ta-20-001.jpg

 今回のリニューアルレビュー記事は、日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「TA-20 ブラックアウト」を再掲載します。
 日本版「アニメイテッド」のトイの中には、海外では未発売に終わったトイも多数有りますが、このブラックアウトはその1体です。その為、事実上の日本限定トイとなっています。
 近年のトランスフォーマーの映像作品はハズブロ(HASBRO)側の主導で製作されているものが殆どですが、トイのラインナップは日本版の方が充実している事が多く、「アニメイテッド」の展開終了後に展開を開始した「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム(米題:Transformers: Prime)」のトイの中にも、日本版しか販売されなかったキャラクターが多数存在します。

関連記事:
 ・「TA-12 アーシー」レビュー(再掲載版)(2013年7月14日更新)
 ・「VSセットB 音速の対決(バンブルビー vs スタースクリーム)」レビュー(再掲載版)(2013年5月8日更新)
 ・「VSセットA 最強の対決(オプティマスプライム vs メガトロン)」レビュー(再掲載版)(2013年4月16日更新)

※本レビュー記事は、2010年5月29日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「ブラックアウト」は、「トランスフォーマーアニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは、海外版における第30話(第3シーズン第1話)の序盤において、「メガトロン」の復活に呼応して立ち上がったディセプティコンの残党の一人として登場し、「ロディマス」が率いるスペースブリッジ防衛部隊と戦いました。

■トイ概要
 このトイは2010年5月22日に、タカラトミーよりメーカー希望小売価格3,780円(税込)で発売されました。
 トイの内容は、アニメ本編では登場しない、地球のビークル(乗り物)をスキャンしたブラックアウトを立体化しています。
 海外版「アニメイテッド」シリーズの海外版トイは、その殆どが2008年~2009年に発売されましたが、このトイは海外では発売されておらず、事実上の日本限定トイとなっています。




ta-20-002.jpg

 パッケージアート(表)。箱のサイズは縦22cm×横22cm×奥行11.5cmとなっており、このシリーズでは「TA-01 オプティマスプライム」をはじめとした、海外版では「VOYAGER CLASS(ヴォイジャー・クラス)」と呼ばれている価格帯のトイとしては標準的なサイズです。
 名前が縦書きで記載されている部分には「VOYAGER CLASS」の記載が有ります。




ta-20-003.jpg

 パッケージアート(裏)。
 劇中では無かった「バンブルビー」との対決ジオラマや、各種ギミックの紹介が有ります。また、下部には同シリーズの他のトイが紹介されています。




ta-20-004.jpg

 ビークルモード前面。ヘリコプター(攻撃用ヘリコプター)に変形します。
 全体的なデザインは、2007年に公開された実写映画「トランスフォーマー(第1作)」に登場したトランスフォーマー ムービー ブラックアウト MD-01のデザインを基に、「アニメイテッド」シリーズ独自のカートゥーン風のアレンジが施されています。




ta-20-005.jpg

 ビークルモード後ろ。
 テールローターはロボットモード時に武器になる為、実在するヘリコプターとは大きく異なるデザインになっています。




ta-20-006.jpg

 ビークルモードを斜め上から見た写真。この方が全体のデザインが分かりやすいです。
 上部のメインローターは手動で回転します。




ta-20-007.jpg ta-20-008.jpg

 ロボットモード。全高は約18cmあります。
 ビークルモードと同様に、ロボットモードのデザインも実写映画第1作に登場した同名のキャラクターを基にしたデザインになっていますが、胴体部分はパッケージ裏面に描かれているブラックアウトのイラストと比較すると若干大きめになっている他、やや引き締まりの無いデザインになっています。




ta-20-009.jpg

 ロボットモード頭部。
 三つに分かれた額のツノは、実写映画第1作の同名キャラクターを基にしたものと思われます。口元にはヒゲと思われるディテールが有ります。




ta-20-010.jpg

 可動は、肩、肘、腰、股関節、膝が可動します。
 頭部は、デザインの関係で全く可動しません。




ta-20-011.jpg

 手には3本の爪が有りますが、手の甲の近くに付いている2本は、それぞれが独立して可動します。
 しかしながら、このトイには手に持たせる武器は有りません。




ta-20-012.jpg

 本体上部に付いている2門のガトリング砲は、上に向ける事ができます。
 ビークルモード時にも動かせますが、機体上部のメインローターが干渉してしまいます。




ta-20-013.jpg ta-20-014.jpg

 テールローターはロボットモード変形時に分離して、そのまま「ローターブラスター」となります。
 取り付けは手首部分に行いますが、手首と前腕のガトリング砲が付いたパネルが干渉する為、これらをビークルモード時と同じ状態に変形させる必要が有ります。
 この武器を装備しない場合は、マウントする場所が無い為に余剰パーツとなってしまいます。




ta-20-015.jpg

 ローターブラスターには下部に黒いスイッチが付いており、これを引く事で、内蔵されている「エナジーディスク」が発射されます。




ta-20-016.jpg

 「TA-12 アーシー」と。
 この2人に劇中での関連性は全く有りませんが、トイについては「アニメイテッドシリーズ」では数少ない、「2010年に発売された完全新規造形のトイ」という共通点が有ります。
 ブラックアウトの海外版発売は有りませんでしたが、アーシーの海外版は、日本版発売の数ヶ月前にトイザらス限定で発売されました。




ta-20-017.jpg ta-20-018.jpg

 同梱されているチラシ。
 表面は本トイと同じ日に発売されたダイノボットのトイをメインに紹介していますが、裏面はブラックアウトのテックスペックや実写映画版の同名キャラクターの紹介記事が有り、本トイ独自の物になっています。
 チラシ裏面にテックスペックが記載されている為、このトイには第1弾トイに付属していたキャラクターカードは付属していません。




ta-20-019.jpg

 ブラックアウトの能力値。
 「勇気」は他の能力値と比較すると低めの5となっていますが、「火力」は9と高く、その他の能力値は6~8となっており、全体的に見ると比較的バランスの良い能力値となっています。




 以上、TA-20 ブラックアウトでした。

 日本版TVアニメでの登場は大分先の予定となっているブラックアウトですが、トイはそれよりもかなり先行しての発売となりました。
 プロポーションに関しては、腕や脚に対して胴体が少し大きめの造形になっている他、劇中で登場したサイバートロンモードとは違うデザインになっている為、プロポーション重視の方や劇中のデザインが気に入っている方にとってはやや不満の残る造形になっていると思います。しかしながら、比較的シンプルな変形機構で遊びやすく、また、珍しいディスク発射機構を搭載したトイになっている為、初心者の方もそうでない方も、共に楽しめる要素の有るトイになっています。ローターブラスターは前述の通り余剰パーツとなる場合が有るのが残念ですが、あまり気にはならないと思います。
 ブラックアウトは実写映画シリーズのキャラクターを基にしたキャラクターで、基になったキャラクターのトイがまだ比較的安値で手に入れやすい為、2体を並べて共通点を探してみるのも楽しいのではないかと思います。