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 今回のリニューアルレビュー記事は、「トランスフォーマー/リベンジ」のトイシリーズの1体である、「RA-13 ジェットファイアー」を再掲載します。
 日本での「リベンジ」のトイシリーズでは、このジェットファイアーが発売される前後から、前作のトイには無かった「合体」を前面に押し出した宣伝がされていました。オートボット側の合体キャラクターはオプティマスプライムとジェットファイアー、そしてディセプティコン側の合体キャラクターは「RD-16 デバステーター」で、当時の玩具封入チラシ等の中にはジェットファイアーと合体したオプティマスプライムとデバステーターが対決するという宣伝がされている物も有りましたが、映画にはそのようなシーンは有りませんでした。
 余談ですが、このジェットファイアーの日本語版の吹き替えは、「強いられているんだ!(集中線)」の台詞で有名な「イワーク・ブライア(機動戦士ガンダムAGE)」役を演じた、「乃村健次」さんが担当していました。乃村さんは、「リベンジ」の続編作品である「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」にも、エップスの元同僚の「ハードコア・エディ」役で吹き替え出演していた他、「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」では、地球人の主要キャラクターの一人である「ウィリアム・ファウラー(ファウラー捜査官)」の声を担当していました。

関連記事:
 ・「RD-01 メガトロン」レビュー(再掲載版)(2013年2月28日更新)
 ・「RA-01 オプティマスプライム」レビュー(再掲載版)(2013年2月14日更新)

※本レビュー記事は、2009年9月7日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 ジェットファイアー(JETFIRE)は、映画「トランスフォーマー/リベンジ」に登場したキャラクターです。
 太古の昔に「ザ・フォールン」が本作の物語の鍵となる「マトリクス」を探索する為に派遣したディセプティコン兵士「シーカー(SEEKER)」の一人でありながら、ディセプティコンのやり方に嫌気が差して離反したという設定を持つキャラクターで、本編ではオートボットに味方して、「オプティマスプライム」を復活させようとする「サム」に協力したり、マトリクスを巡る決戦に参戦しました。
 このキャラクターの設定は、TVアニメ第1作に登場した同名のキャラクター(日本名:スカイファイアー)の設定を踏襲していますが、トイはオプティマスプライムとの合体が可能となっており、この点は「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」に登場した同名のキャラクター(日本名:ジェットファイヤー)と共通しています。

■トイ概要
 このトイは2009年8月1日にタカラトミーより発売されました。
 今作のトイの多数に採用されている、可動と連動して一部パーツが動く「メックアライヴ機構」を搭載している他、劇中の展開を基にした、「RA-01 オプティマスプライム」との合体が可能になっています。




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 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦約32cm×横約25cm×奥行約14cmで、海外でのこのトイのグレードである「リーダー・クラス(LEADER CLASS)」のトイとしては標準的な大きさです。
 パッケージデザインやトイの仕様は海外版と同一で、日本版は流通の為に必要なシールが各所に貼付されていたり、説明書が日本語版になっている点が異なっています。また、パッケージ中央には穴が開いており、その下には「TRY ME!」と記載されており、これにより後述のメックアライヴ機構を店頭等で試遊できるようになっています。
 日本版独自の仕様として、正面ウィンドウ部分に「RA-01 オプティマスプライム」との合体が可能である事を記載したシールが貼付されています。




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 パッケージアート(裏)。
 テックスペックやメックアライヴ機構を含む各種ギミックの紹介がされていますが、最大の特徴である「RA-01 オプティマスプライム」との合体機構については記載されていません。




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 ビークルモード。SR-71ブラックバードに変形します。
 トイ自体のサイズが大きい事に加えて元になった機体が大型の為、同クラスのトイである「RA-01 オプティマスプライム」や「RD-01 メガトロン」と比べて大きいサイズになっています。




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 機体後部。
 主翼には傷ついたディセプティコンのマークが付いています。これはディセプティコンから離反したジェットファイアーのキャラクター設定を踏まえたものであり、このようなエンブレムに傷が入っているトイは「マイクロン伝説」の「MD-07 ランページ」にも見られます。
 中央の赤い円で囲まれているボタンは、押すと「キーン」という飛行サウンドが鳴ります。




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 機首部分近辺。
 後方には、「ジェットファイアー(JETFIRE)」を表していると思われる「JTFR」の文字がタンポ印刷されています。また、機首のコクピット近辺には小さな赤い文字がタンポ印刷されています。




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 機首部分の下にはガトリング砲が装備されており、このガトリング砲にはミサイル発射ギミックも搭載されています。
 劇中では、ジェットファイアーは老朽化が原因で火器類が使えなくなっている設定が有った為に、この武器は使用されませんでした。




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 変形途中の状態。
 ビークルモード時に1枚になっている胴体パーツは、折り畳んで前後に重ねます。この2つを重ねた際に、TVアニメ第1作でもお馴染みの「ギゴガゴ」というサウンドが鳴ります。このサウンドは、「RA-01 オプティマスプライム」や「RD-01 メガトロン」のものとは異なっています。
 ロボットモードからビークルモードに変形させる際にも、このギミックが発動します。




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 ロボットモード。全高は約25cmあります。
 ジェットファイアーには、遥か昔より生きている老将という設定や、長期にわたってエネルゴンを摂取しなかった為に体が老朽化しているという設定がある為、それに基づいて老人のようなプロポーションになっています。




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 ロボットモード頭部。
 過去の同名キャラクターを基にした部分は特に見当たりません。老将の設定を踏まえているのか、ヒゲを蓄え頭頂部が禿げた老人をモチーフにしているようです。




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 「メックアライヴ機構」は、胸部中央のイエローのパーツを下に下げる事で胸パーツの一部が動くのと同時に「JETFIRE is the name.(私の名前はジェットファイアーだ)」と喋るサウンドギミックが発動し、目と胸と額が赤く点滅発光します。
 サウンドギミックの声は劇中の声とは全く異なっており、老人という設定を想像させない声になっています。




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 ビークルモード時に機首底部に付いていたガトリング砲は、ロボットモード時には左腕に装備されます。




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 ビークルモード時に機首底部に有るランディングギアは、ロボットモード時には変形して杖になります。
 これは、今までのトランスフォーマートイには無かった斬新な変形機構です。




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 ランディングギアから変形した杖は、説明書には杖としての使用法しか記載されていません。しかしながら、上の写真のように持たせれば、劇中で武器として使用した状態も再現出来ます。




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 フル装備。
 このトイは「スタースクリーム」等に見られる曲がった脚でデザインされていながらも、本体は大型ゆえにそこそこの重量が有る為、脚が本体重量に負けて倒れる事が有ります。その為、少し立たせづらいです。




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 写真の中の矢印で示しているパーツは、後述のオプティマスプライムとの合体の際に必要なパーツですが、他の形態時では使用しない余剰パーツとなります。特にロボットモード時には、胴体の後部にぶら下がる形になります。




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 アクションポーズの一例。
 脚の可動箇所は変形・合体機構の関係もあってかなり多い為、立ち膝ポーズも問題無く決められます。




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 「RA-01 オプティマスプライム」と。
 全高はオプティマスプライムの方が高いですが、ジェットファイアーはブースターが付いている事で全幅が広くなっており、これによって、同じクラスのトイでありながらもオプティマスプライムよりボリュームが有るように見えます。




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 ここからは合体形態の紹介です。
 ジェットファイアーの合体準備形態は。杖と背面下部のパネルとガトリング砲を分離して、上の写真のように変形させます。




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 「RA-01 オプティマスプライム」の合体準備形態は、背面のパーツを写真のように変形させます。また、足も展開させますが、この写真では行っていません。




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 合体形態。
 始めに2体を背部でドッキングし、次に開いたオプティマスプライムの足の間にジェットファイアーの脚部を挟みこみ、肩のアーマーを取り付け、腰に合体用ベルトを巻きます。最後に各部のバランスを調整して完成です。
 全高は33.5cm、頭頂高は27cm、全幅は44cmあり、前作より続くムービーシリーズのトイでは最大級のボリュームとなっています。
 劇中では、ジェットファイアーがオプティマスプライムに飛行能力を与える為に自分の体を使うよう指示すると共に自らのスパークを抜いて絶命した後、「ラチェット」と「ジョルト」がそのパーツをオプティマスプライムに取り付けてパワーアップしており、合体とは少し違う設定になっています。




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 合体形態後ろ。
 バックパックはジェットファイアーがそのまま付いていますが、そこから胴体が下に伸びて脚部がオプティマスプライムの足まで行っており、差し替え無しで合体している事が分かります。
 一部の資料では、この形態について「JETPOWER OPTIMUS PRIME(ジェットパワーオプティマスプライム)」や「ULTIMATE OPTIMUS PRIME(アルティメットオプティマスプライム)」等の記載が有りますが、この形態についての名称が劇中で語られる事は無く、また、このトイの説明書にも合体形態の名称は記載されていない為、一部資料におけるそれらの名称は便宜上付けられたものと思われます。




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 ジェットファイアーの背部パネルを分離・変形し、そこにランディングギアを挟み込む事で、大型の銃に変形します。




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 ジェットファイアーのガトリング砲は左腕に取り付けます。
 右腕も構造が同じ為、右腕にガトリング砲を取り付ける事も可能です。




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 合体形態時でも、オプティマスプライムのエナジーソードを展開する事が可能です。
 劇中では、合体形態時にもエナジーソードを使用して戦っていました。




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 合体形態時のふくらはぎの後ろ側には、ジェットファイアーの後部胴体が来ます。
 説明書に記載は有りませんが、この部分に有るボタンを押すとサウンドが鳴ります。青い円で囲んだボタンを押すと、ビークルモード時の飛行サウンドと同じサウンドが鳴り、赤いで囲んだボタンを押すと、「キュイィィィン…、ガシャン」という謎のサウンドが鳴ります。




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 「RD-01 メガトロン」と。
 メガトロンはオプティマスプライムやジェットファイアーと同じリーダー・クラスのトイですが、合体したオプティマスプライムは更に大きいトイになっています。




 以上、RA-13 ジェットファイアーでした。

 このトイはオプティマスプライムとの合体を前提にしたトイですが、リーダー・クラスであるがゆえにライト&サウンドギミックやメックアライヴ機構もしっかり搭載されており、単体でも十分遊べるトイになっています。
 「RA-01 オプティマスプライム」が有れば、遊びの幅は更に広がります。合体機構は「背部への翼装備+下駄履き」という、昔のトランスフォーマートイや勇者シリーズのトイでも見られる定番の合体パターンになっていますが、「G2」以降のトランスフォーマートイで定番となった「武器以外の差し替え無し完全変形」もしっかり守っており、昔と今の技術を融合させたかのような合体機構となっています。ただ、差し替え無し合体である事が原因で合体時の下半身の可動がかなり制限されてしまう点と、オプティマスプライムのメックアライヴ機構はレバーがベルトで隠されてしまう為に出来なくなってしまう点は残念です。
 老人キャラという設定でのデザインには好みが分かれるかと思いますが、「RA-01 オプティマスプライム」が有れば史上初のリーダー・クラス同士の合体による圧巻のボリュームを手に取る事が出来るので、オプティマスプライムを持っている方なら購入して損は無いと思います。