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 今回のリニューアルレビュー記事は、日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」を再掲載します。
 このトイは2008年に海外で発売された商品の仕様変更品ですが、塗装だけでなく、ライト&サウンドギミックの収録ボイスも変更されています。収録されているボイスは日本版TVアニメでメガトロンの声を担当した「若本規夫」さんのボイスで、本記事掲載時点でのWikipediaの若本さんの記事の出演歴の中にも、このトイに関する記述が有ります。
 このトイが発売された月の下旬には、全国のゲームセンター(一部設置店のみ)で、「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス / ザ・シューティング」が稼動を開始しましたが、若本さんはそのゲームにもメガトロン役で出演していました。日本版「アニメイテッド」が展開された2010年は、日本のトランスフォーマーファンはTVやゲーム以外でも若本さんのボイスを聞ける機会が頻繫に有りました。

関連記事:
 ・「VSセットA 最強の対決(オプティマスプライム vs メガトロン)」レビュー(再掲載版)(2013年4月16日更新)
 ・「MEGATRON」レビュー(再掲載版)(2012年6月26日更新)

※本レビュー記事は、2010年7月14日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「メガトロン」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは「ディセプティコンのリーダー」という定番の設定で登場し、オールスパークを手に入れ、その力で全宇宙の征服を目論むキャラクターとして活躍します。
 日本版での声優は、「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」の「フレイムコンボイ」を演じた、「若本規夫」さんが演じています。

■トイ概要
 このトイは2010年7月10日に、タカラトミーよりメーカー希望小売価格7,140円(税込)で発売されました。
 第13話「メガトロンの復活 パート1」で復活して以降の姿である、「アース・モードのメガトロン」を立体化しており、変形機構の他にライト&サウンドギミックを搭載しています。




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 パッケージアート(表)。ボックスのサイズは縦約31cm×横約25cm×奥行約14cmとなっており、「アニメイテッド」シリーズでは最大級のサイズとなっています。
 ボックス内のメガトロン本体は右手にブレードを持ち、左腕にフュージョンカノンを装備した、海外版と同じ形で梱包されています。
 ボックス左下の名称が記載された部分の隣には「ライト&サウンド」を表すアイコンが付いており、またウィンドウ部分にはライト&サウンド搭載である事を紹介しているシールが貼付されています。




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 パッケージアート(裏)。
 このトイの発売から2週間後に発売される「TA-27 ウルトラマグナス ライト&サウンド」との対決のジオラマ写真が掲載されている他に、メガトロンについて書かれたストーリーや各種ギミックの説明や、同シリーズの他のディセプティコン兵士の商品紹介が掲載されています。




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 パッケージ右側面にはライト&サウンドギミックの説明がされており、喋る台詞やサウンドが文字情報で掲載されています。
 掲載されている台詞の内、「オレはメガトロン!」の台詞は、正しくは後述の通り「我はメガトロン!」であり、タカラトミーの商品紹介ページにもそのように記載されていますが、劇中でメガトロンが使用している「我」という一人称は子供に馴染みの薄い言葉である事や、サウンドが「オレ」に聞き取れなくもない点から、このように記載しているものと思われます。




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 ビークルモード。戦闘ヘリ(ティルトローター付ガンシップ)に変形します。
 正面のコックピット下にあるキャノン砲は、ロボットモード時に「フュージョンキャノン」となる部分で、ミサイル発射ギミックが搭載されています。




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 ビークルモードを斜め上から見た写真。
 ビークルの設定はヘリコプターとされていますが、このビークルのモチーフになっているのは、正確には航空機(ジェット機)の為、一般的なヘリコプターに付いているテールローターは有りません。





 プロペラは手動で回転させる事が出来ます。
 どちらか一方を回転させると、もう片方も連動して回転するギミックが搭載されています。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。





 ヘリの本体底面の、ロボットモード時には胸部になる部分に有るディセプティコンのエンブレムを押すと、コクピット部分が発光し、ヘリの飛行音が鳴ります。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。





 ロボットモードへの変形時に機首を移動させると、お馴染みの変形サウンドが鳴ります。
 ロボットモードからビークルモードに変形する際にも、このサウンドが鳴ります。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 ロボットモード。全高は24cmで、日本版「アニメイテッド」シリーズのトイとしては、発売時点では最大級のサイズです。
 全体的なデザインは、TVアニメ第1作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場した同名のキャラクターに近いデザインになっています。背部に有る翼と機首は、劇中ではかなり小さいサイズで描かれている為、正面からは見えにくくなっています。




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 海外版との比較。
 海外版は劇中のデザインに準拠したカラーリングとなっていますが、このトイは頭部・胴体・腕のグレーの部分の一部がメタリックシルバーに、またレッド部分はメタリックレッドに変更されています。グレーの成型色や脚部・背部機首部分のレッドも、海外版とは異なる色になっています。




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 ロボットモード頭部。
 こちらも、デザインはTVアニメ第1作に登場した同名のキャラクターに似たものになっています。





 胸部中央に有るディセプティコンのエンブレムを押すと、ボタンに連動して口が開き、目と胸のクリアーパーツ部分が赤く点滅発光し、押す毎に下記の3種類の台詞を代わる代わる喋ります。
 ・「我はメガトロン!」
 ・「メガトロントランスフォーム!」
 ・「フュージョンキャノン!」
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 可動は、首が左右に可動し、また腕は前後にのみ可動します。その他には肘、手首、股関節、膝が可動する他、足首は内向きに可動するようになっている事で立たせ易くなっています。また、写真では動いていませんが、腰も若干捻る事が可能です。
 関節の多くは内部にクリックが有り、大型トイであるにもかかわらずしっかりしたポージングの保持を可能にしています。
 頭部は、横を向いた状態でも前述のライト&サウンドギミックで遊べます。




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 ビークルモード時に機首の下部に有るキャノン砲は、ロボットモード時には「フュージョンキャノン」になります。この武器は、TVアニメ第1作の同名キャラクターが使用していた武器と似た形状・名称になっています。
 取り付けは、基部のツメを前腕のミゾにはめ込んで取り付けます。また、左腕にも同じミゾが有る為、左腕にも取り付けが可能です。





 フュージョンキャノンにはミサイル発射機構が有ります。
 砲身上部中央に有るスイッチを引くと、砲身が前方にスライドしてミサイルが発射されます。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 ビークルモード時のプロペラは、ロボットモード時には変形して二振りの剣「メガニウムソード」になります。
 変形はプロペラの一方をもう一方側に動かし、中央部に隠れているグリップ部分を引き出すだけの、シンプルな構造です。
 劇中では、復活前の時点でも剣を近接戦闘用の武器として使用していました。復活後は一振りで戦うか二振りで戦うかを、状況に応じて使い分けています。




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 フル装備。右腕にフュージョンキャノンを装備し、両手にメガニウムソードを持っています。
 復活して最初の戦闘となった第14話「メガトロンの復活 パート2」では、最初はこの状態で戦闘に入り、オートボットを圧倒しました。




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 メガニウムソードで攻撃するアクションポーズの一例。
 肩関節の可動は限られていますが、腰、脚、肘の可動を活かして、剣を振り下ろすポーズも取れます。




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 エンディングアニメーションに出てくるイラストに似たポーズで、フュージョンキャノン発射ポーズ。
 腕を前に向けた場合、肩の先端が背部の翼に干渉してメタリックレッドの塗装が剥がれてしまう恐れが有る為、注意が必要です。




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 ビークルモード時には機体の中央部分、ロボットモード時にはバックパック中央部分になる場所は、電池ボックスになっています。
 このトイのライト&サウンドギミックは、単3電池2本で稼動します。海外版では店頭での試遊が出来るようにする関係でテスト用電池が入っていましたが、このトイでは入っていない為、別に用意する必要が有ります。また、ボックスを開け閉めする際に、小さな+(プラス)ドライバーが必要となる為、これも別に用意する必要が有ります。




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 復活前の姿である、同シリーズの「TA-06 メガトロン(以下「TA-06」)」との比較。
 海外版では、このトイはTA-06よりも2クラス上のグレードの為、サイズにも大きな違いが有ります。TA-06は曲線的な部分が多いデザインなのに対し、このトイは直線的な部分が多いデザインになっています。
 メガトロンは第1話で「オプティマスプライム」が率いるオートボットの活躍と、「スタースクリーム」の裏切りによって、大破した状態で地球に落下し、偶然出逢った青年(後のサムダック博士)に拾われ、それから50年間、サムダック博士はメガトロンを実験材料とする一方で、メガトロンに「自分はオートボットのメンバーである」と騙されたまま徐々に修理を施してしまいます。メガトロンは第13話において、「ラグナッツ」と「ブリッツウイング」によってもたらされた、「オールスパーク」の鍵の力によって完全な復活を遂げました。




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 「TA-01 オプティマスプライム(以下「TA-01」)」との比較。
 TA-01はTA-06と同クラスのサイズである為、このトイとのサイズ差は大きいですが、劇中でもメガトロンの方がオプティマスプライムより大きいサイズで描かれています。
 復活したメガトロンは、初戦において、オールスパークを奪う為にオートボットの戦艦に侵入し、オールスパークを奪いますが、胸に取り付けたオールスパークをオプティマスプライムによって破壊され、それによって放たれたエネルギーにより大ダメージを受けます。しかしすぐに修理され、以後は幾度となくオートボットと戦う事になります。




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 付属のキャラクターカード。
 このトイより前に発売されたトイに付属していたキャラクターカードとはレイアウトが変わっており、今までは裏面に記載されていた能力値や台詞が表面に記載されています。また、裏面には2010年夏稼動予定の「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」の紹介がされています。
 このキャラクターカードも本シリーズの他のキャラクターカードと同様に、前述のゲームに対応する予定となっています。




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 発売月や梱包するトイによってデザインが違う同梱のチラシの表面は、メガトロンとウルトラマグナスをメインに、7月発売の新商品を含めた、日本版「アニメイテッド」シリーズのトイを多数紹介しています。
 裏面には、このトイのギミックやメガトロンの能力値の紹介の他に、TVアニメ第1作に登場した同名キャラクターの紹介や、トランスフォーマーの新商品の発売予告が掲載されています。




 以上、TA-26 メガトロン ライト&サウンドでした。

 比較的安い価格帯の商品を発売してきた「アニメイテッド」シリーズですが、このメガトロンはシリーズ初の大型商品となりました。
 管理人は既に海外版を手に取った事があるので、ギミック等については発売前から知っていたのですが、このトイは今までに発売された日本版「アニメイテッド」シリーズのトイ同様に、本体の主な部分にメタリック塗装が施された事によって、劇中のカラーリングからはやや遠ざかった感があるものの、TVアニメ第1作に登場した同名キャラクターのトイを思わせる仕様になっています。またデザインも相俟って、思わず「旧作を知っているファンを意識したのではないか?」とも思えてしまいます。
 サウンドギミックについては、変形サウンドやヘリの飛行サウンドは海外版と同じですが、ボイスサウンドは日本版での担当声優である若本規夫さんのボイスに変更されており、劇中ほど強い癖は無いものの独特の喋り方をする為、個人的にはこれだけでも十分楽しめます(笑)。
 メガトロンは「アニメイテッド」の主要キャラクターの一人なので、ファンならこのトイは購入すべき一体であるのは言わずもがなですが、一部で人気の若本さんのボイスを収録したフィギュアは今までに無かったと思われるので、若本さんのファンでも買って損はしないのではないかと思います。