今回のリニューアルレビュー記事は、日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「SONS OF CYBERTRON 司令官セット」を再掲載します。
日本版「アニメイテッド」がシリーズ展開していた2010年は、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」の舞台となった時代と同じ年(日本版のみの設定)で、「2010」を題材にしたトイが複数販売されただけでなく、「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010キャンペーン」というキャンペーンも行われました。このトイもそのキャンペーンの対象商品の一つなのですが、このトイに入っているオプティマスプライムとロディマスはどちらも本トイ発売前に同型トイが発売されていなかった為、この2体の型は、これが初の日本版トイとなりました。ロディマスの通常カラー版は、後に「TA-33 ロディマス」として発売されましたが、オプティマスプライムの通常カラー版は一般販売されず、後にコンビニ等で行われた「たからとみぃくじ」の景品にラインナップされました。
関連記事:
・「VSセットA 最強の対決(オプティマスプライム vs メガトロン)」レビュー(再掲載版)(2013年4月16日更新)
・トランスフォーマー アンコール「01 コンボイ」レビュー(再掲載版)(2013年2月22日更新)
・「C-77 サイバトロン/総司令官 ロディマスコンボイ(復刻版)」レビュー(再掲載版)(2013年1月25日更新)
・「トランスフォーマーコレクション 13 ホットロディマス」レビュー(再掲載版)(2012年6月17日更新)
※本レビュー記事は、2010年8月19日に旧ホームページに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。
※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。
■「オプティマスプライム」キャラクター設定
「オプティマスプライム」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
アニメでは、過去のシリーズの定番となっていた「オートボットの総司令官」という設定ではなく、「オートボットのスペースブリッジ修復部隊の指揮官」という設定で登場し、偶然手に入れてしまったオールスパークを巡ってメガトロン率いるディセプティコンの野望を阻止する為、4人の仲間と共に戦います。
日本版での声優は、「ビーストウォーズⅡ(セカンド)」の「スタースクリーム」や、「トランスフォーマー カーロボット」の「ギルドー」等を演じた、「高橋広樹」さんが演じています。
■「ロディマス」キャラクター設定
「ロディマス」は、「トランスフォーマーアニメイテッド」に登場するキャラクターです。
アニメでは、海外版における第30話(第3シーズン第1話)の序盤で、「スペースブリッジの警備を担当するオートボットの一部隊の司令官」という設定で登場し、メガトロンの復活に呼応して立ち上がりスペースブリッジの占拠を目論む「ブラックアウト」達と戦いました。
■トイ概要
このトイは2010年7月24日に、タカラトミーよりメーカー希望小売価格4,725 円(税込)で発売されました。
内容は、日本未発売のデラックス・クラス版の「オプティマスプライム」と、2010年8月発売の「TA-33 ロディマス」を、本体色をクリアーカラーに仕様変更したトイのセット商品です。
このトイは、同年に日本で展開する「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010キャンペーン」の対象商品で、キャンペーンポイントが1ポイント付いています。
■パッケージ
パッケージアート(表)。ボックスのサイズは縦約22cm×横約29cm×奥行約8cmとなっています。
ボックス中央部は正面から上面にかけてウィンドウになっており、中身が見えるようにいます。ボックス内部のオプティマスプライムとロディマスは、本トイよりも先に発売された「VSセット」シリーズと同様に、ロボットモードで向かい合う形で、針金によって固定されています。
ウィンドウの右上部分には、「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010キャンペーン」のシールが貼付されています。
ウィンドウ部分に貼付されている「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010キャンペーン」のシールは、「トランスフォーマー ザ・ムービー」や「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場した「ホットロディマス」や「ロディマスコンボイ」のビークルモード時の車体にデザインされているファイヤーパターンを思わせる、炎のデザインとなっています。
本トイ以降に発売されるキャンペーン対象商品にも、このマークが付くものと思われます。なお、このトイのキャンペーンポイントは、ボックス上面のフタを開けた中に有る、ベロ部分に付いています。
パッケージアート(裏)。
ジオラマやそれぞれのギミックの紹介が有ります。下部には同シリーズの他のトイが紹介されています。
■オプティマスプライム
ビークルモード。トラックに変形します。
車体後部には、ロボットモード時の主力武器となる「ウルトラアックス」が取り付けられています。
ビークルモードを斜め上から見た写真。
先に発売された「TA-01 オプティマスプライム(以下「TA-01」)」では、パトランプの色はブルーのメタリック塗装となっていましたが、このトイでは無色クリアーでの成型となっています。
ロボットモード。全高は約15cmあります。
このトイはTA-01をダウンサイズした物ではなく、造形・変形機構共に完全新規のものとなっています。
ロボットモードのバストアップ。
頭部のデザインは劇中のデザインに忠実な造形となっていますが、TA-01には有ったマスクの展開・収納ギミックは、このトイではオミットされています。
可動は、首、肩、肘、股関節、膝と、変形機構の関係で爪先が可動します。
全身各所にボールジョイントを多用している事もあって、TA-01以上に広い可動範囲となっていますが、首を捻る場合には頭部を少し前に倒す必要が有ります。また、腰の可動は後述のパンチアクションの関係で省略されています。
TA-01と同様に、頭頂部には目を発光させる為の集光装置が付いています。
ここに光を当てる事で目を発光させる事が出来ますが、このトイは頭部全体がクリアーパーツでの成型となっている為、頭部の他の部分も発光してしまいます。
腰部にはパンチアクション用のギミックが内蔵されており、上半身を右向きに捻ると、スプリングで押し戻されるようになっています。
腕を前に向ければ、あたかもパンチをしているかのように見せる事が出来ます。
※動画です。再生ボタンをクリックすると、動画が再生されます。
「ウルトラアックス」は、劇中でもオプティマスプライムが多用している作業用具兼武器です。
形状は劇中の形状に近いものとなっており、カラーリングは無色クリアー成型のパーツに、刃の部分を除く全体をクリアーレッドで塗装しています。
持たせ方は手のピン受け穴に柄を挿し込むだけの、シンプルな構造です。
ウルトラアックスは両手持ちも可能です。
ウルトラアックスを装備したアクションポーズの一例。
可動範囲の広さのおかげで、大きく振りかぶったアクションポーズも取れます。
TA-01付属のウルトラアックスとの比較。
TA-01付属のウルトラアックスはビークルモード時にコンテナとなる為、劇中のウルトラアックスとはデザインが大きく異なっています。
オプティマスプライムにTA-01付属のウルトラアックスを装備。
手首の径に若干の違いが有る為、このトイのウルトラアックスをTA-01に持たせる事は出来ませんが、TA-01のウルトラアックスをこのトイに持たせる事は可能です。
ウルトラアックス二刀流でアクションポーズの一例。
このトイはTA-01のウルトラアックスを保持する事を想定した構造になっていない為、TA-01のウルトラアックスを持ったアクションポーズを決めるのは、少し難しくなっています。
オプティマスプライムとTA-01との比較。
サイズの違いこそ有るものの、どちらも全体的に逆三角のマッシブな印象を受けるプロポーションとなっていますが、このトイの方がやや細身の印象を受けます。
■ロディマス
ビークルモード。スーパーカーに変形します。
全体的なデザインは、1986年に全米で公開された映画「トランスフォーマー ザ・ムービー」等に登場した「ホットロディマス」に似たデザインになっています。
ビークルモードを斜め上から見た写真。
ホットロディマスのビークルモードと同様に、ファイヤーパターン、ゴールドのリアウイング、車体側部の三連排気筒が特徴的です。
ロボットモード。頭頂高は約15cm、全高は約16cmあります。
脚部は細身で、上半身は肩幅の広い体型になっており、オプティマスプライムと同様のマッシブな印象を受けるプロポーションになっています。
ロボットモードのバストアップ。
頭部のデザインもホットロディマスを意識したデザインになっていますが、やむを得ない事情が有ったのか、一部の塗装が省略されています。
可動は、首、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首が可動します。
可動箇所はオプティマスプライムよりも多いですが、肩関節の可動範囲はあまり広くない為、腕のポージングはやや限られています。
後頭部には、目を発光させる為の集光装置が付いています。
ここに光を当てる事で目を発光させる事が出来ますが、頭部全体がクリアーパーツでの成型となっている為、頭部の他の部分も発光してしまいます。
「エナジーボウガン」は、ロディマスの主力武器です。
形状は劇中の形状に近いものになっています。持たせ方は、中央部のグリップを親指と掌の間を通して持たせます。
エナジーボウガンは、黒い円に囲まれた部分がミサイル発射スイッチになっており、押す事でミサイルが発射されます。
エナジーボウガンを装備したアクションポーズの一例。
劇中ではボウガンを左手に持ち、使用時にはボウガン本体に光の弦が、またミサイルが付いている部分に光の矢が現れ、弦を引く事で2本の矢を同時発射して戦っていました。
エナジーボウガンは、ビークルモード時には車体上部に取り付ける事も出来ます。
■その他
オプティマスプライムとロディマス。
どちらも海外版では「デラックス・クラス(DELUXE CLASS)」に相当するトイである為、サイズはほぼ同じです。
武器を装備して揃い踏み。
この2人は指揮する部隊の管轄が違う為に劇中での接点は有りませんでしたが、旧作の同名キャラクターは新旧の司令官という役職となっていました。
このトイに同梱されている、オプティマスプライムのキャラクターカード。
キャラクターカードは、「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」に同梱されたカードからレイアウトが一新されており、能力値や台詞等、キャラクターデータに係わるものが全て表面に記載されており、裏面には2010年7月22日より全国のアーケードで稼動を開始した「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」の紹介がされています。
カード記載の台詞や能力値はTA-01と同じですが、イラストは変更されています。
オプティマスプライムと同様に、このトイに同梱されているロディマスのキャラクターカード。
レイアウトはオプティマスプライムと同様のものになっています。また、このカードも「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」に対応しています。
発売月や梱包するトイによってデザインが違う同梱のチラシの表面は、メガトロンとウルトラマグナスをメインに、7月発売の新商品を含めた「アニメイテッド」シリーズのトイを多数紹介していますが、このトイは紹介されていません。
裏面には、オプティマスプライムとロディマスのキャラクター紹介の他に、旧作に登場した同名のキャラクター(日本名:コンボイ、ロディマスコンボイ)についての紹介も記載されています。
ロディマスの能力値は、キャラクターカードとチラシ裏面とで異なっています。
キャラクターカードでは総合の能力値が75となっており、オプティマスプライムに近い数値となっていますが、チラシ裏面での総合の能力値は64となっており、キャラクターカード記載の能力値とは11もの数値差が有ります。
以上、SONS OF CYBERTRON 司令官セットでした。
海外での放映終了後もトイの開発が進められていたロディマスと、そのロディマスと同じサイズのオプティマスプライムを、発売年の2010年に合わせて、特別仕様でセット販売されました。
本体のカラーリングはクリアーパーツを多用している事もあって綺麗に見えるだけでなく、オプティマスプライムのパンチギミックは、他に類を見ない楽しいものになっています。
トイとしてはどちらもシンプルでありながらも楽しいギミックと広い可動範囲で十分に楽しめる物になっていると思います。また、旧作の同名キャラクターを知っている人やトイを持っている人であれば、このトイを遊び以外の面でも楽しむ事が出来るのではないかと思います。
■「オプティマスプライム」キャラクター設定
「オプティマスプライム」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
アニメでは、過去のシリーズの定番となっていた「オートボットの総司令官」という設定ではなく、「オートボットのスペースブリッジ修復部隊の指揮官」という設定で登場し、偶然手に入れてしまったオールスパークを巡ってメガトロン率いるディセプティコンの野望を阻止する為、4人の仲間と共に戦います。
日本版での声優は、「ビーストウォーズⅡ(セカンド)」の「スタースクリーム」や、「トランスフォーマー カーロボット」の「ギルドー」等を演じた、「高橋広樹」さんが演じています。
■「ロディマス」キャラクター設定
「ロディマス」は、「トランスフォーマーアニメイテッド」に登場するキャラクターです。
アニメでは、海外版における第30話(第3シーズン第1話)の序盤で、「スペースブリッジの警備を担当するオートボットの一部隊の司令官」という設定で登場し、メガトロンの復活に呼応して立ち上がりスペースブリッジの占拠を目論む「ブラックアウト」達と戦いました。
■トイ概要
このトイは2010年7月24日に、タカラトミーよりメーカー希望小売価格4,725 円(税込)で発売されました。
内容は、日本未発売のデラックス・クラス版の「オプティマスプライム」と、2010年8月発売の「TA-33 ロディマス」を、本体色をクリアーカラーに仕様変更したトイのセット商品です。
このトイは、同年に日本で展開する「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010キャンペーン」の対象商品で、キャンペーンポイントが1ポイント付いています。
■パッケージ
パッケージアート(表)。ボックスのサイズは縦約22cm×横約29cm×奥行約8cmとなっています。
ボックス中央部は正面から上面にかけてウィンドウになっており、中身が見えるようにいます。ボックス内部のオプティマスプライムとロディマスは、本トイよりも先に発売された「VSセット」シリーズと同様に、ロボットモードで向かい合う形で、針金によって固定されています。
ウィンドウの右上部分には、「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010キャンペーン」のシールが貼付されています。
ウィンドウ部分に貼付されている「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010キャンペーン」のシールは、「トランスフォーマー ザ・ムービー」や「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場した「ホットロディマス」や「ロディマスコンボイ」のビークルモード時の車体にデザインされているファイヤーパターンを思わせる、炎のデザインとなっています。
本トイ以降に発売されるキャンペーン対象商品にも、このマークが付くものと思われます。なお、このトイのキャンペーンポイントは、ボックス上面のフタを開けた中に有る、ベロ部分に付いています。
パッケージアート(裏)。
ジオラマやそれぞれのギミックの紹介が有ります。下部には同シリーズの他のトイが紹介されています。
■オプティマスプライム
ビークルモード。トラックに変形します。
車体後部には、ロボットモード時の主力武器となる「ウルトラアックス」が取り付けられています。
ビークルモードを斜め上から見た写真。
先に発売された「TA-01 オプティマスプライム(以下「TA-01」)」では、パトランプの色はブルーのメタリック塗装となっていましたが、このトイでは無色クリアーでの成型となっています。
ロボットモード。全高は約15cmあります。
このトイはTA-01をダウンサイズした物ではなく、造形・変形機構共に完全新規のものとなっています。
ロボットモードのバストアップ。
頭部のデザインは劇中のデザインに忠実な造形となっていますが、TA-01には有ったマスクの展開・収納ギミックは、このトイではオミットされています。
可動は、首、肩、肘、股関節、膝と、変形機構の関係で爪先が可動します。
全身各所にボールジョイントを多用している事もあって、TA-01以上に広い可動範囲となっていますが、首を捻る場合には頭部を少し前に倒す必要が有ります。また、腰の可動は後述のパンチアクションの関係で省略されています。
TA-01と同様に、頭頂部には目を発光させる為の集光装置が付いています。
ここに光を当てる事で目を発光させる事が出来ますが、このトイは頭部全体がクリアーパーツでの成型となっている為、頭部の他の部分も発光してしまいます。
腰部にはパンチアクション用のギミックが内蔵されており、上半身を右向きに捻ると、スプリングで押し戻されるようになっています。
腕を前に向ければ、あたかもパンチをしているかのように見せる事が出来ます。
※動画です。再生ボタンをクリックすると、動画が再生されます。
「ウルトラアックス」は、劇中でもオプティマスプライムが多用している作業用具兼武器です。
形状は劇中の形状に近いものとなっており、カラーリングは無色クリアー成型のパーツに、刃の部分を除く全体をクリアーレッドで塗装しています。
持たせ方は手のピン受け穴に柄を挿し込むだけの、シンプルな構造です。
ウルトラアックスは両手持ちも可能です。
ウルトラアックスを装備したアクションポーズの一例。
可動範囲の広さのおかげで、大きく振りかぶったアクションポーズも取れます。
TA-01付属のウルトラアックスとの比較。
TA-01付属のウルトラアックスはビークルモード時にコンテナとなる為、劇中のウルトラアックスとはデザインが大きく異なっています。
オプティマスプライムにTA-01付属のウルトラアックスを装備。
手首の径に若干の違いが有る為、このトイのウルトラアックスをTA-01に持たせる事は出来ませんが、TA-01のウルトラアックスをこのトイに持たせる事は可能です。
ウルトラアックス二刀流でアクションポーズの一例。
このトイはTA-01のウルトラアックスを保持する事を想定した構造になっていない為、TA-01のウルトラアックスを持ったアクションポーズを決めるのは、少し難しくなっています。
オプティマスプライムとTA-01との比較。
サイズの違いこそ有るものの、どちらも全体的に逆三角のマッシブな印象を受けるプロポーションとなっていますが、このトイの方がやや細身の印象を受けます。
■ロディマス
ビークルモード。スーパーカーに変形します。
全体的なデザインは、1986年に全米で公開された映画「トランスフォーマー ザ・ムービー」等に登場した「ホットロディマス」に似たデザインになっています。
ビークルモードを斜め上から見た写真。
ホットロディマスのビークルモードと同様に、ファイヤーパターン、ゴールドのリアウイング、車体側部の三連排気筒が特徴的です。
ロボットモード。頭頂高は約15cm、全高は約16cmあります。
脚部は細身で、上半身は肩幅の広い体型になっており、オプティマスプライムと同様のマッシブな印象を受けるプロポーションになっています。
ロボットモードのバストアップ。
頭部のデザインもホットロディマスを意識したデザインになっていますが、やむを得ない事情が有ったのか、一部の塗装が省略されています。
可動は、首、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首が可動します。
可動箇所はオプティマスプライムよりも多いですが、肩関節の可動範囲はあまり広くない為、腕のポージングはやや限られています。
後頭部には、目を発光させる為の集光装置が付いています。
ここに光を当てる事で目を発光させる事が出来ますが、頭部全体がクリアーパーツでの成型となっている為、頭部の他の部分も発光してしまいます。
「エナジーボウガン」は、ロディマスの主力武器です。
形状は劇中の形状に近いものになっています。持たせ方は、中央部のグリップを親指と掌の間を通して持たせます。
エナジーボウガンは、黒い円に囲まれた部分がミサイル発射スイッチになっており、押す事でミサイルが発射されます。
エナジーボウガンを装備したアクションポーズの一例。
劇中ではボウガンを左手に持ち、使用時にはボウガン本体に光の弦が、またミサイルが付いている部分に光の矢が現れ、弦を引く事で2本の矢を同時発射して戦っていました。
エナジーボウガンは、ビークルモード時には車体上部に取り付ける事も出来ます。
■その他
オプティマスプライムとロディマス。
どちらも海外版では「デラックス・クラス(DELUXE CLASS)」に相当するトイである為、サイズはほぼ同じです。
武器を装備して揃い踏み。
この2人は指揮する部隊の管轄が違う為に劇中での接点は有りませんでしたが、旧作の同名キャラクターは新旧の司令官という役職となっていました。
このトイに同梱されている、オプティマスプライムのキャラクターカード。
キャラクターカードは、「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」に同梱されたカードからレイアウトが一新されており、能力値や台詞等、キャラクターデータに係わるものが全て表面に記載されており、裏面には2010年7月22日より全国のアーケードで稼動を開始した「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」の紹介がされています。
カード記載の台詞や能力値はTA-01と同じですが、イラストは変更されています。
オプティマスプライムと同様に、このトイに同梱されているロディマスのキャラクターカード。
レイアウトはオプティマスプライムと同様のものになっています。また、このカードも「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」に対応しています。
発売月や梱包するトイによってデザインが違う同梱のチラシの表面は、メガトロンとウルトラマグナスをメインに、7月発売の新商品を含めた「アニメイテッド」シリーズのトイを多数紹介していますが、このトイは紹介されていません。
裏面には、オプティマスプライムとロディマスのキャラクター紹介の他に、旧作に登場した同名のキャラクター(日本名:コンボイ、ロディマスコンボイ)についての紹介も記載されています。
ロディマスの能力値は、キャラクターカードとチラシ裏面とで異なっています。
キャラクターカードでは総合の能力値が75となっており、オプティマスプライムに近い数値となっていますが、チラシ裏面での総合の能力値は64となっており、キャラクターカード記載の能力値とは11もの数値差が有ります。
以上、SONS OF CYBERTRON 司令官セットでした。
海外での放映終了後もトイの開発が進められていたロディマスと、そのロディマスと同じサイズのオプティマスプライムを、発売年の2010年に合わせて、特別仕様でセット販売されました。
本体のカラーリングはクリアーパーツを多用している事もあって綺麗に見えるだけでなく、オプティマスプライムのパンチギミックは、他に類を見ない楽しいものになっています。
トイとしてはどちらもシンプルでありながらも楽しいギミックと広い可動範囲で十分に楽しめる物になっていると思います。また、旧作の同名キャラクターを知っている人やトイを持っている人であれば、このトイを遊び以外の面でも楽しむ事が出来るのではないかと思います。