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 昨日、かつしかシンフォニーヒルズで行われた、タカラトミーの「第63回定時株主総会」に行ってきました!
 管理人がタカラトミーの株主総会へ出席するのは、今回が3回目となります。今年はトランスフォーマー生誕30周年と実写映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」の公開、そして先日、「日本おもちゃ大賞2014」でトランスフォーマーが「特別賞」を受賞したという事で、トランスフォーマーに関する何かしらの話題が出る事にも期待していました。また、昨年の株主総会で発表された経営不振からの再生計画の行方についても気になっており、その点について何らかの話が有る事にも期待していました。
 今回、管理人は総会前に届いた「第63回定時株主総会招集ご通知」に記載されていた内容について訊きたい事が有ったので、質疑応答時間中に初めて質問をしてみました。質問はいくつかしたのですが、どの質問をしたのかは諸事情により明かせないので、内容からお察し頂ければと思います。
 今回の株主総会は、その後に「新中期経営方針報告会」が有った事から、例年よりも長い時間となっていました(途中退席は可能でしたが)。今回の「前編」では、会場の様子と株主総会の内容を紹介します。


関連記事:「㈱タカラトミー 第62回定時株主総会」レポート(2013年6月27日更新)


 管理人が会場に到着したのは午前9時30分を少し過ぎたあたりでした。その時、会場では既に受付が始まっていました。




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 受付を済ませて会場内に入ると、総会が行われたホールの入口手前には、「日本おもちゃ大賞2014」で受賞したタカラトミーの商品が展示されていました。
 展示は2つに分けられており、受付に近い場所には「特別賞」を受賞したトランスフォーマーから、発売予定の「LA01 バトルコマンドオプティマスプライム」と、「共遊玩具部門 大賞」を受賞した「Hello! Zoomer(ハロー! ズーマー)」が、賞状と共に展示されていました。




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 「LA01 バトルコマンドオプティマスプライム」は、ビークルモードの見本とパッケージが展示されていました。見本のコンテナのルーフ部分には、別売の「LA03 バンブルビー」が載せられていました。
 パッケージに梱包されているロボットモードのサイズは全高約14cm~15cmくらいと小サイズである一方、「LA03 バンブルビー」のサイズは「EZコレクション」の2倍近いサイズで、劇中のサイズに近いバランスが取れているように見えます。
 このトイは、7月19日発売予定です。




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 「日本おもちゃ大賞2014」の受賞作品が展示されている2つのショーケースの間には、受賞作品を紹介したパネルが掲示されていました。
 このパネルでも、トランスフォーマーは「LA01 バトルコマンドオプティマスプライム」の写真が使用されていました。




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 もう一つのショーケースには、「ボーイズ・トイ部門 大賞」を受賞した「ポケモンメガリング」と、「ガールズ・トイ部門 大賞」を受賞した「プリパスアイドルリンク」が展示されていました。




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 おもちゃ大賞受賞商品が展示されていたショーケースの更に奥には別の展示スペースが有り、こちらでは昨年の株主総会でも紹介されていた「共遊玩具」と「エコ玩具」の展示スペースとなっていました。




 総会は、予定通り午前10時に開始されました。以下は総会のプログラムと大雑把な内容を説明します。
 なお、今回は総会終了後に「新中期経営方針報告会」が予定されている事がアナウンスされ、その関係で株主総会は1時間で終了する予定だったようですが、実際には大幅に時間をオーバーしていました。

1.社長挨拶
 富山幹太郎(とみやま・かんたろう)社長による挨拶。ここで、富山社長が本総会の議長を務める事が発表されました。
 この中で、取締役の一人である「津坂純(つさか・じゅん)」さんは、出張の為欠席する事も話していました。

2.定足数の確認
 「定足数」とは、株主総会を行うに当たって最低必要とされる出席者の数です。
 本総会は定足数を上回った為、総会は問題無く開催されました。

3.監査報告
 監査役からの監査に関する報告。タカラトミーやその取締役が、法令や定款(会社の憲法)への違反の有無や、不正の有無について報告されます。
 タカラトミーは会社・取締役共に、法令や定款に違反してはおらず、また不正も無いとの事でした。

4.事業報告
 タカラトミーの平成25年4月1日~平成26年3月31日の事業報告が、スクリーンに映像を流す形で行われました。
 報告の内容は、「第63回定時株主総会招集ご通知」の内容をそのまま読んで行くと共に、詳細な部分については、事前に読んでいる事を前提に省略する形で進められていきました。

 ・第63回定時株主総会招集ご通知(タカラトミー公式サイト、pdfファイル)

 今回の報告の中では、「1.国内玩具事業で安定的収益基盤作り」「2.投資原資を欧米へ集中投下しグローバル化促進」「3.成長するアジアでの事業トライアルによる次世代事業形成」の3つの基本方針の下、収益力回復と経営効率化に取り組んだと報告されました。前期では約70億の純損失となっていましたが、今期は4億6,900万円の純利益を出していました。
 トランスフォーマーについては地域別の事業報告の中の「日本」で取り上げられており、「新商品ラインが人気を集め、特に海外向けの輸出が伸張しました。」と報告されていました。また、映像の中での紹介の際には「AM-01 オプティマスプライム」の商品写真が使用されていました。

 この発表の後に富山社長から補足説明が有りました。
 今年は創業90周年という事で(30年を一区切りとして)「第4の創業」と位置づけている事と、総会終了後に「新中期経営方針報告会」を行う事を話していました。

5.決議事項の発表
 決議事項は、「第63回定時株主総会招集ご通知」の2ページを参照して下さい。以下はその簡単な解説です。
 第1号議案 … 所謂「配当金の金額の決定」。
           期末配当は1株当たり5円とされており、昨年12月に実施された中間配当(1株当たり5円)と合わせて、
           1株当たり10円とされています。
 第2号議案 … 本総会終了の時をもって取締役全員が任期満了となる為、新しい取締役の選任
 第3号議案 … 本総会終了の時をもって監査役全員が任期満了となる為、新しい監査役の選任
 第4、5号議案 … タカラトミーや関連会社、海外子会社(TIグループ)の取締役や従業員等が賞与等の一環として
             タカラトミーの株式の交付を受ける際、その募集事項の決定をを取締役会に委任する事。
 この後、株主と取締役の質疑応答となりました。
 質問の内容は「議案に関するもの」か「タカラトミーの事業・商品に関するもの」に限られていた他、今回は質問は「1人当たり2問まで」とされていました。
 質問については一人の株主さんが複数の質問をされているのが殆どでしたが、ここではそれらを一問一答形式に纏めています。
■国内の少子高齢化に対応して、高齢者向けの玩具の玩具の開発を進めて欲しい。
→国内の少子高齢化は、1990年代から続いている。昔は200万人くらいだった出生数も、今は100万人くらいになっている。少子化に対応した商品展開のは既に行っており、ホビーで「オタク」「クールジャパン」に対応している他、女性が求める「癒し」に対応した商品も販売している。高齢者向け商品としては、祖父の代に登場した「(夢の子)ユメル」が好評で、既に5年以上高齢者に提供している。(富山社長)
→所在地別の概況について、招集通知20ページを参照しつつ説明。(小島取締役)

■業績報告を見たら、辛くも黒字を出せていると言った状態で、配当など出せるようなものではない。招集通知の内容は、地域別の業績が良いのか悪いのか分からないので、所在地別の利益も掲載して欲しい。
→業績は3年間低迷している。3年前、トランスフォーマーとベイブレードがヒットした際には2つ合わせて300億円の実績が出ていたが、今はこれが100億円になっており、これが不振の原因。また、世代交代が進んでいない。一昨年にリストラを行ったが、米国の事業が思わしくなく、海外の事業が足を引っ張っている。中国での事業については、流通の見直しや代理店の変更、販売員の増員を行ったが、結果が出ず大赤字になった。国内事業の再生は進んでいるが、米国事業の再生には時間がかかる。中国事業は止血が終わったような状態。(富山社長)

■平成21年よりストックオプションを実施しているが、これは会社の業績にどのくらい寄与しているのか。「会社法に有るからやる」という発想ではなく、新しい事をスピーディにやって欲しい。
→社員のモラルアップに役立っているし、株主様にも貢献出来る。ただ、目標の業績に至っていない。(富山社長)
→最近株価が上がってきた事で、ようやくこれを行使出来るようになってきた。(小島取締役)

■事業報告の内、地域別の「日本」の中に「『トランスフォーマー』は新商品ラインが人気を集め」と記載されているが、私が記憶している限り、トランスフォーマーはここ1~2年の間に複数の新シリーズの展開を開始した。この人気を集めたシリーズとは、どのシリーズなのか。
→事業報告は平成26年3月までのもので、ここで取り上げているものは「(参乗合体)トランスフォーマーGo!」というシリーズ。アニメはテレビ放送しなかったが、雑誌の付録で出した。人気は夏以降に集まった。(眞下取締役)
→トランスフォーマーは私も気になっている。旧タカラ時代から全世界で展開されている素晴らしいシリーズだが、日本国内では「ガンダム」に押されている。国内では5年~10年かけてファンを増やす事が課題。(富山社長)

■事業報告の内、地域別の「日本」の中で、「タツノコプロ」の株式を「日本テレビ」に譲渡したと書かれている。タツノコプロは旧タカラ時代からの子会社だが、このような事になった経緯を教えて欲しい。
→日本テレビは「ヤッターマン」のアニメ放送や「ガッチャマン」の実写映画製作に関わった為、タツノコプロと繋がりが有る。株式譲渡は行ったが、譲渡したのは発行済み株式の50%で、20%は残している。コンテンツの映像に関する権利は日本テレビが有し、コンテンツの商品化権はタカラトミーが有するようにするという形にした。(小島取締役)
→タツノコプロはアニメを作る会社。タカラトミーは玩具開発に注力し、映像展開はノウハウの有る日本テレビと一緒にやろういう考えの結果、このようになった。(富山社長)

■(第1号議案の配当金について)将来的な配当についての考えを教えて欲しい。
→玩具業界はヒット商品が出ないと増配が難しい。今期は約4億円の純利益だが、配当金は総額で約8億円出している。昨年は赤字だったが、安定配当で出した。(小島取締役)

■新任候補者の選任理由について教えて欲しい。
→今の時代に合った物を作り出す為、外からの目で見る人材が必要と考えた。紹介は後で行う。鴻巣(崇)さんは、(社長を務めている)タカラトミーアーツが現在元気で、それを作り上げた人だから選んだ。ハロルド(・ジョージ・メイ)は、世界全体を見る役割を任せるので、私の右腕になって欲しいと思っている。(富山社長)

■前期の大きな話題に、「トミカ」の値上げが有った。しかし、トミカの仕様自体が、最近のものはドアが開閉しない等ショボくなっている。今後、これについてはどういう予定を考えているのか。
→トミカは1970年に発売して以来、何度か値上げをしている。今回は350円から450円に値上げをした。現状では売上に影響は出ていない。値上げで得られた利益は開発費に充てる。今後はユーザーのニーズに合うような物を開発して行きたい。(眞下取締役)

■新任の取締役の内、5名が社外取締役となっている。この方々は何に貢献したのか。
→社外取締役は、(大株主の)「TPG」と「丸の内キャピタル」の人の他に、独立役員もいる。旧タカラ、旧トミーのどちらにも寄らない、前向きな意見を貰える。時には耳が痛くなるようなものも有るが…。タカラトミーがグローバルカンパニーとなるのに貢献してくれる事に期待している。社内取締役と社外取締役の数は5対5、何か有れば責任を取る覚悟で臨むつもり。(富山社長)

■何故、役員に女性の人がいないのか。
→ご縁に恵まれていない事と、こちらから女性役員を積極的に探そうとしていない事が理由。相応しい方がいれば採用したい。アベノミクスのテーマの一つに「女性の登用」が有るので、これについては考えなければならないと思う。(富山社長)

■玩具周辺事業のアイデアの募集は、どうやって決めているのか。
→現在、タカラトミーアーツで200億円近い実績を出している。主力は「ポケモントレッタ」と「プリティーリズム」。バンダイが「アイカツ!」を出してきたが、あれはプリティーリズムのパクリ。パクられたので、プリティーリズムは7月から新商品を出す。バンダイの「妖怪ウォッチ」はポケモントレッタと競合する商品と考えており、こちらも新商品を投入する。それ以外では、ベンディングマシーン(ガチャ)で約50億円の実績が有る。現在、大人向け商品も展開しており、「癒し」をテーマにした商品、ビアサーバー、コーヒーマシン、ディズニーランドの商品が有る。また、所謂「オタク」向けの深夜番組にもスポンサー提供している他、(最近の流行を取り入れた)「今でしょ!」のグッズも作っており、これはお土産にも入れた。新しいアイデアは、様々な形でスピーディーにやって行きたい。(富山社長)

■最近、子供によるボタン電池の誤飲が問題となっているが、タカラトミー商品でこのような事故は有ったのか? また、ボタン電池を使う玩具の代替として、バッテリーレス玩具(電池を必要としない玩具)の開発をする方針は有るのか?
→タカラトミー商品では事故は発生していない。しかし、旧RC2の商品で誤飲事故が有った。医師の診断を受けたところ、幸いな事に排便で出る為に問題は無いとの事。タカラトミー製品では、子供向け玩具にボタン電池は使わないようにしているが、使う場合には、電池ブタの構造に工夫をしたり、誤飲に注意する文章を掲載している。バッテリーレス玩具は難点が多いが、開発は進めたい。(柳澤取締役)

■先頃、中国事業から撤退(正確には大幅縮小)が有り、相当なダメージが生じた。中国事業失敗の本当の原因は何だったのか。また中国進出に向けた準備が足りなかったのではないか。
→原因は3点で、①拡大を急ぎすぎた、②代理店に玩具の代理店を使わず、日用品の代理店を使ってしまった、③テレビキャラに頼りすぎた、の3つ。また、今後の対策を3点用意しており、①トミカと「プラレール」は「TOMY SHANGHAI(トミーシャンハイ)」を使って徹底的にやっていく、②「ポケモン」は、中国の代理店を使ってやる、③独自の商品を、中国の大手メーカーと提携して、教えてもらいながら作ってもらう、の3つ。(柳澤取締役)

■「チャギントン」は、現在も展開を続けているのか? 孫はテレビ放送が開始した頃にはハマっていたが、今は「(烈車戦隊)トッキュウジャー」にハマっている。私も「チャギントン」を観てみたが、「きかんしゃトーマス」ほど面白いとは感じなかった。チャギントンの今後の方針についても教えて欲しい。
→チャギントンは旧RC2(現:TOMY International)が作り出したキャラクター。欧米では商品展開を継続している。日本では現在もテレビアニメを放送している。アニメの内容は欧米寄りだが、この春、新幹線をモチーフにした新キャラクター「ハンゾー」を出した。7月にはプラレールで出す予定。タカラトミーグループにとって、チャギントンは息長く続くシリーズにしたいと思っている。(眞下取締役)

6.議案採決
 質疑応答が終了すると、事前に出されていた議決権行使書と会場内の拍手で、議案の採決が行われました。
 提案されていた議案は全て、承認可決されました。

7.閉会宣言・新任取締役紹介
 富山社長による閉会宣言の後、新しく就任した3名の取締役の方が紹介されました。

 以上でタカラトミー第62回定時株主総会は終了。終了時間は11時40分頃で、約1時間40分の総会でした。
 総会終了後、「新中期経営方針報告会」の開始までの約5分の間に「株主優待拡充のお知らせ」という映像が流されました。内容は招集通知に同封されていた「株主様ご優待について」の裏面に記載されている内容と同一のもので、「タカラトミーモール」での株式保有年数に応じた株主優待割引(10%~40%)が受けられる事と、「トミカショップ」で引換券を出すとオリジナルマグネット(1個)が貰える事を案内していました。




 今回はここまで。
 次回の「後編」では、総会後に行われた「新中期経営方針報告会」の内容を中心にを紹介します。

2014年6月28日追記:「後編」を掲載しました。
 ・「㈱タカラトミー 第63回定時株主総会」レポート(後編)


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