ta-09-001.jpg

 今回のリニューアルレビュー記事は、日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「TA-09 ブラックアラクニア」を再掲載します。
 管理人の好きなトイ・フィギュアの遊び方に「『中の人繋がり』で並べる」という遊び方が有るのですが、このブラックアラクニアが発売された当時、ブラックアラクニアの声優である「柚木涼香」さんが声を当てた「シャマル」のfigmaが発売されていたにもかかわらず、このレビューではその遊び方をするのを忘れてしまうという大失態(?)を犯してしまいました。柚木さんは後に、「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」に「エアラクニッド」役で出演しましたが、エアラクニッドのトイが発売された際には、シャマルとの「中の人繋がり遊び」を実現させる事が出来ました。

関連記事:
 ・「VSセットA 最強の対決(オプティマスプライム vs メガトロン)」レビュー(再掲載版)(2013年4月16日更新)
 ・「AM-18 エアラクニッド」レビュー(2012年10月24日更新)
 ・figma「043 シャマル 騎士服ver.」レビュー(再掲載版)(2012年5月11日更新)

※本レビュー記事は、2010年5月5日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「ブラックアラクニア」は、「トランスフォーマーアニメイテッド」に登場するキャラクターで、シリーズを通して登場するキャラクター数が少ない女性型トランスフォーマーです。
 アニメでは、元々はオートボット戦士ではあったものの、ある理由から有機生命体(巨大グモ)をスキャンしてしまった為に半有機ロボット生命体となってしまった為、オートボットを去ってディセプティコンに加入し、元の体に戻る為に様々な実験を行うという、複雑な過去と行動目的を持つキャラクターとして描かれています。
 日本版での声優は、日本版「ビーストウォーズ」シリーズで同名のキャラクター(日本名:ブラックウィドー)を演じた「柚木涼香」さんが演じています。

■トイ概要
 このトイは2010年3月27日に、タカラトミーよりメーカー希望小売価格2,415円(税込)で発売されました。
 トイの仕様は、TVアニメに登場するブラックアラクニアを基に、ロボット⇔ビーストの変形機構や、劇中のイメージに基づいた様々なギミックを搭載して立体化しています。




ta-09-002.jpg

 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦30cm×横18cm×奥行8.5cmとなっており、この価格帯のトイとしては標準的なサイズです。
 トイを梱包している部分はブリスターで、台紙の黒の部分には、海外でのこのトイのサイズを示す「DELUXE CLASS(デラックス・クラス)」の記載が有ります。




ta-09-003.jpg

 パッケージアート(裏)。
 初めて活躍した回である海外版第9話での「オプティマスプライム」との対決をイメージしたようなジオラマや各種ギミックの紹介が有ります。また、下部には同シリーズの他のトイが紹介されています。




ta-09-004.jpg

 ビーストモード前面。「ブラックアラクニア(ブラックウィドー)」の名を持つキャラクターとしては定番のスパイダー(クモ)に変形します。
 カラーリングは、ブラックとパープルをメインカラーとしています。




ta-09-005.jpg

 ビーストモード後ろ。
 一番後ろの足がロボットモード時に脚部となる為、この足は他の足よりも大きめのデザインになっています。




ta-09-006.jpg

 ビーストモード頭部。
 目が4つ有りますが、この2対以上の目を持つデザインは、過去に登場した同名のキャラクターと共通しています。
 口は、変形機構の関係で可動するようになっています。




ta-09-007.jpg

 ビーストモードを斜め上から見た写真。この方が全体のデザインが分かり易いです。
 後ろから2本目の脚の内側からロボットモードの手が出ていますが、これはビーストモード時に収納されるように造られてはいません。




ta-09-008.jpg ta-09-009.jpg

 尻の先端部の裏側には、クリアーレッド成型のクローが付いています。
 これには糸が付いており、手で引っ張って伸ばす事が出来ます。収納する場合には、赤い円で囲んであるボタンを押して巻き取ります。




ta-09-010.jpg

 クローは、可動するだけでなく掴んだ際の保持力もしっかりしているので、実在するクモのように糸を伸ばしてぶら下がっている状態も再現可能です。
※台座は「di:stage」を使用しています。




ta-09-011.jpg ta-09-012.jpg

 ロボットモード。頭頂高は約15cm、全高は約16cmあります。
 デザインは「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」に登場した同名のキャラクターのデザインを基に、全体を「アニメイテッド」シリーズの特徴であるカートゥーン風にアレンジしています。また、女性型トランスフォーマーという設定を踏まえ、本体は細身の造形になっています。
 日本版「アニメイテッド」シリーズのトイは、その殆どが本体のカラーリングの一部をメタリック塗装へ仕様変更していますが、このトイには、そのような箇所は有りません。




ta-09-013.jpg

 ロボットモード頭部。
 本体と同様に、「ビーストウォーズ」シリーズに登場した同名キャラクターの頭部デザインを基に、「アニメイテッド」特有のカートゥーン風なデザインにアレンジしています。目はビーストモードの頭部と同様に4つ付いており、また首元にはディセプティコンのエンブレムが付いています。




ta-09-014.jpg ta-09-015.jpg

 後頭部は全体がクリアーレッドで成型されています。
 これは同シリーズの他のトイと同様に、目の部分と一体で成型された集光装置です。光を当てる事で目を発光させる事が出来ますが、 目が塗装されているのか、光を当ててもあまり光りません。




ta-09-016.jpg

 可動は首、肩、肘、股関節、膝が可動します。
 各所の可動範囲はあまり広くない事に加えて手首は回転しない為、ポージングの幅は限られています。




ta-09-017.jpg ta-09-018.jpg

 ビーストモード時には尻の先端部、ロボットモード時には背部に付いている武器は、ロボットモード時には前腕にも取り付ける事が出来ます。
 前腕にピン穴があり、そこに武器のピンを差し込んで取り付けます。保持力はあまり強くない為、武器を下に向けるとすぐ外れてしまいます。
 この武器の名称については、説明書等には「武器」としか記載されておらず、武器名の記載は有りません。




ta-09-019.jpg

 武器の糸を引き出すギミックは、ロボットモードでも使用可能です。
 劇中では、ブラックアラクニアは様々な使用目的でクモの糸を出していますが、このトイではそれに代わる形で、この武器が付属しています。
※「di:stage」を使用しています。




ta-09-020.jpg ta-09-021.jpg

 このトイには、スネ部分に謎の可動箇所が有ります。
 説明書には、変形時にこれを動かしてジョイントから外すよう指示されていますが、その箇所には特にジョイントと呼べるような物が無い為、元々は展開してハイヒールのようにする為に造られた可動箇所と思われます。




ta-09-022.jpg ta-09-023.jpg

 背部の武器の取り付けは、説明書の記載に準拠した取り付けをしようとすると、取り付けがしづらく、また、取り付け後も外れやすくなっています。
 フックを下に向けて取り付けると、取り付けやすいだけでなく保持力もしっかりしているので、本来このような形で取り付けるよう設計されたものと思われます。




ta-09-024.jpg

 前述の2つの変更をしたロボットモード。
 頭部後ろからフックが出ていない事で、劇中のデザインにより近い形になります。足は説明書の記載に準拠した変形をした場合よりも接地のバランスが良くなっており、立たせ易くなっています。




ta-09-025.jpg

 「TA-01 オプティマスプライム」と。
 ブラックアラクニアはかつて、オプティマスプライム、センチネルの同僚であった「エリータワン」という女性トランスフォーマーで、3人で未知の惑星を探索していた際に遭ったトラブルで、オプティマスとセンチネルは巨大グモに包囲された状態でエネルゴンの爆発に巻き込まれたエリータワンを救出できず、その事件以来、オプティマスとセンチネルの間にはわだかまりを残す事となってしまいました。また、その事件が理由でオプティマスはクモに対しトラウマを抱えています。
 エリータワンはその事件の際に自身の固有能力であるコピー能力を使用し、本来コピーできないはずの有機生命体を突然変異的にコピーする事に成功して、クモへの変身能力を得ています。




ta-09-026.jpg ta-09-027.jpg

 付属のキャラクターカード。
 表面にはブラックアラクニアのイラストが描かれており、裏面にはテックスペックの記載が有ります。テックスペックは「知力」と「技能」が高めに設定されており、ブラックアラクニアが所謂「テクニック型」の戦士である事が分かります。
 このキャラクターカードは、2010年夏稼動予定のアーケードゲームに対応する予定になっています。




 以上、TA-09 ブラックアラクニアでした。

 「ビーストウォーズリターンズ」以来、日本では同名のキャラとしては数年振りの発売となったこのトイ、デザインはビーストウォーズシリーズを意識したデザインで、女性型という設定に違わぬ細身のプロポーションであるのに加えて、ビーストモードのプロポーションも、露出してしまっている手を除けば過去の同名キャラのトイに比べるとよりクモらしくデザインされており、プロポーションに関しては細身ながらしっかり変形機構を搭載している良い造りとなっているのですが、日本版トイとしては珍しく、間違っていると思われる変形があるのが残念な点です。プロポーションを重視したからなのか、可動範囲が「アニメイテッド」シリーズの他のトイに比べて若干動かしづらいのも残念な点です。
 付属の武器の糸伸縮ギミックは、フックのお陰もあってクモらしいシチュエーションが再現できるだけでなく、劇中の糸を駆使するシーンの再現にも役立ってくれる為、様々な遊び方が出来る思います。
 アクションフィギュアとしての可動や接地性を考えるとあまりオススメ出来るトイではありませんが、「アニメイテッド」シリーズでは珍しいビーストへの変形ギミックを搭載している点や、数少ない女性型キャラクターという点においては、非常に興味深いものになっていると思います。