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 今回のリニューアルレビュー記事は、日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「TA-27 ウルトラマグナス ライト&サウンド」を再掲載します。
 記事の中で、ウルトラマグナスの声を担当した「銀河万丈」さんの主な出演作はトランスフォーマー作品に絞って紹介していますが、銀河さんは「ギレン・ザビ(機動戦士ガンダム)」役や、「開運!なんでも鑑定団」のナレーション等で知られるベテランの声優さんで、現在は、亡くなられた「郷里大輔」さんに代わって、「ビートたけしのTVタックル」のナレーションも担当されています。
 このトイの発売の約2週間前には、「若本規夫」さんのボイスが収録された「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」が発売されており、2010年7月はベテラン声優のボイスが収録されたトランスフォーマートイが2体発売されるという、日本のトランスフォーマーの歴史において異例の事態となりました。
 連日続けてきた旧ホームページのレビュー記事の再掲載ですが、本記事の再掲載をもって一旦休止します。残る8件のレビュー記事は、8月12日~19日に毎日1件ずつの再掲載を予定しています。

関連記事:
 ・「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」レビュー(再掲載版)(2013年7月28日更新)
 ・「VSセットA 最強の対決(オプティマスプライム vs メガトロン)」レビュー(再掲載版)(2013年4月16日更新)
 ・「ULTRA MAGNUS」レビュー(再掲載版)(2012年11月19日更新)

※本レビュー記事は、2010年8月8日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「ウルトラマグナス」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは「オートボットのリーダー(総司令官)」という設定で登場し、オールスパークを手に入れてサイバトロン星の征服を目論むメガトロンの野望を阻止する為、直属の部下であるエリートガードを率いて活躍します。
 日本版での声優は、OVA「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ発動編」のウルトラマグナスや「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」の「スコルポノック(メガザラック)」等を演じた、「銀河万丈」さんが演じています。

■トイ概要
 このトイは、タカラトミーよりメーカー希望小売価格7,140円(税込)で発売されました。全国の玩具店等では2010年7月24日に発売されましたが、2010年7月17日~18日に開催された「東京おもちゃショー2010」において先行販売されました。
 トイの内容は、変形機構の他に、劇中では登場しない武装の展開機構やライト&サウンドギミックを搭載しています。




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 パッケージアート(表)。ボックスのサイズは縦約31cm×横約25cm×奥行約14cmとなっており、先行して発売された「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」と同じサイズで、本トイ発売時点における「アニメイテッド」シリーズでは最大級のサイズとなっています。
 ボックス内のウルトラマグナス本体は右手に武器のハンマーを装備した、海外版と同じ形で梱包されています。
 ボックス左下の名称が記載された部分の隣には「ライト&サウンド」を表すアイコンが付いており、またウィンドウ部分にはライト&サウンド搭載である事を紹介しているシールが貼付されています。




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 パッケージアート(裏)。
 同日に発売された「エリートガード」の戦士達を後ろに従えたジオラマ写真が掲載されている他に、「STORY(ストーリー)」ではウルトラマグナスのキャラクター設定について書かれています。また、「アニメイテッド」シリーズの他のオートボット戦士の商品紹介も掲載されています。




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 パッケージ右側面にはライト&サウンドギミックの説明がされており、喋る台詞やサウンドが文字情報で掲載されています。




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 ビークルモード。大型武装車(装甲車)に変形します。




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 ビークルモードを斜め上から見た写真。
 全体的な形状が長方形に近い形状である事が分かります。




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 ビークルモードの運転席部分は前に倒す事が出来、ここから三連キャノン砲2門を展開出来ます。




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 フロントバンパー部分からは機関砲が展開します。
 開封直後は接続ジョイントが固くなっている場合が有る為、開封後初めての展開の際には注意が必要です。




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 車体後部のルーフ部分は、展開する事で射撃武器「マグナスランチャー」になります。
 車体中央部に有るアームを動かして砲身を展開し、砲身の横に有るレバーを操作する事で、砲身の上部に更にキャノン砲が展開する仕組みになっています。




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 ビークルモード時のアタックモード。前述の3つの武装を展開する事でこの形態になります。
 この形態は、劇中には登場しない本トイオリジナルの形態です。





 車体左側面に有る赤い部分はライト&サウンドギミック用のボタンになっています。これを押す事でマグナスランチャーの砲口部分に有るクリアーブルーのパーツがオレンジ色に点滅発光し、射撃サウンドが鳴ります。
 押し続けた場合、ボタンから指を離すまで同じライト&サウンドギミックを繰り返します。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。





 変形途中の状態。
 ロボットモードにする為に肩関節の付け根の部分をジョイントに接続する際に、お馴染みの変形サウンドが鳴ります。また、ロボットモードからビークルモードにする際にもこのサウンドが鳴ります。
 このジョイントの接続・分離により、前述の射撃のライト&サウンドギミックと、後述のロボットモード時における喋るライト&サウンドギミックのON/OFFが切り替わります。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 ロボットモード。全高は約21cmで、日本版「アニメイテッド」シリーズのトイとしては、発売された時点では最大級のサイズです。
 全体的なデザインは劇中のデザインに準拠したものになっていますが、デザインのルーツは1986年にアメリカで公開された映画「トランスフォーマー ザ・ムービー」や、TVアニメ第2作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場した同名のキャラクターのデザインが基になっています。




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 このトイ発売の約2年前に発売された海外版との比較。
 肩、頭部、胴体には、日本版アニメイテッドシリーズの多数のトイで行われているメタリック塗装が施されている他に、スネや前腕に使用されているブルーのパーツの成型色も明るい色に変更されており、ブラックの部分以外は全体的にカラーリングが一新されています。




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 ロボットモードのバストアップ。
 頭部デザインも「~ザ・ムービー」や「~2010」に登場した同名キャラクターのデザインに似たデザインになっています。
 胸にはエリートガード所属を表す、翼の付いたオートボットのエンブレムが付いています。





 胸のエンブレムを押すと連動して口が開き、目と胸のクリアーパーツ部分が点滅発光し、押す毎に下記の3種類の台詞を代わる代わる喋ります。
 ・「ウルトラマグナス、トランスフォーム!」
 ・「マグナスハンマー!」
 ・「マグナスランチャー! 私が最高司令官だ!」
※再生ボタンを押すと動画が再生されます。




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 可動は首が左右に可動し、腕は前後にのみ可動し、その他には肘、指(4指一体)、股関節、膝が可動します。
 関節の多くは内部にクリックが有り、大型トイであるにもかかわらずしっかりしたポージングの保持を可能にしていますが、肩関節は変形機構の関係で通常の位置より後方に付いている為に、腕を上げた際のポージングが若干変になる難点が有り、また膝部分の横ロール可動にはクリックが使用されておらず、安定感に若干の不安が有ります。
 頭部は、横を向いた状態でも前述のライト&サウンドギミックで遊べます。




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 「マグナスハンマー」は、劇中でも装備している主力武器のハンマーです。
 ビークルモード時には柄を畳んだ状態で車体後部に付いています。装備はハンマーの柄に有るツメを掌に有るミゾに差し込み、4指で挟んで固定します。




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 フル装備状態。
 劇中では、マグナスハンマーは両手持ちが出来る程の大きいサイズで描かれていましたが、このトイでは、本体と比較すると金槌よりも少し大きい程度の、小さいサイズになっています。




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 劇中では、マグナスハンマーは本来の打撃用武器として使用されていた他に、掲げる事で雷雲を呼び寄せて雷を落とす、魔法の杖のように使われてもいました。
 少し無理が有るものの、このトイでも雷を落としている時のポーズを取る事も可能です。





 マグナスハンマーは、後述のアタックモードにする際に変形させます。
 変形機構はヘッド部分を上に引く事で、スプリング機構によりヘッドが左右に伸びる仕組みになっています。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 ロボットモード時のアタックモード。展開したマグナスハンマーを装備し、肩の三連キャノン砲2門を展開し、背部のマグナスランチャーを前に展開する事で、この形態になります。
 三連キャノン砲とマグナスランチャーの展開機構はビークルモード時と同じです。この形態も劇中には登場しない、本トイオリジナルの形態です。





 アタックモード時にもサウンドギミックを発動させる事が出来ます。
 ビークルモード時のライト&サウンドギミックと同様に、マグナスランチャーの砲口がオレンジ色に点滅発光しますが、砲撃サウンドは鳴らず、前述の3種類の台詞を喋ります。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 アタックモード時のアクションポーズの一例。
 パッケージ写真等ではマグナスランチャーを斜め上に向けた状態でポージングされています。また、可動箇所は限られますが、マグナスハンマーを振り下ろしたポーズも概ね問題無く決められます。




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 ロボットモード時のアタックモードでは展開しない機関砲は、展開しても可動に支障が生じない為、非公式ではあるものの、このような全弾一斉発射を思わせる形態を取る事も可能です。




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 ビークルモード時には車体の中央部分、ロボットモード時には胸になる場所は電池ボックスになっており、側部から電池を入れます。
 このトイのライト&サウンドギミックは、単3電池2本で稼動します。海外版では店頭での試遊が出来るようにする関係でテスト用電池が入っていましたが、このトイでは入っていない為、別に用意する必要があります。また、ボックスを開け閉めする際に、小さな+(プラス)ドライバーが必要となる為、これも別に用意する必要が有ります。




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 「TA-01 オプティマスプライム」と。
 劇中ではウルトラマグナスの方が若干大きいサイズでしたが、トイではグレードの差の関係で、よりサイズ差が激しくなっています。
 「~ザ・ムービー」や「~2010」に登場したウルトラマグナスは、コンボイ(=オプティマスプライム)やロディマスコンボイの部下で、「~2010」のエンディング曲でも歌われている通り「ナンバー2」の立場にあるキャラクターでしたが、本作ではウルトラマグナスが総司令官、オプティマスはその下の一部隊の司令官という、逆の立場の設定になっています。




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 「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」との対決!
 この2体のトイはどちらも、立場がリーダーである、同じ月(2010年7月)に発売、大型商品という共通点が有る為か、同梱のチラシ等で直接対決のジオラマを掲載する等して前面に出した商品紹介がされていますが、劇中での2人の直接対決はありませんでした。




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 付属のキャラクターカード。
 レイアウトは、「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」に同梱されているカードからレイアウトが一新されており、能力値や台詞等、キャラクターデータに関するものが全て表面に記載されており、裏面には2010年7月22日より全国のアーケードで稼動を開始した「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」の宣伝が掲載されています。
 ウルトラマグナスのキャラクターカードは笙体から出るカードには有りませんが、このカードは使用可能です。




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 発売月や梱包するトイによってデザインが違う同梱のチラシの表面は、メガトロンとウルトラマグナスをメインに7月発売の新商品を含めた「アニメイテッド」シリーズのトイを多数紹介しています。
 裏面には、このトイのギミックやウルトラマグナスの能力値の紹介の他、「~ザ・ムービー」や「~2010」に登場した同名キャラクターの紹介や、トランスフォーマーの新商品の発売予告がされています。
 同名キャラクターの紹介覧ではファミコンソフト「コンボイの謎」についても触れていますが、その紹介文では「あの家庭用ゲーム機ソフト『コンボイの謎』」と記載されています(笑)。




 以上、TA-27 ウルトラマグナス ライト&サウンドでした。

 メガトロンに続く日本版アニメイテッドシリーズの大型商品第2弾として、ウルトラマグナスも発売されました。
 管理人は以前に海外版を手に取っているのですが、この日本版ではアタックモードへの変形説明が海外版と大きく異なっているのに驚きました。トイの開発はタカラトミーがメインで行っているようなので、恐らくは日本版の説明書の記載の方が正しいと思われます。
 変形や可動に関しては海外版と同様で、ビークル、ロボット共に劇中のデザインに近く造られてはいるものの、変形機構は比較的複雑で、また個体差かもしれませんが、ビークルモード時の車体前部のパーツの噛み合わせがあまり良くなく、気軽に変形させるにはやや難しいトイになっています。
 アニメ本編ではあまり出番が無いので、オススメ度は同月発売のメガトロンと比較すると、アニメでの出番が多いメガトロンの方に軍配が上がってしまうのですが、銀河万丈さんのボイスが収録されているという点では非常に貴重なので、メガトロンと同様に収録ボイス目当てで購入するのも良いのではないかと思います。