TA41-000.jpg

 今回のリニューアルレビュー記事は、日本版「トランスフォーマー アニメイテッド」より、「TA-41 オプティマスプライム ライト&サウンド」を再掲載します。
 日本版「アニメイテッド」が展開を開始した当初、同じキャラクターのトイは、(「EZコレクション」を除いては)2種類以上発売しない方針とされていましたが、日本版「アニメイテッド」の売上はタカラトミー側が予想していたものよりも好調だった為に、展開途中で当初の方針が転換される事となりました。
 このトイは、その方針転換の結果として日本版の発売が実現したトイの1体です。海外ではトイのシリーズ展開が開始されてから間もない頃に発売されましたが、日本ではTVアニメが後半戦に突入した時期に発売される事となりました。

関連記事:
 ・「TA-38 ウイングブレードオプティマスプライム」レビュー(再掲載版)(2013年8月16日更新)
 ・「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」レビュー(再掲載版)(2013年7月28日更新)
 ・「ROLL OUT COMMAND OPTIMUS PRIME」レビュー(再掲載版)(2012年6月2日更新)

※本レビュー記事は、2010年10月13日に旧ブログに掲載したレビューに一部加筆・修正等を加え再掲載したものです。


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「オプティマスプライム」は、「トランスフォーマー アニメイテッド」に登場するキャラクターです。
 アニメでは、過去のシリーズの定番となっていた「オートボットの総司令官」という設定ではなく、「オートボットのスペースブリッジ修復部隊の指揮官」という設定で登場し、偶然手に入れてしまったオールスパークを巡ってメガトロン率いるディセプティコンの野望を阻止する為、4人の仲間と共に戦います。
 日本版での声優は、「ビーストウォーズⅡ(セカンド)」の「スタースクリーム」や、「トランスフォーマー カーロボット」の「ギルドー」等を演じた、「高橋広樹」さんが演じています。

■トイ概要
 このトイは2010年10月2日に、タカラトミーよりメーカー希望小売価格8,400 円(税込)で発売されました。
 トイの内容は、2008年に海外でハズブロ(HASBRO)より販売された「ROLL OUT COMMAND OPTIMUS PRIME」の日本版仕様で、カラーリングやサウンドギミックの内容が、日本での販売に合わせた内容に変更されています。




TA41-001.jpg

 パッケージアート(表)。ボックスのサイズは縦約33cm×横約29cm×奥行約16cmとなっており、「アニメイテッド」シリーズのトイとしては最大のサイズとなっています。
 パッケージのレイアウトは他の同シリーズのトイと同じ形式になっており、ウィンドウ右側にはこのトイの海外でのグレードをあらわす「SUPREME CLASS(スプリーム・クラス)」の記載が有ります。




TA41-002.jpg

 パッケージアート(裏)。
 「TA-26 メガトロン ライト&サウンド」を絡めたジオラマ写真が掲載されている他に、「STORY(ストーリー)」ではオプティマスプライムのキャラクター設定等について書かれています。その他に、同シリーズの他のオートボット戦士の商品紹介が掲載されています。




TA41-003.jpgTA41-004.jpg

 パッケージの右側面にはライト&サウンドギミックについての説明が、また左側面にはこのトイ固有の変形機構である「スパイラルトランスフォーム」のギミックについての説明が、文字情報化されたサウンドと一緒に記載されています。




TA41-005.jpg

 ビークルモード前面。トラックに変形します。
 デザインは「TA-01 オプティマスプライム」(以下「ヴォイジャー版」) と同じですが、サイズが大きくなっているのと、ヴォイジャー版に有ったコンテナがオミットされているのが大きな違いです。




TA41-006.jpg

 ビークルモード後ろ。




TA41-007.jpg

 ビークルモードを斜め上から見た写真。
 ルーフ部分のパトランプは、ヴォイジャー版では左右ともブルーでしたが、このトイでは右側がブルーで左側がレッドとなっています。これは、劇中の配色に準拠したものです。





 運転席正面中央に有るオートボットエンブレムを押すと、下記の2種類の台詞を交互に喋ります。
 「出動!」
 「レッツゴー!」
※動画です。クリックすると動画が再生されます。





 説明書には記載されていませんが、パトランプの左右に有る小さいライト部分もライト&サウンド発動のボタンになっています。
 右側のライト部分を押すと、「出動!」の台詞を喋った後に、ライトを発光させながらエンジン音が一定時間鳴ります。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。





 パトランプの左側のライト部分を押すと、パトランプが赤く点滅発光し、一定時間サイレン音が鳴ります。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




TA41-011.jpg TA41-012.jpg

 フロントバンパーにはブルー成型のスイッチが付いています。
 これを左右に操作する事で、後述の「スパイラルトランスフォーム」ギミックのロックと、その解除を行う事が出来ます。





 「スパイラルトランスフォーム」ギミックは、前述のロックを解除した状態で走行を行うと、ロボットモード時に上半身になる部分が回転しながら頭部と両腕を変形させるギミックです。
 変形時にはエンジン音が鳴り、変形完了時には「レッツゴー!」の台詞に続いて、お馴染みの変形サウンドが鳴ります。
 走行をさせなくても、運転席ブロックを手動で回転して変形させる事も可能です。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




TA41-014.jpg TA41-015.jpg

 ロボットモード。全高は約29cmで、「アニメイテッド」シリーズのトイとしては最大のサイズです。
 変形はスパイラルトランスフォームで上半身を変形させた後、手首を腕から出し、車体下部をロボットモードの下半身に変形して、変形が完了します。




TA41-016.jpg TA41-017.jpg

 このトイの発売の約2年前に発売された海外版との比較。
 成型色は共通で、日本版では胴体部分にメタリックレッドの塗装が施されているのが大きな特徴です。




TA41-018.jpg

 ロボットモードのバストアップ。
 頭部と胴体は劇中のデザインに準拠しています。ヴォイジャー版に有ったマスクの装着⇔解除ギミックは、ライト&サウンドギミックの関係でオミットされています。




TA41-019.jpg

 ロボットモードのバストアップを斜め上から見下ろした写真。
 このトイは、変形機構や後述のライト&サウンドギミックの関係上、肩関節が正面から見えるようになっています。また、パトランプは折り畳まれる事無く、そのまま後ろに倒れる形になっています。





 胸部中央のオートボットエンブレムを押すと、目をオレンジ色に点滅発光させ、マスクを上下に動かし、台詞を喋ります。
 喋る台詞は、下記の2種類を交互に喋ります。
 「オプティマスプライム、トランスフォーム!」
 「進め!」
※動画です。クリックすると動画が再生されます。





 ビークルモード時にパトランプの発光とサイレン音を鳴らす事が出来た左右の小さいライト部分は、ロボットモードでもライト&サウンドギミックが発動可能です。
 ただし、ギミックは両方ともサイレン音を鳴らしてパトランプを鳴らす、同じものになっています。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




TA41-022.jpg

 可動は、右肘、股関節、膝と、変形機構の関係で腰が可動します。
 上半身の各箇所にライト&サウンドギミックが内蔵されている為、それらの箇所は可動しない構造になっています。





 左腕の二の腕の後部にはレバーが付いており、これを動かす事により、肩関節と肘関節が連動して可動するパンチアクションを繰り出します。
 腕を前まで突き出すと金属を叩くようなサウンドが鳴り、サウンドの発動3~5回につき1回、「ウルトラアックス!」の台詞を喋ります。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




TA41-024.jpg TA41-025.jpg

 劇中でもオプティマスプライムが愛用している携行武器「ウルトラアックス」は、劇中のデザインに準拠した造形で造られています。
 劇中では、取り出した際に刃が展開しヘッド後部のロケットが噴射される描写がされていますが、このトイではそれを再現したギミックが搭載されており、柄に有るグレーのツメを押し込む事で、刃とロケットの炎が飛び出します。





 右手の甲に有るボタンを押すと、それに連動して掌に有るツメが出てウルトラアックスの柄に有るツメを押す事により、刃と炎が展開します。
 説明書では、このギミックは手の甲の上に付くパーツを押す事で発動可能である旨の記載が有りますが、パーツの干渉が原因で、ボタンを押す事が難しくなっています。
 ウルトラアックスは左手にも持たせる事が出来ますが、左手にはこのギミックは搭載されていません。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




TA41-027.jpg

 ウルトラアックスを装備。
 劇中では柄を伸ばして両手持ちで使用するシーンも有りましたが、このトイではそこまでは再現されていません。





 右腕の二の腕の後部にも左腕と同様のレバーが付いており、これを動かす事により腕を振り上げ、戻す事により腕を振り下ろし、劇中でも使用されている、ウルトラアックスの刃を展開するサウンドが鳴ります。
 左腕のギミックと同様に、サウンドの発動3~5回に付き1回、「ウルトラアックス!」の台詞を喋ります。
 なお、ウルトラアックスを持っていない状態でもこのギミックは発動可能です。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




TA41-029.jpg

 ウルトラアックスは、ビークルモード時には車体後部に取り付ける事が可能です。




TA41-030.jpg

 ウルトラアックスを装備してアクションポーズ。
 ポージングの幅はあまり広くありませんが、脚部や腰部の関節を活用してそれらしく見せる事が可能です。




TA41-031.jpg

 ビークルモード時にはフロントバンパー、ロボットモード時には腰になる場所は電池ボックスになっており、正面のカバーを開いて電池を入れます。このトイのライト&サウンドは単4電池2本で稼動します。
 海外版では店頭での試遊が出来るようにする為にテスト用電池が入っていましたが、このトイでは入っていない為、別に用意する必要が有ります。また、ボックスを開け閉めする際に+(プラス)の小さなドライバーが必要となる為、これも別に用意する必要が有ります。




TA41-032.jpg

 このトイの約半月前に発売された「TA-38 ウイングブレードオプティマスプライム」と。
 ウイングブレードオプティマスプライムはヴォイジャー版に強化パーツを装備したものでボリュームが増えていますが、それでもこのトイの方が、圧倒的なボリュームが有ります。




TA41-033.jpg

 付属のキャラクターカードは、パッケージ表面に記載されている通りの「ビッグカード」となっています。
 表面には、オプティマスプライムのロボットモードとビークルモードのイラストが掲載されている他に能力値も掲載されており、一部にホロの入った仕様になっています。




TA41-034.jpg

 キャラクターカード裏面。
 表面が横長の構成になっていたのに対し、裏面は縦長の構成になっています。上半分はトイの写真とこのカードを「トランスフォーマーアニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」で使用した場合の能力値についての記載がされており、下半分にはゲームの宣伝が掲載されています。




TA41-035.jpg

 通常のトランスフォーマーカードとの比較。
 このカードは長辺、短辺共に通常のトランスフォーマーカードの約1.3倍の長さになっており、トランスフォーマーカード2枚分を並べた面積に相当します。




TA41-036.jpg TA41-037.jpg

 発売月や梱包するトイによってデザインが違う同梱のチラシの表面は、このトイと、同日に発売された「TA-43 アイアンハイド ライト&サウンド」の 2体をメインに、10月発売の新商品を含めた「アニメイテッド」シリーズのトイを多数紹介しています。
 裏面には、このトイのギミック紹介の他に、「オプティマスプライムという名前」として、TVアニメ第1作のオプティマスプライム(日本名:コンボイ)のトイの写真をバックに解説が掲載されています。




 以上、TA-41 オプティマスプライム ライト&サウンドでした。

 「同じキャラクターは2種類以上売らない」という、「アニメイテッド」シリーズ日本上陸当初の方針から一転して販売に至ったこのトイは、雑誌等の情報によれば売り上げが好調である事を理由に方針転換したとの事で、良い意味で期待を裏切る形の発売となりました。
 管理人は既に海外版を手に取っているので、変形機構やギミックについては説明書を見なくても分かっていたのですが、海外版では説明書にキチンと記載されていたギミックが、日本版では一部ギミックが掲載されておらず、所謂「隠しギミック」のような扱いになってしまっているのが残念な点です。
 トイ自体は海外版でのレビューの際に書いたのと同様に、可動が犠牲になっていてアクションフィギュアとしてはかなり致命的なトイではあるものの、その分ライト&サウンドが充実しているだけでなく、上半身の殆どが自動変形になっている為、子供や複雑な変形機構が苦手な方でも楽しめるトイになっていると思います。 また、複雑な変形機構やアクションフィギュアに慣れている方なら、それらとはほぼ正反対のコンセプトで造られているこのトイは、新鮮に感じるのではないかと思います。