商品で販売されましたが、スタースクリームはそれより一つ大きいサイズの「ヴォイジャー・クラス(VOYAGER CLASS)」で販売された為、日本での販売価格や本体サイズにかなりの違いが有ります。





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 バンブルビーとスタースクリームのビークルモード対比。
 ロボットモード時にボリュームの違いが有る為、ビークルモードでもボリュームの違いが有ります。




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 対決ポーズの一例。
 バンブルビーは飛行能力を持っていませんが、日本版のオープニングアニメーションでは高速ブースターを利用して空を飛び、スタースクリームと空中戦を繰り広げるシーンが有ります。
※別売の「di:stage」を使用しています。




■キャラクターカード

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 本セットに付属している、バンブルビーのキャラクターカード。能力値の記載も有ります。
 最年少メンバーという事もあってか、能力値は全体的に低めですが、「勇気」は最大値の10となっています。
 日本版「アニメイテッド」シリーズに付属するキャラクターカードは、2010年夏稼動予定のアーケードゲームに対応する予定になっています。




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 バンブルビーと同様に、このセットに付属するスタースクリームのキャラクターカード。
 ディセプティコンのナンバー2という事もあって、総合での能力値はバンブルビーより高いです。




 以上、VSセットB 音速の対決でした。

 オプティマスプライムやメガトロン等と同様にトランスフォーマーの定番キャラクターとなっているだけでなく、本編でも主役級の活躍をするこの2人ですが、管理人は海外での展開時には大型トイにばかり目が行ってて買いそびれてしまい(笑)、今回初めて購入しました。
 バンブルビーは他のデラックス・クラスのトイと同様に「変形+小ギミック」というシンプルなギミックのトイですが、フリーポーザブル仕様になっている事もあって、遊び応えが有ります。ただ、パーツの干渉による上半身の可動範囲の制限と日本版で採用されたメタリック塗装により、上半身の可動でストレスを感じるだけでなく塗装のハゲを気にしながら変形・アクションさせなければならないのが難点です。
 スタースクリームは、連動変形という秀逸なギミックがやや不完全な形になってしまっている他、ロボットモード時の各パーツの配置がアニメ版と違っているのが、個人的には不満を感じます。ただ、可動に関しては、腰こそ動かないものの、その他の部分が十分に可動するようになっており、アクション面ではさほどストレスを感じませんでした。
 スタースクリームが空を飛べる設定が有る為、このセットで対決シーンを作る場合には普通に立たせてやるよりも、アクションフィギュア用の台座を使用して空中戦を再現する方が、もっと楽しめるのではないかと思います。