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 今回のリニューアルレビュー記事は、「ビーストウォーズ」のシリーズ展開開始10周年を記念して海外で展開された「BEAST WARS 10TH ANNIVERSARY」版の「OPTIMUS PRIMAL(オプティマスプライマル)」を再掲載します。
 海外でのビーストウォーズ10周年記念シリーズの展開は日本よりも充実しており、メインキャラクターのトイがパッケージ等を変更して再販された他、このオプティマスプライマルと「メガトロン」は、再販組と同等のサイズのトイが完全新規デザインで作られました。
 完全新規デザインのオプティマスプライマルとメガトロンは、日本独自のビーストウォーズ10周年記念シリーズである「ビーストウォーズリボーン」シリーズでも発売が企画されていたものの結局実現には至らず、それから約6年後の2012年に、「トランスフォーマー ユナイテッド」シリーズで初の日本版販売が実現しました。

関連記事:「BWR-01 帰ってきた最強ビースト対決!」レビュー(再掲載版)(2013年6月10日更新)

※本レビュー記事は、2006年7月15日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「オプティマスプライマル(OPTIMUS PRIMAL、日本名:コンボイ)」は、「ビーストウォーズ(BEAST WARS)」シリーズに登場したキャラクターです。
 アニメでは、マクシマル(MAXIMAL、日本名:サイバトロン)のリーダーとして登場し、仲間達を率いて、「メガトロン(MEGATRON、日本名:同じ)」が率いるプレダコン(PREDACON、日本名:デストロン)やヴィーコン(VEHICON、日本名:同じ)と戦いました。

■トイ概要
 このトイは2006年7月に、ビーストウォーズ10周年記念商品の1つとして、海外でハズブロ(HASBRO)より発売されました。
 それまでのビーストウォーズ10周年記念アイテムが、過去に発売されたトイの一部仕様変更+新規特典付属だったのに対し、このオプティマスプライマルは、アニメ第1期の頃の姿を踏襲した完全新規造形になっています。また、発売当時主力商品として展開していた「TRANSFORMERS CYBERTRON(日本題:トランスフォーマー ギャラクシーフォース)」のフォーマットに合わせて、サイバープラネットキー(CYBER PLANET KEY、日本名:フォースチップ)で武装が展開するギミックが搭載されています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦約20cm×横約23cm×奥行約9cmとなっています。
 デザインはビーストウォーズ10周年記念シリーズの標準的なデザインとなっています。




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 パッケージアート(裏)。
 テックスペックが掲載されていると共に、各種ギミックの紹介もされています。




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 付属のミニコミックは、IDWパブリッシング(IDW Publishing)によるコミックです。
 タイトルは「BEAST WARS:THE GATHERING(ビーストウォーズ:ザ・ギャザリング)」で、シナリオは「サイモン・ファーマン(SIMON FURMAN)、イラストは「ドン・フィゲロア(DON FIGUEROA)」が手がけています。
 コミックでは、「マグマトロン」や「ライオコンボイ」「ビッグコンボイ」等、「ビーストウォーズⅡ」と「ビーストウォーズネオ」のキャラクター達が大活躍しています。




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 ビーストモード。
 オプティマスプライマルのビーストモードとしては定番となっているゴリラに変身します。




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 ビーストモード頭部。
 ゴリラを基にしたデザインでありながらも一部にメカらしさを含んでおり、「ビーストウォーズリターンズ」のアニメ版を髣髴とさせる雰囲気のデザインです。




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 このトイにはホバーボードが付属しています。パッケージには「ジェットパワード・ホバーボード("Jet-powered"hover board!)」と記載されています。
 このホバーボードにオプティマスプライマルを乗せる事も可能です。足裏とホバーボードはピンで接続される為、安定しています。




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 ロボットモード。全高は約13cmあります。
 全体のカラーリングに加えてスネ部分のシリンダーや胸のデザイン等、アニメ第1期でのオプティマスプライマルのデザインを踏襲したと思われる部分が多数見受けられます。




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 ロボットモード頭部。
 アニメ第1期での頭部デザインを踏襲しつつも、全く新しいデザインになっています。




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 このトイは関節の殆どがボールジョイントになっているフリーポーザブル仕様の為、様々なアクションポーズが取れます。
 しかしながら、ボールジョイントは関節が緩くなりやすい為、関節のヘタリに注意しなければなりません。




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 ホバーボードは、ロボットモード時には巨大なキャノン砲になります。
 肩に担ぐような形で持たせますが、掌に有るピン受けとホバーボードに有るピンで接続して固定します。




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 このトイにはサイバープラネットキーが付属しており、またホバーボードの後部には、それを挿入するスロットが有ります。
 サイバープラネットキーによるギミックは「TRANSFORMERS CYBERTRON」シリーズのトイのギミックですが、何故か他シリーズの商品であるこのトイにも採用されています。
 サイバープラネットキーは、「ジャングルプラネット(JUNGLE PLANET、日本名:アニマトロス)」のものが付属しています。




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 サイバープラネットキーをスロットに挿入すると、「アサルト・ブレード(assault blade)」が展開します。
 変化はホバーボードの一部が少しせり出すだけの、小さな変化です。




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 アサルト・ブレードの内側に隠れているツメを引くと、ミサイルが発射されます。




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 ビーストモード時でも、サイバープラネットキーを使用したギミックを発動させる事が出来ます。




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 このトイにはおまけとして、アニメ本編でマクシマルが使用していた宇宙船「アクサロン(AXALON、日本名:同じ)」のミニフィギュアが付属しています。




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 オプティマスプライマルとアクサロン。
 アクサロンはオプティマスプライマルよりも遥かに小さいサイズとなっています。




 以上、ビーストウォーズ10周年記念版オプティマスプライマルでした。

 TVアニメ本放送当時に発売されたオプティマスプライマル(コンボイ)のトイは、スプリングを多用したギミックの塊であった反面、そのギミックの為に可動が制限されている部分が有りました。この10周年記念版は、それとは対照的に、本体のスプリングギミックが無くなると共にフリーポーザブルを追求した結果、アクションフィギュアにも近い可動を誇っています。
 何故サイバープラネットキーのギミックを採用したのかが非常に気になりますが、それと並んで気になったのが、どうやって使うのか今ひとつ分からないアサルト・ブレードで、「これはホバーボードをキャノン砲に変化させる過程で開いているだけで、元々ブレードとしてデザインされたものではないのではないか?」とも思っています。
 前述の通り、本放送当時の物は内蔵ギミックや武器が多数有りましたが、このトイはホバーボードのキャノン砲以外は武器が何も無くなってしまったのが、個人的には残念に感じました。可動範囲は申し分内無いだけに、アクションポーズの幅を広げる武器がもう少し欲しかったと思います。
 最近のトランスフォーマートイは殆どが複雑なギミックを搭載しているので、このトイのシンプルな仕様は、ある種新鮮に感じられます。



※上記のリンクは日本版のトイです。