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 日本時間の一昨日未明に、TCCのクラブストアで「Transformers Collectors' Club Magazine Collected Edition(訳:TCC会報コレクテッド・エディション)」のVol.4Vol.5の販売が開始されました!
 2013年より開始された、過去のTCC会報1年分を一冊に纏めて販売するこのシリーズも、今回の発売をもって4冊目と5冊目になります。Vol.4は2008年に配布された会報第19号~24号が纏められており、Vol.5には2009年に配布された会報第25号~30号が纏められています。会報第3号(Vol.1に収録)から描かれてきた「スカイフォール(SKYFALL)」達の冒険を描いた会報内コミックの物語は、Vol.5での「ネクサス・プライム(NEXUS PRIME)」への転生と活躍をもって一応の完結を迎えます。完結まで約5年を要したこのストーリーは、TCC会報内で連続掲載されたコミックとしては史上最長のストーリーです。
 価格はこれまでに販売された物と同じく24.99アメリカドル(状態の良くない物は17.99アメリカドル)ですが、アメリカドル/円の為替相場はVol.3が発売された2013年夏頃から大きく変動してしまっている為、日本円換算では大幅に値上がりしています。管理人はVol.1~3まで全て購入したので今回も購入したいと思っているのですが、2冊一緒に購入するか、それとも収録された会報を全て持っているVol.5をスルーしてVol.4だけを購入するか、検討中です…。

 さて、ここから本題。
 今回のレビューは、「HG BUILD FIGHTERS」の「026 ガンダムアメイジングレッドウォーリア」を紹介します。ここ暫く「ガンダムビルドファイターズトライ」関連ガンプラののレビューが続きましたが、ようやく今年の新作に突入です(笑)。
 管理人は「プラモ狂四郎」はコミックボンボンでの連載時に読んでいなかったのですが、「超戦士ガンダム野郎」はコミックボンボンで連載していた当時に毎月読んでいました。当時はSDガンダムブーム真っ只中だっただけに、レッドウォーリアを発展させたガンプラやレッドウォーリアをモチーフにしたキャラクターは、武者、騎士、コマンド等のシリーズをを問わずに多数登場しましたが、それから約20年の時を経てレッドウォーリアが再び活躍の機会を得られた事は、当時を知る身としては感慨深いものが有ります。
(´-`).。oO(20年前にそういう思い出が無かったら、これは買ってなかったと思う…)

関連記事:
 ・セブン-イレブン限定「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム『ゴールドインジェクションカラー』」レビュー(2015年3月4日更新)
 ・HG BUILD CUSTOM「015 ライトニングバックウェポンシステム」レビュー(2015年2月13日更新)
 ・HG BUILD FIGHTERS「020 ライトニングガンダム」レビュー(2015年2月9日更新)


※画像をクリックすると、元のサイズで表示されます。
※画像のキットは、素組みした物に細かい塗装とスミ入れを施したものです。実際の商品とは仕様が異なります。


■作品概要 ~ガンダムビルドファイターズトライとは~
 「ガンダムビルドファイターズトライ」は、2014年10月8日よりテレビ東京系全国ネットで放送が開始された(本記事掲載時点において放送中)ロボットアニメで、「機動戦士ガンダム」シリーズのTVアニメの1つです。また、放送日の夜からは、公式サイト等において1週間限定の動画配信も行われています。
 物語は、「ガンダムビルドファイターズ」から7年後の世界を舞台に、前作の主人公「イオリ・セイ」の母校である「聖鳳学園」のガンプラバトル部が「チーム トライ・ファイターズ」を結成し、全日本ガンプラバトル選手権の優勝を目指します。

■キット概要
 このキットは、2015年1月10日頃にバンダイよりメーカー希望小売価格1,800円(税別)で発売されました。「ガンダムビルドファイターズ」シリーズに登場するガンプラをプラキット化する「HG BUILD FIGHTERS」シリーズの第26弾キットです。
 キットの内容は、「メイジン・カワグチ」が使用する「ガンダムアメイジングレッドウォーリア」を、完全新規で立体化しています。ガンプラの定番である全身フル可動とプロポーションの両立を図っている他に、劇中で使用している武器等も付属しています。




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 パッケージ表面。パッケージは厚紙製のボックスに厚紙製のフタをする、ガンプラのパッケージでは定番の仕様です。
 ボックスのサイズは縦約19cm×横約30cm×高さ約6.5cmで、同じ価格帯の「HG」シリーズのパッケージとしては標準的なサイズです。
 イラストは、「ハイパーバズーカ」で射撃を行うガンダムアメイジングレッドウォーリアが描かれています。




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 パッケージ側面。
 作品や機体の解説の他に、付属品の紹介や、別売の「HG BUILD FIGHTERS 020 ライトニングガンダム」(以下「ライトニングガンダム」)との対決をイメージした画像も掲載されています。




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 ガンプラの説明書には、パッケージ側面よりも詳しい機体解説やキャラクター紹介が掲載されているのが定番ですが、それは本キットの説明書でも同様となっています。
 ガンダムアメイジングレッドウォーリアの機体解説や武器の説明、このガンプラを使用する「メイジン・カワグチ」のキャラクター紹介の他に、このガンプラの基になった「ガンダム」(以下「ファーストガンダム」)や、ガンダムアメイジングレッドウォーリアの改造元である「レッドウォーリア」に関連して、「パーフェクトガンダムの進化」の解説と、それに関連したモビルスーツの紹介もしています。また、組み立ての際のワンポイントテクニックとして、マーキングシールを使用したリアル感アップの方法を紹介しています。




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 本キットに付属しているシール。
 シールのナンバーは6番まで有ります。1番から3番のシールは頭部とハイパーバズーカのセンサー部分に貼付するもので、4番のシールはフロントスカート中央のグレー部分に貼付するものです。
 5番と6番のシールは胸部と膝に貼付するオリジナルマーキングシールで、劇中のガンダムアメイジングレッドウォーリアには存在しないマーキングです。マーキングの「SK」は、ガンダムアメイジングレッドウォーリアの改造元の「レッドウォーリア」に施されていたデザインで、製作者である「プラモ狂四郎」こと「京田四郎」のイニシャルを模したものです。
 本記事の写真のキットはシールを一切使用しておらず、全て塗装で仕上げています。




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 ガンダムアメイジングレッドウォーリア本体前面。全高は約13.5cmあります。
 このガンプラはプラモ狂四郎が制作した「レッドウォーリア」を改造したガンプラという設定が有りますが、リアル頭身のレッドウォーリアのガンプラは過去に発売された事が無い為、完全新規金型で造られています。レッドウォーリアからの変更点は後述するランドセルへの武器装着箇所の増加やスカートの形状変更等、細かい部分の変更のみにとどまっており、大幅なデザイン変更は行われていません。




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 ガンダムアメイジングレッドウォーリア本体後ろ。
 ランドセルの両側部にはアームが有り、ここに武器を取り付ける事が出来ます。劇中では画像のように、右側にハイパーバズーカ、左側にガンブレイドを取り付けていましたが、後述する他の付属武器を取り付ける事も可能になっています。
 なお、本記事の写真のキットは、色が足りない部分を「ガンダムマーカー」で足すと共に、スミ入れを行っています。また、ゲート痕にも成型色に近い色で塗装を施しています。カラーレシピは以下の通りです。
※塗装
 ・レッド … ガンダムレッド
 ・あずき色 … シャアレッド
 ・イエロー … ガンダムイエロー
 ・グレー … ガンダムグレー
 ・グレー(ゲート痕塗装) … ファントムグレー
 ・シルバー … 三国伝シルバー
※スミ入れ
 ・レッド部分、イエロー部分 … スミ入れ用<ブラウン>
 ・上記の部分以外、異なる色のパーツの境界 … スミ入れ用<ブラック>





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 バストアップ。
 レッドウォーリアは全身がレッド系のカラーで彩られている点が大きな特徴の一つですが、額のブレードアンテナとマスク部分のデザインも他に無い特徴となっています。ガンダムアメイジングレッドウォーリアでも頭部デザインは変更されておらず、レッドウォーリアの頭部そのものと言えるデザインになっています。




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 可動は首、肩、二の腕、肘、手首、腰、股関節、膝、足首が可動します。
 2013年にスタートした「HGオールガンダムプロジェクト」の可動機構が採用されていますが、脚はファーストガンダムのデザインを踏襲したものとなっている為に可動範囲が狭められてしまっています。
 肩アーマー上部に有るバーニアは、後方に90°回す事や、バーニアの向きを上に向ける事が可能です。




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 胸部のイエローのパーツとフロントスカートには3連ミサイルポッドが内蔵されており、本キットではこれらの展開を再現出来ます。
 胸部のミサイルポッドは胴体前面のレッドの装甲とその内側のイエローのパーツを取り外し、イエローのパーツを裏返して取り付け、レッドの装甲を付け直します。フロントスカートのミサイルポッドは下部のパーツを一旦外して少し下に付け直します。
 劇中では胸部ミサイルポッドを使用するシーンが有りましたが、フロントスカートのミサイルポッドを使用するシーンは有りませんでした。




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 付属品一式。
 「ハンドガン」と、それを「ガンブレイド」にする為のブレイドパーツ、「ハイパーバズーカ」、選択式で「ビームライフル甲」と「ビームガトリング」を作るためのパーツ一式、そして「ビームライフル乙」が付属しています。また、これらの武器を持たせる為のハンドパーツも付属しています。
 クリアーイエロー成型のビームサーベルの刃は4本有りますが、説明書では短いものを1本だけ使用するよう指示しており、残る3本は不要パーツとされています。
 これらのパーツの内、ハンドパーツとビームサーベルの刃を除くパーツは「HG BUILD CUSTOM」の「紅ウェポン」(以下「HGBC紅ウェポン」)として、単品での販売もされています。




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 ハイパーバズーカを持たせた状態。
 ランドセルのアームに接続した状態で腋の下から前に出すと共に砲身を伸ばし、グリップを出して持たせます。この装備や持たせ方は改造元のレッドウォーリアと同じですが、ハイパーバズーカをアームから取り外せば、ファーストガンダムが使用したハイパーバズーカのような持たせ方も出来ます。




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 ビームサーベルの刃を右前腕に取り付けた状態。
 レッドウォーリアのビームサーベル発生器は右前腕に取り付けられており、ガンダムアメイジングレッドウォーリアでも同様となっています。説明書では短い刃を取り付けるよう指示されていますが、説明書で不要パーツと指示されている長い刃を取り付ける事も可能です。




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 左前腕にはシールドが装備されています。デザインはファーストガンダムのシールドに似ていますが、サイズが大幅に小さくなっています。先端部分にはバルカンが内蔵されており、発射口のディテールも有ります。
 この装備も改造元のレッドウォーリアと同じですが、サイズが若干縮小されているようです。




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 ガンブレイドを持たせた状態。
 ガンブレイドのブレイドパーツは「ロング」と「ショート」の2種類が有ります。グリップは可動式となっており、剣のように持たせる事も可能です。また、ブレイドパーツを取り付けないと「ハンドガン」になります。




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 ビームライフル甲とビームガトリングを持たせた状態。
 グリップパーツにセンサーカメラとビームライフルパーツを取り付けるとビームライフル甲になります。また、グリップパーツにE-PACとビームガトリングパーツを取り付けるとビームガトリングになります。説明書では画像のように持たせていますが、説明書記載の持たせ方と異なる持たせ方も可能です。




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 ビームライフル乙を持たせた状態。
 他の武器と同様の方法で持たせます。このパーツはビームライフル甲とビームガトリングの強化パーツにもなります。




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 ビームライフル乙は、ビームライフル甲やビームガトリングの後部に取り付ける事で、それぞれの武器を強化出来ます。
 グリップが2つ有る為に両手持ちさせる事が出来ますが、ランドセルのアームに取り付けてハイパーバズーカと同様の肩手持ちをさせる事も可能です。




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 ビームライフル乙を取り付けたビームライフル甲やビームガトリングは、ビームライフル乙のピン受け穴を利用してランドセルのアームに取り付けられます。
 もちろん、ビームライフル乙単体での取り付けも可能です。




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 ここからは、アクションポーズの一例を紹介。
 1枚目は、ガンブレイド(ロング)とビームサーベルで、接近戦をイメージしたアクションポーズ。本キットは「バンダイプラモデル アクションベース2」に対応している為、これを用意すれば跳躍しているアクションポーズも簡単に取る事が出来ます。




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 2枚目は、ビームライフル甲とビームライフル乙で銃撃戦をイメージしたアクションポーズ。
 本キットにはハンドガンも付属している為、両手に持たせる銃の組み合わせは様々なバリエーションが選べます。本キットの他にHGBC紅ウェポンも用意すれば、同じ武器を両手に持たせる事が出来るようになり、組み合わせの幅が更に広がります。




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 3枚目は、ハイパーバズーカ、ビームガトリング+ビームライフル乙に4つの3連ミサイルポッド展開で、全弾発射をイメージしたアクションポーズ。
 これも本キットの他にHGBC紅ウェポンを用意すれば、両方の武器を同じ武器に出来るようになる為、組み合わせの幅を更に広げられます。





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 4枚目は、第12話での「ガンダムジエンド」とのバトルの際に行った、ガンブレイドでファングを止めながらハイパーバズーカを発射するポーズを再現。
 劇中ではグリップを持たずにハイパーバズーカを使用しているシーンが有りました。ハイパーバズーカの砲口を横に向けられる角度はあまり広くありませんが、胴体部分の向きを調整する事で、それらしく見えるようになります。




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 セブン-イレブン限定の「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム『ゴールドインジェクションカラー』」と。
 レッドウォーリアはその特徴的なカラーリングや装備、頭部デザインから、一見するとファーストガンダムの改造ガンプラである事が分かりにくいデザインですが、各部の細かいデザインはファーストガンダムのそれを残している部分が多いです。




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 「HG BUILD CUSTOM 015 ライトニングバックウェポンシステム」を装備したライトニングガンダムと、第12話での対決シーンをイメージしたポーズでディスプレイ。
 メイジン・カワグチは「ガンダムジエンド」とのバトルに敗れて自信を失ったコウサカ・ユウマを立ち直らせるべく、ユウマにはガンダムアメイジングレッドウォーリアを使わせ、自らはバトルでの損傷を直していないライトニングガンダムを使用するというハンディを与えた上でのガンプラバトルを行います。ガンダムアメイジングレッドウォーリアは圧倒的に高い性能を有しているにもかかわらずライトニングガンダムに敗れてしまった事で、ユウマは自分の改善すべき点が心の弱さである事を知って立ち直ります。




 以上、ガンダムアメイジングレッドウォーリアでした。

 ガンダムアメイジングレッドウォーリア本体は、ファーストガンダムをデザインのルーツにしているがゆえのシンプルなデザインの為、立たせ易く動かし易いものになっています。それに加えて付属武器の多さから様々な武器や装備のバリエーションを作る事が出来るので、様々な武器を作って、装備して、アクションポーズで遊べるという、プレイバリューの高いキットになっています。余った武器は他のHGのガンプラに持たせて遊ぶ事も出来ますし、またHGBC紅ウェポンを別に購入すれば装備のバリエーションを更に増やす事が出来るので、これらを用意すれば更に遊びの幅を広げられます。
 ただ残念なのが本体の関節の可動範囲で、HGオールガンダムプロジェクトの可動機構を採用しているにもかかわらず、ファーストガンダムのデザインが残されている部分が一部の可動範囲を狭めています。これはファーストガンダムを改造元にしているという設定やそれに基づくデザインの関係上、やむを得ない点であるとも思います。
 SD版レッドウォーリアやそれをモチーフにしたキャラクターのガンプラはこれまでに幾つも発売されましたが、リアル頭身のレッドウォーリアがガンプラ化されたのは、これが初となります。技術の有る人は、改造を施して改造元のレッドウォーリアを再現するという楽しみ方も出来ると思います。