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 12月も折り返しに突入です。
 今月は12日に、「ユナイトウォーリアーズ」シリーズの「UW03 ガーディアン」(タカラトミーモール限定)と、「UW04 デバスター」が発売されました。管理人は両方とも発売前に予約し、そして発売日当日に自宅に届いたのですが、久々の大型合体トイという事で、ここ数日は変形・合体に頭を悩ませながらも一通り楽しく遊んでました。
 この2体のトイのレビューは近日中に書こうと思ってますが、他にもレビュー記事を書きたいトランスフォーマートイが色々有るので、掲載は来年になるかもしれません…(汗)。

 さて、ここから本題。
 今回のレビューは、2014年度のTCCのクラブストア限定トイである「TRANS-MUTATE(トランスミューテイト)」を紹介します。
 このトイは昨年TCCのクラブストアで販売が開始されましたが、本記事掲載時点においても在庫が有り、また日本の輸入トイショップにも多くの在庫が有ります。今回管理人は日本の輸入トイショップで購入しました。
 このトランスミューテイトが活躍する昨年のTCC会報内コミック「Alone Together」は、日本のトランスフォーマーコミックを多数手がけてきた事で著名な「津島直人」先生が作画を担当されており、それだけでも日本のトランスフォーマーファンにとっては注目すべき事だったと思うのですが、管理人は会報を貰っていたにもかかわらず、これまで全く読まずにいました。同人誌企画の訳文添削をして行く中で読む気が強くなって行き、ようやく先日全話一気読みしたのですが、作画は津島先生ならではのダイナミックに魅せる作画が魅力的だったのに加えて、登場キャラクターも1988年に刊行されたアメコミ「THE TRANSFORMERS in 3-D」を初出とする「デストラクトン(DESTRUCTON)」のメンバーをリメイクしたキャラクターが敵として登場するという、TCCならではのキャラクターチョイスがなされていました。
 「Alone Together」は既に完結していますが、TCCのクラブストアでバックナンバーの購入が出来る為、現在はそれで読む事が出来ます。また、現在は会報1年分を纏めたコレクテッド・エディションの刊行が順次進められている為、数年後には今よりも割安な費用で読めるようになるかもしれません…。

関連記事:Transformers Collectors' Club限定「RAMPAGE」レビュー(2014年6月17日更新)

関連リンク:2014 Transformers Club Exclusive Trans-mutate (1 pc)(TCCクラブストア)


※写真をクリックすると、元のサイズで表示されます。
※「RAMPAGE」は、別売りです。
※一部の写真には、別売りの「di:stage」を使用して撮影したものが有ります。


■キャラクター設定
 「トランスミューテイト(TRANS-MUTATE)」は、Transformers Collectors' Club(以下「TCC」)の会報第55号~60号に連載されたコミック「ALONE TOGETHER(アローン・トゥゲザー、訳:二人きり)」に登場するキャラクターで、本作のメインキャラクターの1人です。
 作中では、マキシマル(MAXIMAL)のレジスタンスの一人として登場し、仲間達と共に、投獄されているリーダーの「ダイノボット(DINOBOT)」を救出しますが、監獄から脱出する途中で捕らえられてしまい、サイバトロン星より遥か遠くの小さな惑星である「LGC-8803」に追放されてしまいます。かつて監獄で出逢った「ランページ(RAMPAGE)」とLGC-8803で再会した後は、彼と行動を共にします。

■トイ概要
 このトイは2014年度のTCCクラブストア限定トイの1体として、2014年5月24日(日本時間)より、59アメリカドルで販売を開始しました。
 トイの仕様は、2011年に「トランスフォーマープライム ファーストエディション」の1体として発売された「アーシー」(以下「FEアーシー」)をベースに、本トイオリジナルのカラーリングへの仕様変更が行われています。




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 パッケージアート。ボックスのサイズは縦約25cm×横約19cm×奥行約8.5cmとなっています。
 パッケージは過去にTCCクラブストアで限定販売されたトイと同様の化粧箱型パッケージですが、縦長に大きいものとなっています。これは後述する2014年のTCC無料配布トイである「RAMPAGE(ランページ、以下カナ表記)」を収納可能な構造になっている事によるものです。
 パッケージイラストは、トランスミューテイトとランページの顔が向かい合っているイラストとなっており、イラストからも2体のトイの関連性の高さが窺えるものになっています。




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 パッケージを斜め上から見た写真。
 両側面にはトイの写真とキャラクター名に関する記載が有り、上面にはTCC入会を勧めるメッセージや、TCCの事務所の所在地が記載されています。




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 パッケージ底面には、上面と同じ内容が記載されています。



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 蓋を取り外した、パッケージの内側。
 トランスミューテイト本体とキャラクターカードが見えるように収納されています。




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 キャラクターカードと、その下に有る収納スペースのスポンジの中央部分を取り外した状態。
 このスペースはランページをを収納する為のスペースです。




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 ランページを収納した状態。
 ランページはロボットモードで収納します。




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 内容物一式。
 トランスミューテイト本体とキャラクターカードの他に、説明書が入っています。説明書はビニール製の袋に封入された状態で、スポンジの下に入っていました。




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 取扱説明書は、両面に印刷されています。タイトルロゴはボットコン限定トイやTCC限定トイを人一括りにしたシリーズである「TRANSFORMERS TIMELINES(トランスフォーマー タイムライン)」となっており、説明書はこのトイの為に作られた物です。
 説明書は、表面にビークルモードからロボットモードへの変形手順が記載されており、また裏面にはロボットモードからビークルモードへの変形手順が記載されています。




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 ビークルモード。バイクに変形します。
 形状はFEアーシーと同一です。カラーリングは「ビーストウォーズメタルス」に登場した同名のキャラクターに似た、エメラルドグリーンとサンドブラウンをメインにしたカラーリングになっています。
 TCC会報第55号に掲載された「MTMTE」のトランスミューテイトの紹介文の中には、「彼女はフレームが脆く、トランスフォームするとフレームがダメージを受ける為、基本的にロボットモードのままでいる」という内容の記述が有ります。しかしながら、コミックでは一度だけこの形態に変形していました。




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 ビークルモード底面。
 左側部にはスタンドが有り、自立の補助をしています。



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 ランページのビークルモードと。
 トランスミューテイトとランページの仕様変更元のトイは同じ価格帯で販売されていましたが、ビークルモードのボリュームは大きく異なっています。本トイのボックスにランページを収納する際にはロボットモードにしなければならないのは、ビークルモードのボリュームが原因と思われます。




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 ロボットモード前面。全高は約15cmあります。
 変形機構はFEアーシーと同一です。ビークルモードの車体中央部分が上半身に変形し、車体後部と底部が脚に変形します。車体前部の両側部が胸になる事で、細身のプロポーションと合わせて女性らしいフォルムを形成しています。




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 ロボットモード後ろ。
 フロントガラスやフロントタイヤは背部のパーツになります。




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 ロボットモードのバストアップ。
 形状はFEアーシーと同一で、カラーリングのみが変更されています。肩のマキシマルのエンブレムは、ビークルモード時の見た目を重視している関係で、ロボットモード時には上下が逆の状態になります。




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 後頭部に有るクリアーパーツは、目と一体成型になっています。
 説明書には記載されていませんが、この部分は集光装置になっており、光を当てると目が発光します。




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 ロボットモードの可動は首、肩、二の腕、肘、手首、腰、股関節、太腿、膝が可動します。
 肩の可動範囲はデザインの関係上あまり広くありませんが、その一方で股関節の可動範囲は広く、脚を大きく開いた様々なポーズを取る事が可能です。




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 ビークルモード時に車体側部に付いているブレードは、ロボットモード時に両腕に装備する事が可能です。




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 ブレードを取り付けるピン受け穴は、近年のトランスフォーマートイでは定番の5mm径のピン受け穴の為、ここにランページのカノンや、その他の5mm径のピンが有る武器を取り付ける事が可能です。




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 ブレードで敵を攻撃するアクションポーズの一例。
 「Alone Together」は戦闘シーンがそれほど多くない作品だった事もあって、トランスミューテイトが作中でこのブレードを使用したのは、「デストラクトン(DESTRUCTON)」のメンバーの一人の「メデューサ(MEDUSA)」との、二度の戦いの中でのみでした。




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 ランページのロボットモードと。
 ロボットモードでもビークルモードと同様に、ボリュームの差が有ります。




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 ランページとトランスミューテイトが共闘するイメージでディスプレイ。
 ランページの予言通りにLGC-8803で再会した二人は、その後の物語の中で強い絆を作って行きます。




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 ビークルモードのトランスミューテイトにランページを乗せた状態。
 画像を見ての通り、ランページのサイズが大きくて上手く乗せられませんでした(笑)。「EZコレクション」より少し大きいくらいのトイ・フィギュアなら、上手く乗せられるのではないかと思います。




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 TCC会報第65号の表紙を飾ったランページとトランスミューテイトのイラストを、可能な限り再現。
 塞ぎ込んでいるランページを、心配そうな目で見つめるトランスミューテイトが印象的なイラストです。




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 付属のキャラクターカード。サイズやデザインは近年のTCCやボットコン限定トイの定番となっているサイズとデザインで、縦約9.5cm×横約14cmの厚紙に片面だけ印刷がされたものとなっています。トランスミューテイトのイラストは、MTMTEのバイオと一緒に掲載されたイラストと同一のものが使用されています。
 記載されているキャラクターバイオの訳文は下記の通りです(意訳を含んでいます)。火力が「10+」と抜きん出て高いのは、トランスミューテイトを中心に渦巻いている破壊的エネルギーが理由と思われます。コミックではこのエネルギーが、デストラクトンのリーダーである「ロード・インペリアス・デリリアス」(LORD IMPERIOUS DELIRIOUS)との戦いにおける逆転の鍵となっていました。

トランスミューテイト

(役割)マキシマルのフリーダム・ファイター(自由の為に戦う戦士)

テクニカルデータ
 体力:8  知力:6  速度:8  耐久力:10  地位:3  勇気:9  火力:10+  技能:6

「生命は傷つけるものではないわ。驚くべきものよ。」

明るい性格のトランスミューテイトの周りに全てを破壊してしまう破壊的エネルギーの大渦が渦巻いているという事など、到底すぐに分かるものではない。少数のロボット達が、彼女のその力を私利私欲の為にどう使うか悩んでいた一方で、トランスミューテイトはそんな事を悩まず、代わりに彼女が出逢った全ての者の美しさに注目していた。ありふれたものであっても、彼女にとっては満足するほど不思議なものなのだ。彼女はこれまでに、彼女を構成する入り組んだ回路やメモリーバスやダイオードを研究する為に被せられたパネルを、何度も取り除いてきた。彼女が他のマキシマル達と対話する方法には違いなど何も無いが、新しく知り合った者については、各々を調査対象のようなものとして扱っている。その場合であっても、彼女は自身に魅惑の瞬間をもたらす「モンスター」として興味を持っている事が多いのだ。





 以上、TCC限定トランスミューテイトでした。

 トイはFEアーシーからカラーリングのみを変更しただけものなので、FEアーシーの秀逸な変形機構とプロポーションは、当然ながらそのまま残されています。しかしながら、付属武器が両腕のブレードしか無い事に加えて手には武器を持たせられないという点もFEアーシーと同じ為、他のトイの武器を流用するような拡張式の遊びはしづらくなっています。
 コミックでのトランスミューテイトはランページと共に大活躍している為、ランページが有れば、コミックでの様々なシーンをイメージしたディスプレイで楽しむ事が出来ます。