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 今回は前フリ無しで、早速本題。
 今回のレビューは、6月より本格的な展開を開始した新シリーズ「参乗合体 トランスフォーマーGo!」より、「G01 ケンザン」を紹介します。上の写真では2つのキャンペーン特典を装備していますが、それらについては後日、別の記事で紹介します。
 ケンザンが活躍する「参乗合体 トランスフォーマーGo! 侍編」のアニメは、「てれびくん」の付録DVDで観る事が出来ますが、管理人は毎号購入してチェックしています。一般的なTVアニメと比べると内容や時間の点で物足りない感じはしますが、キャラクターやトイの魅力を引き出すには十分な内容になっていると思います。
 余談ですが、「侍編」の主人公の「帯刀勇(たてわき・いさみ)」役は、人気声優の「小松未可子」さんが声を当てています。小松さんは現在、「戦姫絶唱シンフォギアG安藤創世役)」にも出演している為、管理人は2作品で小松さんの活躍を観ています。管理人は小松さんについてはあまりよく知らない身だったのですが、今回の件で少し気になりだしたので(笑)、最近では「リッスン? 月曜日」等、小松さんが出演中のラジオ番組も少しチェックしています。

関連記事:「OPTIMUS PRIME(BEAST HUNTERS版)」レビュー(2013年2月13日更新)


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。

■キャラクター設定
 「ケンザン」は、「てれびくん」と「テレビマガジン」の付録DVDで展開されるアニメ作品「参乗合体 トランスフォーマーGo!(サンジョウガッタイ トランスフォーマーゴウ!)」に登場するキャラクターで、「侍編」のメインキャラクターの一人です。
 アニメでは、オートボットの対プレダコン特殊部隊「ソードボット 侍チーム」のリーダーを務める若き戦士として登場し、同じチームのメンバーである「ジンブ」、「ガンオウ」、そして地球人の仲間である「帯刀勇(たてわき・いさみ)」と共に、復活したプレダコンの野望を阻止する為に戦います。
 アニメでの声優は、「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」で「スモークスクリーン」を演じた、「興津和幸」さんが担当しています。

■トイ概要
 このトイは、タカラトミーよりメーカー希望小売価格5,775円(税込)で発売されました。全国の玩具店等では2013年6月22日に発売されましたが、2013年6月15日~16日に開催された「東京おもちゃショー2013(一般公開日)」のタカラトミーブースでは先行販売が行われました。
 トイの内容は、パトカーからロボットへの変形機構の他にライト&サウンドギミックを搭載しています。また、同シリーズの「G02 ジンブ」「G03 ガンオウ」と合体(参乗合体)させる事で、「ゴウケンザン」「ゴウジンブ」「ゴウガンオウ」を作る事が出来ます。




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 パッケージ表面。パッケージはボックスで、サイズは縦30cm×横24cm×奥行11cmとなっており、発売時点における同シリーズのトイの中では最大級のサイズです。
 パッケージの基本的なレイアウトは同シリーズの他のトイと同じですが、名前が記載されている部分の隣に有るオートボットのエンブレムには「侍」の文字が書かれており、その上には3体合体が出来る事が写真入りで掲載されています。




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 パッケージ裏面。
 3形態に完全変形出来る事やライト&サウンドギミック、そして「ゴウケンザン」への合体ギミックが紹介されています。
 下部には、「参乗合体」に必要な「G02 ジンブ」と「G03 ガンオウ」が写真付きで紹介されている他に、アニメに関する情報も掲載されています。




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 パッケージを斜め上から見た写真。
 右側面には、「参乗合体」で完成する3つの形態と、3体それぞれの配置が掲載されています。また、左側面には完全変形が可能である事が掲載されている他に、テクニカルデータも掲載されています。
 掲載されているテクニカルデータの数値は、以下の通りです。最大値の「10」に設定されている能力値は「勇気(COURAGE)」のみですが、これはケンザン単体での能力値の為、参乗合体すれば上昇するものと思われます。
 体力(STRENGTH):8   知力(INTELLIGENCE):7   速度(SPEED):8   耐久力(ENDURANCE):6
 地位(RANK):6   勇気(COURAGE):10   火力(FIREBLAST):5   技能(SKILL):9





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 ビークルモード。パトカーに変形します。
 パトランプは日本のパトカーを基にしたデザインになっていますが、カラーリングはホワイトとブルーをメインカラーにしています。




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 ビークルモード底面。
 後部にはスピーカーが有り、ここからサウンドが鳴ります。





 パトランプの手前には、小さなオートボットのエンブレムが有ります。
 この部分はライト&サウンドギミックを発動させる為のボタンになっており、押す事でパトランプが発光してサウンドが鳴ります。また、ボタンを押すタイミングや長さによって、異なる動作をします。
 ・ボタンを押す … サイレン音
 ・サイレン音が鳴っている間にボタンを押す … サイレン音停止
 ・ボタンを長押しする … 台詞「緊急事態には、いつでも駆けつける!」を喋る
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 車体後部中央のブルーの部分はスピーカー兼電池ボックスになっており、ここに電池を入れます。電池ボックスの開閉を行うには、+(プラス)の精密ドライバーが必要です。
 このトイのライト&サウンドギミックは単4電池3本で稼動します。
 電池ボックスのフタの下にはON/OFFスイッチが有り、これを操作する事で、ライト&サウンドギミックの暴発を防ぐ事が出来るようになっています。





 前述のON/OFFスイッチを「OFF」から「ON」にすると、「いざ、尋常に勝負!」というセリフを喋り、パトランプが発光します。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。





 ロボットモードへの変形途中、電池ボックス兼スピーカーに付いているツメを背部のツメ穴に差し込むとライト&サウンドギミックが発動し、「トランスフォーム!」のセリフの後に、お馴染みの変形サウンドが鳴ります。
 このギミックはビークルモードからロボットモードに変形させる時だけ発動するもので、ロボットモードからビークルモードに変形させる時には発動しません。
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 ロボットモード前面。全高は約18cmあります。
 ビークルモードのフロント部分が脚部に、リアタイヤとその周辺部分は腕に変形します。太腿のブルーの部分と股下部分のパーツが、劇中では腰部を形成していますが、このトイでは各パーツが離れてしまっている為、腰部である事が分かりにくくなってしまっています。




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 ロボットモード後ろ。
 スピーカー兼電池ボックスは、背部中央のパーツになります。スピーカー部分は胴体に隠されてしまう形になりますが、この状態でもサウンドギミックはハッキリと聞こえます。




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 ロボットモード頭部。
 侍を思わせる造形が特徴的で、後頭部には丁髷のようなものが有ります。塗装はフェイス部分、目、額のみに施されており、その他の部分は塗装されていません。




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 ロボットモードの可動は、首、肩、肘、股関節、膝が可動します。
 首と肘にはボールジョイントが採用されており、股関節と膝にはクリック関節が使用されています。上半身は自由度の高い可動範囲を確保している一方で、下半身は立たせ易さを重視した関節構造になっています。
 肩に有る変形機構のジョイントも使えば、肩を上に跳ね上げる事も可能です。





 胸部に有る小さなオートボットのエンブレムは、押すとパトランプが発光して台詞を喋ります。
 喋る台詞は以下の3つで、押す毎に代わる代わる喋ります。
 「我は緊急二刀流、ケンザンなり!」
 「侍の心得、斬(ザン)、迅(ジン)、巌(ガン)で、我は戦う!」
 「この世にはびこる鬼を斬る!」
※動画です。クリックすると動画が再生されます。




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 このトイには、2本の刀とカブトが付属しています。
 これらの武器はケンザンの全ての形態で取り付けや使用が可能になっている為、形態によって余剰パーツとなる事は基本的に有りません。




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 刀を装備した状態。劇中では、ケンザンはこの刀を使った「緊急二刀流」で戦います。
 設定では、刀には「侍十文字」という名称が付いていますが、このトイの説明書にはその記載が無く、「武器」としか書かれていません。




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 刀は、背部と肩に有るジョイントを使用してマウントする事が出来ます。
 写真では左の部分にしかマウントしていませんが、右側にも同じジョイントが有る為、右側の同じ部分にもマウント出来ます。




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 カブトの底部には、黄色の円で囲んだ溝と、橙の円で囲んだピンが有ります。
 これらを使用する事で、ケンザンにカブトを装備させる事が出来ます。




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 カブトは、前述の溝を使用する事で、背部中央部分のスピーカー兼電池ボックスに取り付ける事が出来ます。
 取り付けの際に、前述の刀をマウントする為のジョイントを使用する為、この装備の状態で背部に刀をマウントする事は出来ません。
 設定では、このカブトユニットを装備する事で、短時間の空中戦闘にも対応出来るとされています。




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 カブト底部に有るピンを使用すれば、カブトを手に持たせる事が出来ます。
 カブトの形状は銃を思わせるものになっていますが、パッケージや説明書には、この装備に関する設定の記載は有りません。




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 背部にカブトを装備し、両手に刀を持った、フル装備状態。
 本記事掲載時点で、「侍編」は第2話までリリースされていますが、ケンザンがこの装備をしているシーンは、まだ有りません。




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 フル装備状態でのアクションポーズの一例。
 カブトは腕の可動を妨げない為、装備していない状態と同様のアクションポーズを取る事が出来ます。




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 右手にカブトを持たせ、背部に刀を1本マウントした、もう一つのフル装備状態でのアクションポーズの一例。
 写真では、カブトを銃と見立てた上でポージングしています。




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 ビークルモード時に刀とカブトを装備した状態。カブトは車体後部中央のピン穴に取り付け、刀は車体底部に取り付けます。
 カブトが取り付けられる事で、シルエットが大きく変化します。




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 参乗合体モードの一つ目、胸部・腕部形態。
 頭部と胸部はロボットモードから変化していませんが、腕は背部に折り畳まれる事で正面からは見えなくなり、脚部は巨大な腕に変形します。
 この形態は、「ゴウケンザン」に合体する際に変形します。




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 参乗合体モードの二つ目、脚部形態。
 腕を背部に折り畳む変形は胸部・腕部形態と同様ですが、胴体を180°変える事で、胴体に収納されている脚が引き出され、その分だけロボットモードよりも脚部が長くなります。
 この形態は、「ゴウジンブ」に合体する際に変形します。




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 参乗合体モードの三つ目、腹部形態。
 腕を背部に収納する変形機構は前述の2つの参乗合体モードと同様ですが、この形態では合体時に脚部が不要となる為、折り畳む事で背部パーツとなります。
 この形態は、「ゴウガンオウ」に合体する際に変形します。




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 カブトの参乗合体モード。
 折り畳まれている肩アーマーと胸部アーマーを展開するだけのシンプルな変形機構ですが、胸部アーマーのジョイント部分は開封時には非常に固くなっている為、開封して最初の変形の際には、破損や白化に注意する必要が有ります。
 この形態は、「ゴウケンザン」に合体する際だけ変形させる形態で、「ゴウジンブ」「ゴウガンオウ」に合体させる際には、この変形を行わずにそのまま使用します。




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 日本では一部仕様を変更して「G11 ハンターオプティマスプライム」として販売された、「OPTIMUS PRIME(BEAST HUNTERS版)」と。
 ハンターオプティマスプライム達はプレダコンを封印した後、ソードボット達を残して宇宙に旅立ちます。その為、劇中で戦う事は有りませんが、復活したソードボット達に、通信を介して助言を与えています。




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 このトイには、キャラクターカードが3枚付属しています。
 付属しているカードは全て、厚紙に片面だけ印刷したもので、ケンザンのビークルモードとロボットモード、そしてゴウケンザンの写真が掲載されています。また、ロボットモードとゴウケンザンには、ライト&サウンドギミックで喋る台詞の内の一部が書かれています。




 以上、G01 ケンザンでした。

 このトイの構造は、参乗合体が出来る事を前提にしたものなっている為、ロボットモード時の各パーツのバランスやプロポーションは、かなり難が有る物になってしまっています。しかしながら、ビークル⇔ロボットの変形機構は近年のトランスフォーマートイにしてはシンプルで遊び易く、またライト&サウンドギミックも搭載している為、単体でも十分楽しめるものになっています。
 ビークルモードからロボットモードに変形させる際にライト&サウンドギミックが発動するのは前述の通りですが、ツメとツメ穴のロックが甘い為、僅かな振動や衝撃でロックが外れてしまう点は残念に感じました。ツメ穴はライト&サウンドギミックの動作に関わる部分の他にもう2ヶ所有る為、この部分のロックをもう少し固くするだけで、この難点は解消されたのではないかと思います。
 難点は多々有りますが、近年の子供をメインターゲットにしたトランスフォーマートイとしては、非常に高い遊び易さとプレイバリューを有していると思います。子供には、参乗合体の変形は少し難しいのではないかと思う所も有るのですが、同シリーズの「ジンブ」と「ガンオウ」を揃えて参乗合体出来るようになれば、このトイの真価を十二分に引き出す事が出来ます。