RG15-001.jpg

 先月開催された「東京おもちゃショー2014」のバンダイブースで発表された「ガンダムビルドファイターズ」の新シリーズですが、昨日、その詳細が発表されました!
 タイトルは「ガンダムビルドファイターズトライ」。前作から7年後の世界を舞台に、新しく変わったガンプラバトルと、イオリ・セイが在籍していた「聖鳳学園」の生徒である3人のガンプラビルダーが全日本ガンプラバトル選手権に挑む、というストーリーになるそうです。
 前作の「ビルドストライクガンダム」に相当する今作の主役ガンプラは「ビルドバーニングガンダム」。「バーニングガンダム」は「ゴッドガンダム」の海外名でもあるのですが、格闘を得意とする設定はゴッドガンダムを彷彿とさせます。その他にも、「リ・ガズィ」をベースにした「ライトニングガンダム」と、BB戦士のガンプラをベースにした「ウイニングガンダム」が同時に発表されており、前作の要素を踏襲しつつも新たなガンプラバトルが見れそうです。
 スタッフは監督が交代したり新たなスタッフの追加が行われていますが、シリーズ構成は前作と同じ「黒田洋介」さんなので、安心して楽しく観れそうです。

 さて、ここから本題。
 今回のレビューは「RG(リアルグレード)」シリーズの「15 ガンダムエクシア」を紹介します。これまた発売日に購入して約1週間で完成させたのですが、なかなかレビュー出来ませんでした(苦笑)。実は管理人、これまでRGシリーズのガンプラは作った事が無く、これが初のRGとなりました。
 「機動戦士ガンダム00」は、本放送当時にテレビ放送を観ただけでなく、劇場版も観に行きました。この作品のシリーズ構成も黒田洋介さんが担当していましたが、その頃から管理人の中では「黒田ガンダムなら大丈夫」という、ある種の信奉に近いようなモノが有ります(笑)。そしてこの作品の主人公である「刹那・F・セイエイ」役は、現在「信長協奏曲」で主人公の「サブロー」役を演じている「宮野真守」さんでした。宮野さんが歌手デビューしたのはガンダム00の展開期間中の2008年ですが、歌手デビューから現在までの所属レコード会社は現在の「キングレコード 第三クリエイティブ本部」で、奈々さんのレーベルメイトでもあります。奈々さんとの共演作は信長協奏曲以外にも「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」「DOG DAYSシリーズ」等多数有る他にラジオやイベントでの共演の機会も多く、奈々さん関連の声優さんとしても忘れてはいけない人の一人になっています。

関連記事:HG BUILD FIGHTERS「013 ガンダムエクシアダークマター」レビュー(2014年7月13日更新)


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。
※写真のキットは、素組みした物に細かい塗装とスミ入れを施したものです。実際の商品とは仕様が異なります。


■作品概要 ~機動戦士ガンダム00とは~
 「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」は、2007年10月から2009年3月にかけて、TBS系列で全50話が放送されたテレビアニメです。
 物語は、宇宙太陽光発電システムと軌道エレベーターが実用化された、西暦の世界が舞台となります。ファーストシーズン(2007年10月~2008年3月放送、全25話)では、紛争根絶の為に武力介入を行う「ソレスタルビーイング」、と「ユニオン」「AEU」「人類革新連盟」の3大国家群の戦いを描き、続くセカンドシーズン(2008年10月~2009年3月放送、全25話)では、世界の国家が統一され「地球連邦」となった西暦2312年の世界を舞台に、新生したソレスタルビーイングと、地球連邦軍の独立治安維持部隊「アロウズ」の戦いを描きます。2010年9月には、本作の完結編となる「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」が公開されました。
 「ガンダムエクシア」は、本作の主人公である「刹那・F・セイエイ」が最初に搭乗したモビルスーツ(以下「MS」)です。ファーストシーズンの最終話で大きな損傷を受けてしまいますが、その後も修復や改修を繰り返しつつ、本編や公式外伝作品で活躍します。

■キット概要
 このキットは2014年4月26日頃にメーカー希望小売価格2,700円(税8%込)でバンダイより発売されました。
 「もしもMSがこの世に実在したら」をテーマに展開する「RG(リアルグレード)」シリーズの第15弾となるキットで、ガンダムエクシアを本シリーズ独自のアレンジを加えつつ1/144スケールで立体化しています。ガンプラの定番である全身フル可動とプロポーションの両立を図っている他に、劇中で使用した武器も付属しており、劇中の様々なアクションポーズの再現が可能になっています。




RG15-002.jpg

 パッケージ表面。パッケージは厚紙製のボックスに厚紙製のフタをする、ガンプラのパッケージでは定番の仕様です。
 ボックスのサイズは縦約20cm×横約31cm×高さ約8cmで、RGシリーズのパッケージとしては標準的なサイズです。イラストはガンダムエクシアの頭部のアップと全身のイラストが描かれていますが、この構成はRGシリーズ共通の構成です。




RG15-003.jpg RG15-004.jpg

 パッケージ側面。
 可動フレームの「アドヴァンスドMSジョイント」や可動範囲を中心にした商品の内容を、写真と共に掲載しています。なお、使用されている見本は無塗装状態のキットにスミ入れとトップコートの吹き付けを行っただけのものが使用されています。




RG15-005.jpg RG15-006.jpg

 フタを外した箱の側面には、RGシリーズ以外に展開されているガンプラのシリーズが紹介されています。
 「BB戦士」「HG(ハイグレード)」「MG(マスターグレード)」では、それぞれのシリーズのガンダムエクシアの写真が掲載されていますが、「PG(パーフェクトグレード)」だけは「ダブルオーガンダム」「オーライザー」「ダブルオーライザー」の写真が掲載されています。これは、PGシリーズではガンダムエクシアが発売されていない事によるものと思われます。




RG15-007.jpg RG15-008.jpg
RG15-009.jpg

 説明書は、冊子形式のものとなっています。
 組み立て説明の他に、裏表紙には後述する「リアリスティックデカール」の貼り方が掲載されています。また、組み立て説明の途中には武装や設定等の説明も掲載されていますが、劇中での活躍についてはあまり触れられていません。
 なお、リアリスティックデカールの貼り方の説明は「一例」とされており、ユーザーがイメージに合わせて貼付する事を推奨しています。




RG15-010.jpg

 説明書の他には、「アニマックス」のチラシと商品アンケートサイトへの案内、そして本キット発売時に「プレミアムバンダイ」での発売が決定していた3つの関連商品を掲載したチラシが同梱されています。




RG15-011.jpg RG15-012.jpg

 本キットには、リアリスティックデカールの他に、全身各所のケーブルに使用する「ホログラムパーツ」も付属しています。ホログラムパーツはリアリスティックデカールと同様に台紙からはがす形式ですが、パーツの性質上貼付は行いません。
 本キットのリアリスティックデカールは、説明書の指示に従って貼付しています。




RG15-013.jpg

 ガンダムエクシア本体前面。全高は約13cmあります。
 パッケージに記載の通り、塗装不要で設定通りのカラーリングを再現しています。ホワイトとブルーのパーツには2色の成型色が使用されており、各所にメリハリを付けています。
 リアリスティックデカールを貼付するとリアルさをアップさせる事が出来ますが、これは本キットオリジナルの物の為、劇中に近い状態を再現する為には、一部を除いて貼付しない方法を取る必要が有ります。




RG15-014.jpg

 ガンダムエクシア本体後ろ。こちらも塗装不要で設定通りのカラーリングが再現されています。
 なお、本記事の写真のキットは、ごく一部に「ガンダムグレー」で色足しを行うと共に、スミ入れを行っています。スミ入れのカラーレシピは以下の通りです。
 ・ホワイト部分(モールド部分) … スミ入れ用<グレー>
 ・ホワイト部分(モールドではない部分) … スミ入れペン SHARP
 ・レッド部分、イエロー部分 … スミ入れ用<ブラウン>
 ・ブルー部分 … スミ入れ用<ブラック>





RG15-015.jpg

RG15-016.jpg RG15-017.jpg

 バストアップ。
 顔のマスク部分や頬のダクト部分も、細かく色分けされています。頭部や胸部をはじめとして全身各所に有る「GNコンデンサー」は、リアリスティックデカールを貼付した上からクリアーグリーンのパーツを被せる事で、劇中のイメージに近付けています。




RG15-018.jpg

 ガンダムエクシア本体の可動は、首、肩、胸、二の腕、肘、手首、腰、股関節、膝、足首、爪先が可動します。
 胸の可動機構が有る事で肩関節の角度を変えられる為、腕を上げたポーズも自然な形で決める事が出来ます。




RG15-019.jpg RG15-020.jpg

RG15-021.jpg

 本キットの可動フレームである「アドヴァンスドMSジョイント」は、本キット専用のものが使用されています。腕や脚は多色成型により殆ど完成した状態でランナーに付いています。
 写真ではアドヴァンスドMSジョイントのみを組み立てていますが、説明書の組み立て手順は各部のアドヴァンスドMSジョイントにフレームを被せた後に取り付けを行う為、説明書に従って組み立てた場合には、この形にはなりません。




RG15-022.jpg

 ホログラムパーツは頭部、肩、腕、胴体、脚に取り付けます。
 肩以外の全ての部分はパーツの下の部分にシルバーのシールを貼付する形になっており、光を当てる角度によって異なる光り方をします。




RG15-023.jpg

 膝の装甲と太腿には膝の可動に連動した可動機構が有り、膝の動きに合わせてスライドします。




RG15-024.jpg

 胸部の左右に有るブルーのパーツは可動式になっている他、腹部のコックピットハッチも可動します。




RG15-025.jpg

 背部に有る「GNドライヴ」は、3つのツメを展開して内部のホイールを露出させる事で、「オーバーブーストモード」にする事が出来ます。
 オーバーブーストモードは、劇中ではセカンドシーズン最終話で「ガンダムエクシアリペアⅡ」が使用したのみで、それ以外で使われた事は有りませんでした。




RG15-026.jpg RG15-027.jpg

 GNドライヴは取り外しが可能で、取り付けた際には隠れてしまうそれぞれの部分のディテールもしっかり作られています。




RG15-028.jpg

 付属品一式。
 手首は武器持ち手と平手の他に、指が可動式となっている手首も付属します。「GNソード」「GNシールド」「GNロングブレイド」「GNショートブレイド」が付属する他に、「GNビームサーベル」と「GNビームダガー」は両方に使えるグリップが2本と、それぞれのビーム刃が2本ずつ付属しています。
 本キットは「バンダイプラモデル アクションベース2」にも対応していますが、取り付けには本キットに付属している専用のジョイントパーツの取り付けを必要とします。




RG15-029.jpg

 GNソード・ライフルモードを装備。グリップを持たせた上で前腕にジョイントを取り付けて固定します。
 このライフルは近接戦闘に特化したガンダムエクシアの装備の中では数少ない射撃武器の一つであった為、多くの戦闘で使用されました。




RG15-030.jpg RG15-031.jpg

 GNソード・ソードモードを装備。劇中と同様にライフルモードから刃を180°動かすだけの変形です。
 刃にはシルバーメッキのパーツが使用されています。また劇中と同様に、角度を変えて通常の剣のようにする事も可能です。




RG15-032.jpg

 GNビームサーベルとGNビームダガーを装備。
 グリップに有るツメを掌の穴に差し込んで固定します。刃は選択式の為、アクションポーズに応じた組み合わせで持たせる事が可能です。なお、ガンダムエクシア本体に取り付けられているグリップは使用しない為、ポージングの際に取り外しておく必要が有ります。




RG15-033.jpg

 ガンダムエクシア本体に取り付けられているグリップにも、GNビームサーベルとGNビームダガーの刃を取り付ける事が出来ます。
 持たせた際の安定性は専用グリップより劣りますが、GNビームダガーを投擲するアクションポーズの際にこれを活用する事が出来ます。




RG15-034.jpg

 リアスカートに有るグリップは取り付け部分が設定通りに可動する為、グリップに手を掛けるアクションポーズを取る事が出来ます。




RG15-035.jpg

 GNロングブレイドとGNショートブレイドを装備。
 保持は他の武器と同じく武器持ち手に持たせる形で行いますが、グリップには手首に取り付けるツメが無い為、保持力は他の武器よりも劣ります。刃にはGNソードと同様にメッキパーツが使用されています。




RG15-036.jpg RG15-037.jpg

 GNロングブレイドとGNショートブレイドは、設定通りに足の付け根に取り付け出来ます。
 ホワイトのパーツを手前に引き出してからピンを引き出した後にホワイトのパーツを元に戻し、ピンの部分に取り付けします。ピンとピン受け穴は六角形になっています。
 なお、アクションポーズによってはグリップ部分が干渉するので、ポーズに応じて差し替えで角度を変える必要が有ります。




RG15-038.jpg RG15-039.jpg

 GNシールドを装備。取り付けの為のジョイントは、左右どちらの前腕にも取り付けが可能です。
 GNシールドの開閉機構は差し替えで再現されており、取り付け位置を変える事で開閉を再現出来るようになっています。




RG15-040.jpg

 GNシールドのジョイント部分には、差し替えで3段階スライドさせる事が出来ます。しかしながら、下の方の穴にジョイントを取り付けると、シールドが肩アーマーに干渉する恐れが大きくなります。




RG15-041.jpg

 指が可動式となっている手首は、それぞれが関節で曲がる(中指、薬指、小指は一体で可動)為、自由な形にする事が出来ます。
 掌には穴が有り、グリップにツメが付いている武器を持たせる事も可能です。




RG15-042.jpg

 「バンダイプラモデル アクションベース2」に対応したジョイントを使用すれば、飛行シーンや空中戦を再現したアクションポーズを取る事が出来ます。ジョイントは股間部分にはめ込んで固定するものになっていますが、保持力が少し弱い為、ガンダムエクシア本体がジョイントから外れないよう注意する必要が有ります。
 「バンダイプラモデル アクションベース2」の内、「クリアグリーンはラメ入りでGN粒子を散布するイメージとなっており、劇中の再現に最も適したものとなっていますが、ジョイントの成型色に合わせるには、「グレー」が最も適しています。




RG15-043.jpg

 フル装備状態。右腕にGNソード、左腕にGNシールド、右脚付け根にGNショートブレイド、左脚付け根にGNロングブレイドをそれぞれ装備します。装備されている剣は全部で7本有る為、これらの剣を総称して「セブンソード」と呼びます。
 劇中でガンダムエクシアがこの状態になったのは物語の途中からでしたが、この状態で運用する事が開発当初から考えられており、開発コードは「ガンダム・セブンソード」と呼ばれていた設定が有ります。




RG15-044.jpg RG15-045.jpg

 このキットには、1/144スケールの「刹那・F・セイエイ」のフィギュアも付属します。右手にヘルメットを持った、パイロットスーツの状態で立体化されています。
 ブルー一色での成型の為、設定の再現には塗装が必要になります。また脚が非常に細く、取り扱いには細心の注意を要する為か、ランナーには枠付きで成型されていました。




RG15-046.jpg

 ここからは、アクションポーズの一例を紹介。
 1枚目は、GNソードとGNビームサーベルを持たせて、第1話の初戦闘シーンのイメージでポージング。AEUの公開軍事演習に突如現れたガンダムエクシアは、「パトリック・コーラサワー」が搭乗する「イナクト」を、GNソードとGNビームサーベルを使用し、圧倒的な性能差で一方的に破壊しました。




RG15-047.jpg

 2枚目は、「トランザムシステム」初使用シーンの中で最も印象に残る、2本のGNビームサーベルを持って飛行しているイメージでポージング。
 本キットのトランザムモードをイメージした仕様変更品は「ガンダムエクシア (トランザムモード) グロスインジェクションVer. 」として、プレミアムバンダイ限定で販売されました。




RG15-048.jpg

 3枚目は、「オーバーブーストモード」で突撃しようとしているイメージでのポーズ。
 劇中でオーバーブーストモードを使用したのはガンダムエクシアリペアⅡでしたが、元々この機能は改修前のガンダムエクシアにも搭載されていました。しかしながら機能の安定性に問題が有った為に、劇中では使用されていませんでした。




RG15-049.jpg

 4枚目は、当時の番宣ポスターにも使用されたイラストのポーズを再現。イラストでは右肩の後ろあたりににGNシールドが装備されていますが、このキットにはそれを再現する為の構造が有りません。
 ガンダム00が放送されていた当時、管理人はこのポーズのガンダムエクシアのイラストを雑誌等で度々見てはいたのですが、2014年6月23日に開催されたバンダイナムコホールディングスの「第9回定時株主総会」の会場内で、数年ぶりにこのイラストを目にしました。




RG15-050.jpg

 「HG BUILD FIGHTERS」の「013 ガンダムエクシアダークマター」と。
 ガンダムエクシアダークマターの改造元である「ガンダムアメイジングエクシア」は、ガンダムエクシアを改造したガンプラでした。この2体のデザインで似通っている部分は多く有りますが、ガンダムエクシアダークマターは背部ブースターの追加に加えて各部のデザインやカラーリングが変更された事で、ガンダムエクシアには無い禍々しさを漂わせるデザインになっています。




RG15-051.jpg

 ガンダムエクシアvsガンダムエクシアダークマターのイメージでディスプレイ。
 「ガンダムビルドファイターズ」の改造ガンプラと、その改造元になったガンプラが対決するイメージでディスプレイ出来るのは、ガンプラならではの楽しみ方の一つと言えるでしょう。




 以上、RG版ガンダムエクシアでした。

 管理人は今回初めてRGシリーズのガンプラを作ったのですが、1/144という小サイズの中に精密な可動フレームを採用しているだけでなく、リアルさを追求しつつも劇中のMSのイメージを損なわない絶妙なアレンジ、そして塗装不要のパーツ分割等、MGシリーズのクオリティを1/144スケールに落とし込んだという印象を受けました。しかしながら、各パーツが小さい事もあって白化や破損の恐れが有る部分が多いだけでなく紛失の恐れも有る為、プラスチックの強度やパーツ分割の限界も窺えました。
 本キットそのものの出来は良い為、ガンダムエクシアが好きな人なら素組み派・塗装派を問わず、買って損は無いと思います。また、プレミアムバンダイ限定で換装用パーツや仕様変更品が次々と発売されていますが、個人的にはセカンドシーズン最終話で衝撃の再登場を果たした「ガンダムエクシアリペアⅡ」への換装パーツを発売する事に期待しています。