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 今回のリニューアルレビュー記事は、2008年に海外で発売された「TRANSFORMERS UNIVERSE(トランスフォーマー ユニバース)」版の「DINOBOT(ダイノボット、日本名:同じ)」を再掲載します。
 ダイノボットは、「デストロンからサイバトロンに寝返ったキャラクター」という設定を大きな特徴の一つとして持っているキャラクターで、それを反映して、このトイにはエンブレムを切り替えられるギミックが有ります。それ故にどちらの陣営のキャラクターとしても扱う事が出来た為、このトイはデストロン側のキャラクターとして発売された一方で、日本版はサイバトロン側のキャラクターとして発売されるという違いも有りました。
 日本版の「ビーストウォーズ」のアニメでは、ダイノボットの声は「藤原啓治」さんが演じていました。藤原さんはその後、「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説(デバスター役)」「トランスフォーマー アニメイテッド(グリムロック役)」「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム(メガトロン役、他)」にも出演されており、近年のトランスフォーマーのTVアニメシリーズによく出演されている声優さんの一人となっています。

関連記事:「CHEETOR(TRANSFORMERS UNIVERSE版)」レビュー(再掲載版)(2013年7月2日更新)

※本レビュー記事は、2009年3月24日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「DINOBOT(日本名:ダイノボット、以下日本名表記)」は、「BEAST WARS(日本題:「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」+「ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー」)」に登場したキャラクターです。
 アニメでは、デストロンの一兵士として登場しますが、過去の地球に辿りついた際にメガトロンと対立した事からサイバトロンに寝返り、サイバトロンの戦士として戦いました。

■トイ概要
 このトイは2008年12月頃に、海外の玩具展開シリーズ「TRANSFORMERS UNIVERSE(トランスフォーマー ユニバース、以下カナ表記)」の1体として、ハズブロ(HASBRO)より発売されました。本放送当時のトイのフリーポーザブル機構を踏襲しつつ、新たな変形機構やギミックを採用してリメイクしています。
 日本では、「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」シリーズの「C-16 ダイノボット」として、全体のカラーリング変更やメッキパーツの採用等、一部仕様を変更して2009年3月にタカラトミーより発売されました。




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 パッケージアート(表)。パッケージのサイズは縦30.5cm×横19.5cm×奥行8cmで、同時期の「ユニバース」シリーズのデラックス・クラス(DELUXE CLASS)のトイとしては標準的なサイズです。
 海外版のトランスフォーマートイのブリスターパッケージは厚紙に直接貼り付けるのが定番ですが、このパッケージは上部のみがその形になっています。
 パッケージ正面左側の紫の部分には「PREDACON(プレダコン)」の文字が記載されていますが、これは「ビーストウォーズ」におけるデストロンの海外名です。




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 パッケージアート(裏)。テックスペックや各種ギミックが掲載されています。
 TVアニメ本放送当時に発売されたダイノボットはサイバトロンのキャラクターとして発売されましたが、このトイはデストロンで発売されました。しかしながら、このトイの日本版である「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」の「C-16 ダイノボット」は、TVアニメ本放送当時と同じサイバトロンのトイとして発売されています。




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 ビーストモード。リメイク元のトイと同様のヴェロキラプトルに変形します。
 プロポーションはリメイク元のトイよりも綺麗にまとまっており、また、尻尾は長く造られています。しかしながら、太腿部は変形機構の関係でロボットモードの太腿が見えてしまっています。




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 ビーストモード頭部。
 リメイク元のトイよりもTVアニメ版のデザインに近いデザインとなっています。また、口は開閉が可能です。




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 胸部にはロボットモードの腕が収納されていますが、ビーストモード時でも腕のように見えます。
 説明書には記載されていない遊び方ですが、写真のように隠し腕を出すような遊び方も出来ます。




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 ロボットモード。全高は約14cmあります。
 全体的なデザインはTVアニメ版のデザインに準拠した形で、リメイク元のトイよりもスッキリした形にまとめられています。
 スネ部分の横に有る骨のパーツは、ビーストモード時の太腿のパーツを移動させ、内側に収納されている骨パーツを出して取り付ける形となっていますが、これはTVアニメの劇中での変身シーンで骨パーツが後ろから出てくる演出を意識したものと思われます。
 リメイク元のトイやTVアニメ版では、手は恐竜を思わせるツメの生えた手になっていましたが、このトイでは人間の手に近いデザインになっています。




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 ロボットモード頭部。
 デザインはリメイク元のトイよりもアニメ版のデザインに近いものになっています。写真では確認しづらいですが、歯を食いしばった造形になっています。




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 胸部に有るエンブレムは、回転させる事でサイバトロンとデストロンのマークを変更出来ます。また、ビーストモード時にはエンブレムが見えないようにする為、エンブレムが無い面も有ります。




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 尻尾は変形して武器になります。
 ビーストモード時には内側に収納されているクリアーオレンジ成型の剣と、尻尾が変形したプロペラ式のシールドの2つが有り、これらは合体して写真のような武器になります。この形態の時にシールドの基部の下部に有る黄色いレバーを動かすと、剣をミサイルとして発射出来ます。




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 剣はそのまま手に持たせる事が可能ですが、ミサイル発射ギミックに必要なツメが有る為に、ツバの部分まで差し込む事は出来ません。また、本放送当時のトイに比べて刀身が短くなっており、先端は丸く造られています。先端が丸く造られているのは、アメリカの玩具安全基準の関係によるものと思われます。




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 剣とシールドを分離して持たせた状態。TVアニメではこの形で戦っている事が多かったです。
 リメイク元のトイでは、シールドのプロペラに回転ギミックが搭載されていましたが、このトイでは省略されています。




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 肩のパーツは変形機構の関係で後方に回せるようになっています。
 このようにした方が、TVアニメ版のデザインに更に近くなると思います。




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 同シリーズの「CHEETOR(日本名:チータス)」と。
 TVアニメでは仲間として幾度となく共闘しています。TVアニメではダイノボットの方が大きいサイズでしたが、本シリーズではダイノボットの方が若干小さく造られています。




 以上、ユニバース版ダイノボットでした。

 ビーストウォーズシリーズのリメイクトイとしてはチータスに続く第2弾となったダイノボットですが、全体のデザインはリメイク元よりも纏まったスマートなプロポーションになっていると共に、TVアニメでの演出を意識した変形機構や可動範囲の確保も出来ており、良いトイに仕上がっています。ただ、武器については、TVアニメの劇中でも使用されていたシールドのプロペラ回転ギミックが省略されている点や、剣の刀身は短くなっているだけでなく先端が丸くなっている点等、非常に残念な部分が多いです。
 現在、これ以降のビーストウォーズシリーズのキャラのリメイクは予定されていませんが、他のビーストウォーズシリーズの主要キャラクターも次々リメイクして欲しいと思います。